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「ケンモメン」の意味・元ネタ【使い方や例文】

このケンモメンという言葉は、発祥元の有名な大型の掲示板以外でも見掛けることがありますが、どんな意味で使っているのでしょうか。

ケンモメン

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「ケンモメン」の意味・元ネタ【使い方や例文】>


目次

  • 「ケンモメン」の意味とは?
  • 「ケンモメン」の元ネタとは?
  • 「ケンモメン」の言葉の使い方
  • 「ケンモメン」を使った例文と解釈
  • 現在では違う意味で使われることも?


「ケンモメン」の意味とは?

「ケンモメン」の意味とは?

ケンモメンとは、漢字では「嫌儲民」と表記します。

「嫌」をそのまま「ケン」「儲」「モ」(もうけるの頭文字)、「民」「メン」(ミンの言い換え、または、男の民=「マン」の複数形という説も)と読み、そのままでは、「儲けるのが嫌いな民」という意味になってしまいますが、そうではなく、「商行為を嫌う民」という意味に解釈します。

この民とは、2chという有名な大型の掲示板をよく利用している人たち(住人)のことで、そのような人の中で、2chに書き込まれた内容を商行為に利用することを極端に嫌っている人を指す言葉です。



「ケンモメン」の元ネタとは?

「ケンモメン」の元ネタとは?

ケンモメンという言葉の元ネタは、2ch内の「ニュース速報(嫌儲)」という掲示板の存在からです。

ここには、前述した2chに内容を元に商行為(主にまとめサイトなどのアフィリエイト)を嫌っている人が集まっており、この掲示板内の発言は一切転載禁止とされています。

その掲示板の住人を、ニュース速報(嫌儲)のタイトルから、「嫌儲民」と呼んでおり、その読み方が「ケンモメン」という訳です。

「ケンモメン」の言葉の使い方

「ケンモメン」の言葉の使い方

ケンモメンという言葉は、そのような人たちを指して使うことがほとんどです。

自らがそうだと使うことは滅多にありません。

それは、ケンモメンには、「いちいち(人のアフィリエイトなどに口を出す)うるさい奴」という意味も大いに込められている為、滅多に自分がそうだと使うことはありません。



「ケンモメン」を使った例文と解釈

「ケンモメン」を使った例文と解釈

ケンモメンが常駐しているニュース速報(嫌儲)という掲示板は、俗称で「隔離板」とも呼ばれています。

ケンモメンではない人は、「うるさい奴らをそこに隔離している」と解釈しています。

2chの内容を利用した商行為は、特に禁止という訳ではありませんが、ケンモメンの人たちは、「自分たちの発言がそのようなこと(人の儲け)に利用されるのが嫌だ」と考えている訳です。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「ケンモメンなら、隔離板に逝けよ」

明らかにケンモメンと思われる人が(発言の内容から察するに)、他の掲示板に書き込みをして、転載は禁止などと書いた時に発言される例です。

2chは基本的にみんなで自由に利用する掲示板で、自分の書き込みに対して著作権や版権を主張することはできません。

そこが2chの魅力だと考えている人も多い為、ケンモメンへのこのような発言はよく見掛けます。

例文2

「さすがケンモメン。巣の外じゃ大人しいわw」

これも、ケンモメンを嫌う人の発言例です。

そのような人が集まっているニュース速報(嫌儲)板を「巣」と表現し、そこ以外で書くと転載される可能性があるので、大人しくしている様子を揶揄されています。

現在では違う意味で使われることも?

現在では違う意味で使われることも?

ケンモメンについては、ここまでに説明してきた通りですが、現在では、2chが一切絡まないことについても、このケンモメンという言葉が使われるようになりました。

その場合の意味は、ネット上での「アフィリエイトなどの商行全体が嫌い」だと解釈してください。

本来の使い方とは違いますが、「嫌儲民」という漢字表記から、そういう使い方をしてもおかしくはないと言えるでしょう。

icon まとめ

ケンモメンは、2chの中で嫌われている存在だと考えていいでしょう。

しかし、彼らの結束は固く、転載禁止の掲示板からの転載を見付けた日には、そのサイトへの嫌がらせや荒らし行為をも厭わないほどです。

ごく普通に2chを利用している人は、あまり関わらない方がいいかも知れません。