「これで勝つる」の意味・元ネタ【使い方や例文】
これで勝つるという言葉は、対戦形式のゲームで、確実に有利になった(勝利目前の)側がよく使う言葉です。
目次
- 「これで勝つる」の意味とは?
- 「これで勝つる」の元ネタとは?
- 「これで勝つる」の言葉の使い方
- 「これで勝つる」を使った例文と解釈
- その他のブロントさんの名言
「これで勝つる」の意味とは?
これで勝つるとは、ゲームで「これで勝ちだ」、「もう勝った」というシチュエーションで使います。
基本的に勝利を目前にした時に使う言葉ですが、多少有利になった程度でも、本人が勝ったと思えば使って構いません。
特に、何かのアイテムなどを手に入れたり、助っ人の登場などによって勝ちに近付いた時に使うと効果的です。
一番最初に使われた時は、その後者が要因でした。
「これで勝つる」の元ネタとは?
これで勝つるの元ネタは、2005年にFF11(ファイナルファンタジー11)というオンラインゲームで、ブロントさん(設定で、同ゲームの二次創作キャラクターとされていました)と呼ばれていたプレイヤーが、思わぬ仲間の登場によって、「これで勝つる!」と発言したことです。
その為、それからしばらくは、何かの要因によって勝利に近付いた時に使う言葉として理解されていましたが、そのうち、最初に書いたように、このままいけば勝ちだと分かった時にも使うようになりました。
「これで勝つ」+「もう勝てる」が語源だと言われていますが、ブロントさんが自らそう発言した訳ではないので、定かではありません。
「これで勝つる」の言葉の使い方
これで勝つるは、ゲームで自分(側)が勝ったと思った(確信した)時に使う言葉なので、無闇に連発してはいけません。
使う時には、何かしらのきっかけがないと、仲間と冒険するタイプのゲームでは、いきなりそう言われても相手が困ってしまいます。
(何か劇的なことでもあったのか?と)
「これで勝つる」を使った例文と解釈
この言葉は、「艦隊これくしょん」というゲームの谷風というキャラクターの決めセリフにもなっています。
母港に戻って補給をした時に、必ずこのセリフを言います。
最近になってこの言葉を知った人は、これが元ネタかと思っているかも知れませんが、それは誤りです。
何故なら、艦隊これくしょんがリリースされたのは2013年で、明らかにFF11でのネタの方が早いからです。
その他のブロントさんの名言
これで勝つるをいう言葉を生み出したブロントさんは、その他にもゲームで使える数々の用語を誕生させています。
どれも、それを聞いた人が今でも好んで使っている名言ばかりです。
- 「時既に時間切れ」【ときすでにじかんぎれ】
- 「どちかというと大反対」【どちかというとだいはんたい】
- 「致命的な致命傷」【ちめいてきなちめいしょう】
- 「明白に明瞭」【めいはくにめいりょう】
- 「破壊力ばつ牛ン」【はかいりょくばつぎゅん】
「時既に時間切れ」【ときすでにじかんぎれ】
もう、それを行う時間がないという時に使う言葉です。
「時既に遅し」が語源になっているのは明白ですが、それを更に強調した言葉として有名です。
「どちかというと大反対」【どちかというとだいはんたい】
パーティの中で意見を出し合うような場面で、絶対に反対だという時に使う言葉です。
「どちらかというと」という前置きを付けた上で、大反対だという「絶対に嫌だ」ということを強調したい時に使います。
「致命的な致命傷」【ちめいてきなちめいしょう】
完全に致命的だという表現になります。
致命傷の更に上をいく表現として、ゲーム内では普通に使われるようになりました。
「明白に明瞭」【めいはくにめいりょう】
これも上の例と同様で、分かり切ったことだということを強調して言いたい時に使います。
人に対して使う時には、「これだけ言っているのに分からないのか?」というニュアンスが大いに含まれています。
「破壊力ばつ牛ン」【はかいりょくばつぎゅん】
ものすごい威力の武器を手に入れた時などに使う言葉です。
「抜群」を「ばつ牛(ぎゅう)ン」と砕けた表現にしていることで、一見ではふざけているように見えてしまいますが、本当にすごい武器などを入手した時に使います。
これで勝つるは、今では色々なゲームにおいて普通に使われる言葉となっています。
その他に生み出した言葉も合わせて、ブロントさんという人物が、いかに名言を生み出す人だったのかが分かります。