「今北産業」の意味・類語【使い方や例文】

「今北産業」の意味とは?

今北産業とは、話がある程度進んでいる掲示板のスレッド(1つの話題だけを語っている流れ)を初めて見た(もしくは、しばらく見ていなかった)時に、誰かに「ここまでの話の流れをできるだけ簡単に説明して欲しい」という意味で使う言葉です。

この「今北産業」とだけ書くことで、すぐに誰かがそれをしてくれる場合も多いですが、その掲示板やスレッドによっては無視されてしまうことも多いので、それほど期待はせずに使うべきだとも言える言葉です。

また、虚偽の内容を伝えられる可能性もある為、きちんと正しく話の流れを知りたい時には、上から順番に自分で読んでくるのが一番です。

「今北産業」の類語や言い換え

今北産業は、全く同じ意味で「iksg」と使われることも多いです。

このiksgは、「i=今」 「k=北」 「s=産」 「g=業」のそれぞれの頭文字をくっ付けた言葉で、スマホなどの携帯端末から「今北産業」と打ち込むのが面倒な場合によく使われます。

「今北産業」の言葉の使い方

今北産業は、ある程度話が進んだスレッドで使う言葉です。

まだその話題について大して語られていない状態で使うと、横着をするなと思われて、全く相手にされないことがほとんどです。

また、過度に進み過ぎてしまっている場合も、とても簡単には表現できないことから、同じく相手にされないことが多いので、使いどころには気を付けないといけません。

「今北産業」を使った例文と解釈

今北産業という言葉は、その言葉が普通に飛び交うような掲示板にある程度慣れている人が使う言葉です。

その手の掲示板では空気を読むということがとても大切になるので、簡単にこの今北産業という言葉を使うべきではないケースも多いので注意してください。

完全に無視されてしまった時には、使うべきではない空気だったのかも知れません。

• 例文1
• 例文2
• 例文3

例文1

「2日ぶり。今北産業」 これは、2日間そのスレットを見ていなかったので、その2日間に何がどんな話があったのかを簡単に説明して欲しいという意味になります。

2日ぶりと先に書いておくことで、一番最初からではなく、この2日間のことだけでいいという意味になり、説明する側も(それなら大して面倒ではないので)それがしやすく、ただ今北産業と書くだけより、返答をもらえやすくなります。

例文2

「今北産業おながいしまつ」 今北産業をネット用語風にした表現です。

実際にも、このように使われているのをよく見掛けます。

説明するまでもないかも知れませんが、「おながいしまつ」は「お願いします」を表現しており、このくだけた所が、いかにもネットでの発言だと言えるでしょう。

例文3

「何度も今北産業、今北産業としつこい!」 一度書いて相手にされなかった人が、この言葉を連発してくる時があります。

そのような人に対して怒っている様子を指しており、このように、しつこく使うと逆効果になってしまうことも覚えておいた方がいいでしょう。

「今北産業」の語源

この今北産業は、「今ここに来たので、ここまでの流れを三行程度で簡単に説明して欲しい」ということを縮めたネットスラングです。

「来た」を「北」、「三行」を「産業」という当て字で表現しているのは、漢字でこの四文字を並べると、そのような名前の会社が本当にあるかの如く、面白いからです。

「今北産業」とは架空の会社?実在する?

「今北産業」という名前の会社が本当に実在するのかという話題は、この言葉をよく見掛けるようになった10年ほど前から盛んに論議されており、一度、実際には存在しないという結論に達しました。

しかし、後になって、東京都の新宿区でこの会社名でレンタルオフィスを借り、携帯電話を使った出会い系事業を行う業者が見付かったいう報告があり、話題になりましたが、現在では廃業した様子です。

その他に、今でもこの今北産業という名前のあたかも実在の会社のようなホームページを見掛けることがありますが、どれも誰かのいたずらです。

(住所や電話番号などで分かります)

先のことは分かりませんが、現時点では、この名前の会社は実在しないと考えていいでしょう。

「今北産業」の英語

この「今北産業」にそのまま相当する英語表現は、スラングでも見当たりません。

この言葉と同様に、「簡単に説明して欲しい」という意味であれば、“easy explain”が一番短く、相手にも分かりやすいでしょう。

三行程度というニュアンスこそ含まれていませんが、かなり近い意味の言葉だと考えて構いません。