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「ピンキリ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

ちょっとした言い回しや日常会話などで使われることのある「ピンキリ」という言葉ですが、みなさんはキチンと意味を理解して聞いていますでしょうか。

私たちは分かったつもりになっていることは意外と多く、いざ意味を第三者に説明するとなると理解できていないことに気づくなんてことはよくあります。

今回は「ピンキリ」について触れていきたいと思います。

ピンキリ

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「ピンキリ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「ピンキリ」の意味とは?
  • 「ピンキリ」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「ピンキリ」の言葉の使い方
  • 「ピンキリ」を使った例文
  • 「ピンキリ」の英語
  • 「ピンキリ」の語源や由来
  • 「ピンキリですよね?」の意味


「ピンキリ」の意味とは?

「ピンキリ」とは省略後で、正式には「ピンからキリまで」という言い方をします。

なんとなく、物の価格などの一番高い値から低い値の幅がある時に使っているというぼんやりとしたイメージのある言葉ではないでしょうか。

「ピンキリ」は江戸時代から使われている俗語(世間で普通に使われ、格調の高い文章には使わない方がよいとされる言葉)だと言われており「物事に対して、最初から最後まで。

また、最上のものから最低のものまで」
という意味を持っている言葉です。

昭和後期に入りピンキリと略して使われるようになりました。



「ピンキリ」の類語や言い換え・似た言葉

  • 玉石混淆
  • 多種多様
  • まちまち
  • 様々

玉石混淆

ピンキリの最上のものから最低のものまでがある様という意味とよく似た四文字熟語をご存知でしょうか?

それは「玉石混淆」という四文字熟語です。

あまり使う機会もありませんし、耳にする機会もないので知らない方も多いのではないでしょうか。

「玉石混淆」とはすぐれたものと劣ったものが区別なく入り混じっているこを例えた熟語です。

宝玉と石ころが混じり合っている様子を表しています。

「玉石」は宝玉と石のことを指しており、よいものと悪いもの、賢者と愚者のたとえです。

「混淆」はいろいろなものが入り混じっている様子を表しております。

「淆」「交」とも書くこともありますが、「玉石混合」は間違いですので気を付けてください。

多種多様

多種多様とは、種類や性質、状態、現象などがさまざまであることを意味しています。

色々なものがあるという点が「ピンキリ」の意味とよく似ています。

前項であげた四文字熟語の「玉石混淆」よりは一般的に使われる機会も多いので、覚えておくことをお勧めします。

まちまち

こちらの言葉もよく耳にする言葉ではないでしょうか。

「参加者の年齢はまちまちです」という使い方をします。

意味はある決まった年齢の人が参加しているのではなく、幅広い年齢の人が参加しているということを意味していますのでピンキリとよく意味が似ています。

様々

まちまちとよく意味が似ています。

「参加者の年齢は様々です」でも前項の例文同様幅広い年齢の人が参加しているということを意味しています。

日常的によく使用することばですのでよく覚えておきましょう。

「ピンキリ」の言葉の使い方

ここまでの説明で示したように、「ピンキリ」という言葉には、悪いものから良いものまでさまざまなものが含まれていることを現す言葉です。

したがって、さまざまなランクやレベルのものが混ざっている状態のある価格や価値、職種やレベル、質など様々なカテゴリーで使うことのできる言葉です。

次の項では実際に「ピンキリ」を使った例文を紹介・考察しておりますので是非一読してみてください。



「ピンキリ」を使った例文

  • 「ピンキリ」の例文1
  • 「ピンキリ」の例文2
  • 「ピンキリ」の例文3

「ピンキリ」の例文1

「このお店のアクセサリーはどれも可愛いが、価格はピンキリだ」

この例文では、物の価格の幅の広さを表す言葉として「ピンキリ」が使われています。

こういった物も価値の幅を現す場面ではよく「ピンキリ」という言葉は使われることが多いので、イメージしやすいのではないでしょうか。

「ピンキリ」の例文2

「新しくできた駅前のジムの利用者の職種はピンキリだ」

普段生活していて職種について「ピンキリ」を使ったり耳にする場面はあまりないかと思いますが、様々な職種の人が利用していることを表している例文です。

このように価値や価格だけでなくても「ピンキリ」という言葉はつかえますので覚えておくとよいでしょう。

「ピンキリ」の例文3

「このピアノ教室の生徒さんのレベルはピンキリのようだ」

この例文では、生徒のピアノ技術すなわちレベルが様々な様子を表わしている例文です。

「あまり上手でない人からとても上手な人がいる」という様子を「ピンキリ」という四文字の言葉で表すことができるのはとても便利ですね。

「ピンキリ」の英語

ピンキリ meaning in english

さまざまなランクやレベルのものが混ざっている状態を英語で表現すると、いくつかの英訳がありますので紹介したいと思います。

  • “It’s a mix of good and bad.”
  • “From very expensive to very cheap.”

“It’s a mix of good and bad.”

上の英文は「良いものと悪いものが混ざっている」という日本語訳です。

“From very expensive to very cheap.”

“expensive”は高価、“cheap”は安価、安いなどを意味していることから、「とても高価なものから、とても安価なものまで」という日本語訳をすることができます。

「ピンキリ」の語源や由来

「ピンキリ」は江戸時代から使われている俗語として紹介しましたが、実は「ピン」「キリ」が使われ始めた頃と現在とでは意味が逆になっているのです。

まず、現代では「ピン」が一番高い様を表す言葉として使われており「キリ」が一番低い様子を表す言葉として使わております。

では「ピンキリ」が使われ始めたころの「ピン」「キリ」はどちらが上でどちらが下を表わしていたのでしょうか。

まず、「ピン」についてはポルトガル語の“pinta”が語源とされており、この単語はサイコロやカルタにおける「一」を意味しています。

ですので、コンビやトリオを組まずに一人で活動している芸人のことを「ピン芸人」と言いますが、この「ピン」「ピンキリ」「ピン」と同じ意味を持っています。

つまり、使われ始めた頃の「ピン」は一番低い様子を表す言葉として使われていたのです。

対して、「キリ」には諸説ありますが日本語の「限り」「切る」という言葉からきているという説もあります。

そのほかにも、ポルトガル語の“cruz”(十字架)から10を意味しているという説や花札の絵は1月が松、12月が桐ということから最後ということで12月の絵は桐=キリなど様々な説があるとされています。

つまり、「ピンキリ」が使われ始めた頃は「キリ」は一番高い様子を表す言葉として使われていたのです。

なぜ意味が逆になって伝わってしまったのでしょうか。

それは江戸時代の情報の伝達方法が原因と考えられています。

現代ではインターネット技術が発達しているため一瞬で情報が拡散できますが、江戸時代ではゆっくりと人から人へ口頭や文章で情報が伝達されていました。

その伝達の途中で間違って意味が逆になって広まってしまったのです。

普段何気なく耳にしている「ピンキリ」ですが語源を知るのはおもしろいものです。

「ピンキリですよね?」の意味

「ピンキリですよね?」「様々ですよね?」と言い換えることができます。

したがって、価格や種類が色々あることを確かめている言葉が「ピンキリですよね?」です。

icon まとめ

普段耳にしていたり、実際に自分自身で使っている「ピンキリ」という言葉。

みなさんはきちんと意味や語源をしっていましたか。

語源や江戸時代に使われ始めた頃と現代とでは「ピン」「キリ」の意味が逆転しているのは面白く感じたのではないでしょうか。

このように言葉の意味や語源を調べてみると新たな発見をすることができます。

ちょっと気になった言葉や、あいまいな理解しかできていない言葉などがありましたら是非調べてみるとよいでしょう。