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「鬼電」の意味・読み方【使い方や例文】

鬼電という言葉は、携帯電話が一般に普及し始めた頃から聞くようになった言葉です。

鬼電

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「鬼電」の意味・読み方【使い方や例文】>


目次

  • 「鬼電」の意味とは?
  • 「鬼電」の語源
  • 「鬼電」の言葉の使い方
  • 「鬼電」を使った例文と解釈
  • 「鬼電」の回数に定義はある?
  • 「鬼電」する心理


「鬼電」の意味とは?

「鬼電」の意味とは?

鬼電とは、1人に対してかなりの回数の電話を集中的に掛けることです。

どのような状況でそういったことをするのかと言えば、どうしても電話に出て欲しい時や、相手が雑踏の中に居ることが予想されるので、何度も鳴らさないと気付かないだろうと考えて行うことが多いです。

掛けている方は、困っているという場合がほとんどですが、掛けられている側は、全く気付いていない、または、遭えて無視していることもあります。



「鬼電」の語源

「鬼電」の語源

鬼電という言葉の語源は、「鬼のように電話を掛けまくる」という、この言葉が意味する行為そのものからです。

鬼のようにとまで言うほどなので、何度かコール音を鳴らして、出なければ一度切り、その後にまたすぐ同じ番号まで掛けるといったことを繰り返すくらいの頻度で掛けられた時だと考えていいでしょう。

「鬼電」の言葉の使い方

「鬼電」の言葉の使い方

鬼電という言葉は、それを掛けている(掛けた)方より、掛けられた側が使うことが多い言葉だと言えるでしょう。

掛けている方はそこまでだと思っていなくても、掛けられた側がそう思えば、「鬼電」として成立すると考えてください。

つまり、掛けられた側の捉え方次第だということです。



「鬼電」を使った例文と解釈

「鬼電」を使った例文と解釈

鬼電という言葉に、あまりいいイメージはないでしょう。

この言葉の意味を知っている大抵の人は、この言葉に対して、「しつこい」「いい加減にして欲しい」などというイメージがあると推測されます。

現在のように、1人に1台と言っても過言ではないほど携帯電話が普及し、電話は一家に一台という時代と比べると、直接本人に掛けることができるようになり、とても便利になりましたが、携帯電話であれば、本人以外は出ない(基本的に他の人間の迷惑にはならない)という点から、この鬼電が行われるようになったとも言えるかも知れません。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「起きたら、友達から鬼電が入ってた」

寝ている間に鳴っていた電話に気付かず、起きて電話を見たら、その友達からの着信記録が膨大に残っていたというケースです。

最近では着信音を鳴らさないように設定している人も多いので、特に珍しいことでもありませんが、起き掛けからガッカリするシチュエーションかも知れません。

例文2

「さっきからずっと会社から鬼電だよ…」

仕事中に外出している時に、会社から用事があって何度も電話が掛かってきているというケースですが、なかなか出ないので、鬼電になっているという状態です。

鬼電だと分かっているので、何かしらの出たくない理由があるものと思われますが、後から気付いたのではなく、現在進行形の場合には、どのような理由があれ、掛けている方のことも少しは考えないといけません。

例文3

「あいつはいつもなかなか電話に出ないから、これから出るまで鬼電だ」

掛ける側が鬼電という言葉を使う一例です。

"鬼電攻撃だ"のような応用も利き、出るまで電話してやるという気持ちが汲み取れる文章となっています。

こちらの場合には、掛けられた側のことも少しは考えるべきでしょう。

「鬼電」の回数に定義はある?

「鬼電」の回数に定義はある?

鬼電には、特にどれくらいの頻度からそれに該当するのかといった定義はありません。

掛けられた側がそう感じれば、その時点で鬼電だと考えていいでしょう。

1時間に3、4回も同じ人から着信があれば、もう鬼電だと考える人も居るのに対し、10分間に5回以上はないと、そうとは思わないという人も居ます。

「鬼電」する心理

「鬼電」する心理

鬼電をしてしまうのは、それだけ相手に電話に出て欲しいからに他なりません。

しかし、中には(恐らく)出ないと分かっていて、その上で鬼電をしているようなケースもあります。

以下に、鬼電をする時の代表的な心理を挙げてみたいと思います、 「早く電話に出て欲しい」 上にも書きましたが、これが鬼電をする基本的な心理です。

ただし、あまりに頻度が高い、途中でその着信に気付いたものの、しつこいからと無視し続けられてしまうこともあるので注意が必要です。

着信に気が付けば掛け直してくる相手の場合には、せいぜい一度に2回程度にしておきましょう。

多く掛けるほど逆効果になることもあるのです。

「出ないと分かっていての嫌がらせ」

同じ人からの膨大な着信履歴を見て、嫌な気分になる人も多いでしょう。

それを狙って、(まず)出ないと分かっているの、嫌がらせでに鬼電をする人も居るのが実情です。

これについては、それだけのことをされる原因が掛けられる側にあることも考えられるので、何とも言えないところです。

ただし、あまり気持ちいい行為ではないことは確かです。

icon まとめ

鬼電は、なかなか電話に気付かない相手(そのような環境に居る場合も含めて)には有効な手段です。

しかし、度が過ぎると、その気はなくても嫌がらせだと思われてしまう可能性があるので気を付けてください。