「もうだめぽ」の意味【使い方や例文】
この「もうだめぽ」は、ネット上で盛んに使われている言葉です。
その意味や、使い方を見ていきましょう。
目次
- 「もうだめぽ」の意味とは?
- 「もうだめぽ」の元ネタは?
- 「もうだめぽ」の言葉の使い方
- 「もうだめぽ」を使った例文や短文
- 「もうだめぽ」はもう死語?
「もうだめぽ」の意味とは?
もうだめぽという言葉は、これは本当に駄目だと思った時に使います。
ですが、特に強くそう思った時だけに使うという訳でもなく、軽い気持ちで使われることも多いです。
その為、使い時が多い言葉なので、今でもSNSや有名な大型の掲示板でよく見掛ける表現です。
初めて見た場合でも、そのままのイメージで解釈できる点が広く普及した理由だと言っていいでしょう。
「もうだめぽ」の元ネタは?
この言葉の元ネタは、過去に有名な大型の掲示板で、ファイル交換ソフトを使った市販ソフトの違法なやり取りによって逮捕されてしまった人が、最後に発した言葉です。
彼は自宅まで警察がやってきて、そこで逮捕される直前まで、その掲示板に今の自分の状況を細かく書き込んでいました。
途中から意味不明が発言(恐らく、焦っていた為)が多くなってきたと思ったら、最後にこの「もうだめぽ」と言い残し、二度とそこに現れることはありませんでした。
恐らく、「もうだめっぽい」と書きたかったのではと噂されていますが、真相は分かりません。
これが、「もうだめぽ」が本当に駄目だという意味で使われるようになったきっかけであり、由来そのものです。
「もうだめぽ」の言葉の使い方
もうためぽは、この言葉が生まれた背景とは裏腹に、今ではちょっとしたことでも使う言葉です。
その響きが面白いことも、軽いことでも使える理由だと考えていいでしょう。
ほとんど場合で、そのような状況になった人が自ら使う言葉です。
自分以外には使い方が難しく、そういった使われ方はほとんど見掛けません。
「もうだめぽ」を使った例文や短文
もうだめぽが使われる場面は、多種多様だと言うことができます。
本当に強く駄目だと思っている時はもちろん、恐らく駄目だなという程度に考えているだけの時でも使えるからです。
実際には、それほど駄目だとは思っていない時に使われることが多くなっており、やはり、言葉の響きにそれほど真剣味がないのがその理由のようです。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「場外馬券場に来たけど、今日は1レースも当たらない。もうだめぽ」
もうだめぽが使われる場面として多いのが、このような、何かを行って駄目だったというシチュエーションです。
最後の捨てセリフのように使うことも多いです。
例文2
「ガソリンスタンドまで、また距離があるのにガス欠だ。完全にもうだめぽ」
もうだめぽという言葉だけでは、それほど駄目だという意味には伝わらないことが多い為、それに「完全に」と付けています。
このような使い方も普通にされています。
例文3
「明日までの提出課題が全く終わらない。もうだめぽ状態」
もうだめぽを使って今の状況を説明する時に、たまに見られる表現の仕方です。
ネット上では書き殴りも多いですが、このように「状態」を付けると、体言止めになり、文章の締めとして多少格好が付きます。
「もうだめぽ」はもう死語?
この言葉が生まれたきっかけとなった、前述のファイル交換ソフトでの逮捕劇は、2001年のことでした。
もうそれからかなり時間が経っている為、死語として考えてもよさそうですが、未だに使われることが多い言葉です。
軽い意味でも使えることと、使えるシチュエーションが広いことから、その当時にはネットをしていなかった(年齢的に)人も、現在普通に使っています。
よって、すっかり定着した、ネットスラングの定番の1つと考えていいでしょう。
もうだめぽは、ちょっとしたことでも使える言葉です。
特に死語という訳でもないので、使いどころさえ誤らなければ、今でもごく普通に使って構いません。