「モヤる」の意味とは?使い方や例文を紹介!
世界中にはたくさんの言語があるとされています。
その中でも日本語の難しさは世界トップ10に入ると言われるほど難しい言語と言われております。
その理由としては、使う相手や立場によって言葉を使い分けたり、ひらがな、かたかな、漢字など覚えるこちがたくさんあることなどがあげられます。
また、日本語は日々新しいものが生み出され、使われております。
昔は辞書には載っていなかった言葉でも、若者が使うようになりだんだんと様々な世代の人が使いだし、辞書に載った言葉も今までにたくさんあります。
こういった新しい言語が日々生まれていることも難しいと言われる理由のひとつなのかもしれません。
今回は、このような新しい言語である新語の「モヤる」について触れていきたいと思います。
目次
- 「モヤる」の意味とは?
- 「モヤる」の語源
- 「モヤる」の言葉の使い方
- 「モヤる」を使った例文や短文
- 「モヤる」と「もにょる」は違う意味?
「モヤる」の意味とは?
「モヤる」とは2018年の新語で、「モヤモヤする」を略した言葉です。
意味としては従来の「モヤモヤする」からきており「不安や不満、怒り」等の負の感情を表現する際に用いられます。
「モヤる」の語源
前項でも紹介したように「モヤる」は「モヤモヤする」からきているとされています。
「もやる」の元々の意味としては「靄る」で、霧がかかっている様子を表す際に使われていました。
それが、まるで心に霧がかかっているように感情や思考が捉えきれない漠然とした不明瞭な感情を指す「モヤモヤする」という表現に使われるようになり、最近では更にそれが省略されるようになって「モヤる」として使われているようです。
「モヤる」の言葉の使い方
前項までの説明を読んでいただければ、「モヤる」の意味が理解してもらえたかと思います。
しかし実際にはどのように使えばいいかわからない方も多いかと思います。
また意味がわかっていても使い方や使う場面を間違えてしまえば恥をかいてしまいます。
「モヤる」を使う場面としては心の中にあり漠然的な不安・怒り・憤りなどを表現する場合に使います。
次項では、実際にどのように使われているのかいくつかの例文や短文を紹介していますのでご覧ください。
「モヤる」を使った例文や短文
ここから下は実際に会話で使われていたりTwitterで使われていた、「モヤる」の例文を紹介しています。
- 「モヤる」の例文1
- 「モヤる」の例文2
- 「モヤる」の例文3
「モヤる」の例文1
「このドラマ最終回はモヤる」
今まで楽しみに見ていたドラマの最終回が自分の思い描いていたものと違ったり、最終的にどうなったのかがよくわからなかったりしたことがある方もいるのではないでしょうか。
そういった時の感情を表現しているのがこの例文です。
こういうドラマは続編を期待してしまったりしますが、最終回にモヤるドラマはたいてい続編はないことが多いような気がします。
今まで楽しませてくれたドラマには視聴者が満足するような終わり方をお願いしたいものです。
「モヤる」の例文2
「彼女のインスタグラムを見るとモヤる」
SNSで見る人がモヤる投稿は意外と多いものです。
例えば、おいしそうな料理の端に明らかに男性の手や腕時計、靴などをわざと映して彼氏や男性の存在をにおわせる投稿です。
こういう投稿は女性にとってモヤる投稿の一つと言われています。
また、インスタ映えを気にしすぎて立ち入り禁止の場所で撮影した写真などをアップしているのもモヤる投稿の一つで見ている人をモヤモヤさせてしまいます。
さらにメンヘラ系の子に多い病んでいる系の投稿もモヤる投稿であるとされています。
「大丈夫?」と言われるのを待っている投稿が頻繁に続いているとモヤってしまう人が多いようです。
こういったインスタグラムを見てしまったときの言葉が「彼女のインスタグラムを見るとモヤる」だったのでしょう。
「モヤる」の例文3
「週に4回も同じ子が遊びに来ているのに親からは何の連絡がないのはモヤる」
おそらく子供がいる主婦の発言なのでしょう。
子供の友達が家に遊びにくることはしょうがないにしても週のうち4回もきていると、おやつをだしたり家がちらかったりと大変なものです。
少なくとも迷惑をかけている限り連絡の一つは欲しいところですが、その連絡すらない状態で憤りを感じているようですね。
いくら子供同士の約束であったとしても親の常識や思いやりは必要です。
他人をモヤらせないよう最低限のマナーを身に付けて欲しいものです。
「モヤる」と「もにょる」は違う意味?
「モヤる」とよく似た言葉で「もにょる」というものがあります。
では、どういう意味でどういった違いがあるのでしょうか。
「もにょる」とは「もにょもにょする」の略語で最悪とまではいかないが良くもないという感情を表す時に使われる言葉です。
感情の不快さからいうと、「もにょる」よりも「モヤる」の方が不快度が高いと言えます。
また、別の意味では、もにょもにょと口ごもる様子を表すときにも「もにょる」が使われることもあるようです。
今回は「モヤる」について触れてきましたが、意味や使い方は理解していただけたでしょうか。
はじめにも伝えた通り新しい言葉は次々に生まれています。
新しい言葉についていくのは大変ですが、現代にはインターネットというとても便利なツールがあります。
インターネットを利用して、意味や使い方のわからない言葉はすぐに調べることを心がけましょう。