「雨後の筍」の意味とは!類語など詳しく解釈
皆さんは「雨後の筍」ということわざを耳にしたことがあるでしょうか?
日本語には色々な言葉がありますが、この言葉もその1つで、その意味を知っておくと、とても便利な言葉でもあります。
しかし、めったに使われることがないので、正確な意味を理解されている人は、少ないと思います。
そこでここでは、「雨後の筍」にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「雨後の筍」とは?
- 「雨後の筍」の表現の使い方
- 「雨後の筍」と「どんぐりの背比べ」の違い
- 「雨後の筍」の類語や類義語
「雨後の筍」とは?
「雨後の筍」とは、「同じような物事が次々と現れて出てくる」という意味があることわざです。
雨が降った後は、筍が次々に出てくるところから、意味が転じて「物事が相次いで現れること」という解釈が生まれました。
- 「雨後の筍」の読み方
「雨後の筍」の読み方
「雨後の筍」は「うごのたけのこ」という読み方をなりますので、ここで確認をしてしっかりと覚えておくようにしましょう。
「雨後の筍」の表現の使い方
「雨後の筍」は「物事が相次いで起こる」という意味があるので、特に仕事の場面で同じようなトラブルが起きた時に使うことができる表現です。
しかし、決して悪い意味合いだけでなく、似たようなラッキーなことが続く場合でも使える言葉でもあります。
「雨後の筍」と「どんぐりの背比べ」の違い
「雨後の筍」と比較されやすいことわざに、「どんぐりの背比べ」というものがありますが、これらのことわざには、どのような意味の違いがあるのでしょうか?
「物事が相次いで現れること」という意味を持つ「雨後の筍」と比べると、「どんぐりの背比べ」は、「どれもこれも大したことなくて、優れたものがない」、「どれも似たり寄ったり」という意味になりますので、解釈が異なります。
「雨後の筍」の類語や類義語
「雨後の筍」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「相次いで」【あいついで】
- 「矢継ぎ早」【やつぎばや】
「相次いで」【あいついで】
「相次いで」が「雨後の筍」の類義語になりますが、「複数のものが間を置かずに現れてくる」という意味で使われます。
同じようなことが、僅かな期間の中で発生してくることを意味していますので、ビジネス上で似たようなトラブルが連続的に起こってしまう時に使われることがあります。
決していいことではありませんが、このような時に、「相次いで」が当てはまります。
「矢継ぎ早」【やつぎばや】
「矢継ぎ早」も類義語の1つとして扱うことができるでしょう。
「短い間隔で次々と素早い動作を続けること」というような意味になります。
「取引先から、催促が矢継ぎ早にやって来て大変だ」というような使い方をします。
「雨後の筍」という言葉を見てきましたが、かここで使われいる漢字を見ると、確かに「次々に起こる」という意味が理解できると思います。
このようにことわざは、使われている漢字から、その意味を何となく理解することができるものですが、このことわざを理解して、ビジネスシーンの中で、取り入れてみるのも面白いかもしれません。