「バッチグー」の意味【使い方や例文】
バッチグーは、昔から聞かれる言葉です。
主に若者が使う言葉ですが、年配の人が使っているのを聞いたことがある人も居るでしょう。
目次
- 「バッチグー」の意味とは?
- 「バッチグー」の元ネタとは?
- 「バッチグー」の言葉の使い方
- 「バッチグー」を使った例文と解釈
- 「バッチグー」を英語にすると?
- 「バッチグー」はもう死語?
「バッチグー」の意味とは?
バッチグーとは、「よし、いいぞ」、「完璧だ」といったシチュエーションで用いられる言葉です。
直接それらの言葉と入れ替えて使用しても構いません。
ですが、軽い語感からも分かるように、それほど厳密に対象のよさを表現している言葉でもありません。
それほどとは思わない場合に気軽に使っても構わない言葉です。
「バッチグー」の元ネタとは?
バッチグーの語源は、「バッチリ」と“good”(グー)を合わせたもので、それだけいいと感じた時に使う為に作られました。
もう昔から使われている言葉で、初出は1990年代に放送されていたバラエティ番組だと言われています。
当時はまだネット環境がそれほど発達しておらず、自宅でインターネットができる人はごく僅か(携帯端末もまだ普及していません)でした。
現在では、流行り言葉はどれもネットを経由して広がっていますが、この言葉は主に口コミで広がったという点が、最近の言葉とは大きく異なる部分だと言うことができます。
「バッチグー」の言葉の使い方
バッチグーは上にも書きましたが、比較的軽く使える言葉です。
語源が語源だけに、どれだけすごい時に使えばいいのかと考えてしまうのは間違いで、語感の軽さの方から使い所を選んでいいでしょう。
言われた方も、それほど褒められていると感じることは少なく、気軽な相づち、挨拶程度だと捉えていい言葉です。
「バッチグー」を使った例文と解釈
バッチグーは、今ではそれほど使われているのを見ません。
さすがに言葉自体が出来てから20年以上も経っているので、好んで使っている人以外は、とっくに古い言葉だと考えているからです。
しかし、その頃を知らないと思われる若者が最近になって、この言葉を使っている場面をたまに見掛けます。
俗に、「流行はブームが去った思った頃にまたやってくる(1周する)」と言われますが、正にそれだと言えそうです。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「その停車位置、バッチグー!」
このような、うまく駐車場に車を留められたという場合に、バッチグーはちょうどいい言葉です。
使える範囲の広い言葉なので、ちょっとしたよかったということを伝える時にピッタリです。
例文2
「とりあえず、バッチグー。まぁ、そんなもんだよね」
語源を無視して、とりあえずという程度でも使っている例ですが、この言葉はこういった使い方でも一向に構いません。
この気軽さがバッチグーという言葉の魅力でもあります。
例文3
「結果的にそうなったのはバッチグーだね!」
結果オーライという時に使ってもいいという例になります。
悪くはないという程度で使ってしまっても構わない言葉なので、それこそ使えるシチュエーションの広さはかなりのものです。
「バッチグー」を英語にすると?
「バッチリ」と“good”(グー)を組み合わせて作られた言葉なので、英語では、“good”の上の表現になる“excellent”(素晴らしい)がちょうどだと考えられますが、それは、語源そのままで解釈する場合です。
それほどの場合でなくても使えることを考慮すると、使われ方によっては、“no bad”(悪くはない、それなりによい)や、“good in moderation”(ほどほどによい)と言い換えた方がいいでしょう。
「バッチグー」はもう死語?
この言葉は、作られてから20年以上経過しているだけに、とっくに死語だと考えている人も多いでしょうが、先にも挙げたように、若者がまた使い始めているという点から、まだまだ現役の言葉だと考えてよさそうです。
昔に流行った言葉が次第に使われなくなり、半ば死語と化した後、このように再び使われるようになるのは、それほど珍しいことでもありません。
バッチグーは、息の長い言葉だと言うことがきます。
何より、色々な時に気軽に使えるという点が、そのロングセラーとなっている理由だと考えることができます。