「諦念」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「諦念」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、普段の生活の中ではあまり使われることが少ないのですが、知っておいて損はしない言葉です。
そこで今回は、この「諦念」について、その意味や使い方にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「諦念」とは?
- 「諦念」の表現の使い方
- 「諦念」を使った例文と意味を解釈
- 「諦念」の類語や類義語
「諦念」とは?
「諦念」とは「道理を悟って迷わない心」、あるいは「あきらめの気持ち」、「あきらめの境地」というような意味を持つ言葉です。
- 「諦念」の読み方
「諦念」の読み方
「諦念」は「ていねん」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておくことにしましょう。
「諦念」の表現の使い方
「諦念」とは「あきらめの心境や気持ち」のことを指していますので、もはやこれ以上手の尽くしようがなくて、どうしようもない時に使われることになります。
「諦念」を使った例文と意味を解釈
では、「諦念」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「諦念」を使った例文1
- 「諦念」を使った例文2
「諦念」を使った例文1
「愛する家族を無くしてしまった彼だったが、深い諦念を乗り越えて新な生活に向かっていくのでした」
何よりも大切なはずの愛する家族を失った「彼」の気持ちは、どれ程深い悲しみと絶望感があったのか計りきれないものがあるでしょう。
しかし、「諦念」も長い時間をかけて乗り越えて、新しい生活に期待を込めることができるまでに復活を遂げたのかもしれません。
「諦念」を使った例文2
「苦しい環境での中で、彼女の目には、諦念と強い決意が混じった色が浮かび上がっていたのです」
人は悲しみと苦しい環境の中では、深い絶望感を味わい「諦念」の思いになってしまうのです。
しかし、その中でも新な世界に踏み出そうとしている人もたくさんいます。
この例文の「彼女」も恐らく、そのような人なのかもしれません。
「諦念」の類語や類義語
「諦念」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「断念する」【だんねんする】
- 「泣き寝入りする」【なきねいりをする】
「断念する」【だんねんする】
「断念する」が「諦念」の類義語として扱うことができる類義語の1つになります。
「自分の希望などを、きっぱりとあきらめること」という意味で使われます。
「泣き寝入りする」【なきねいりをする】
「泣き寝入りをする」という言葉も「諦念」の類義語として挙げることができるでしょう。
元々は「泣きながら眠ってしまうこと」、「泣き寝」という意味だったのですが、ここから転じて、「相手の不当な仕打ちを不満に思いながら、どうすることもできずにあきらめること」という意味で解釈されるようになりました。
この「泣き寝入りをする」という表現には、単なる「あきらめの境地」だけでなく、恨みの思いも詰まっている感じがあります。
「諦念」という言葉の意味・使い方を紹介してきましたが、私達の日頃の生活の中でも、この言葉が当てはまるシーンがたくさんあるはずです。
しかし、何事においても、最後まであきらめずこだわりを持って行きたいものです。