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「東奔西走」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「東奔西走」とは、「東へ西へとあちこち忙しく走り回ること」です。

「東奔西走」「意味・類語・言い換え・使い方・例文・英語・語源・南船北馬との比較」などについて、詳しく説明していきます。

東奔西走

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「東奔西走」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「東奔西走」の意味とは?
  • 「東奔西走」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「東奔西走」の言葉の使い方
  • 「東奔西走」を使った例文
  • 東奔西走の英語
  • 東奔西走の語源
  • 「東奔西走」と「南船北馬・南行北走」は同じ意味?
  • 奔走の意味


「東奔西走」の意味とは?

「東奔西走」の意味は「仕事・用事などをやり遂げるために、あちこち忙しく走り回ること」ですが、「東奔西走」は主にあちこち忙しく駆けずり回った結果として「目的を達成できた場合」に使われる言葉になっています。

東奔西走という言葉には、仕事や用事などの目的・目標が初めにあり、その目的・目標を達成するために色々な場所を精力的に動き回るといった意味合いがあります。

東奔西走して慌ただしく動き回ることによって、目的達成のために必要な「仲間(同志)・資金・情報」などを集め、最終的に初期の目的・目標を見事に達成することができるのです。

  • 「東奔西走」の読み方

「東奔西走」の読み方

「東奔西走」の読み方は、「とうほんせいそう」になります。

「東奔西走」を間違って「とうほんせんそう」という読み方で覚えていることもありますが、「西」「せん」という読み方はありません。



「東奔西走」の類語や言い換え・似た言葉

「東奔西走」の類語や言い換え・似た言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?「東奔西走」の類語・言い換え・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。

  • 「奔走する・駆けずり回る」
  • 「てんてこ舞い・きりきり舞い」
  • 「説得して回る」
  • 「右往左往」

「奔走する・駆けずり回る」

「東奔西走」の類語・似た言葉として、「奔走する・駆けずり回る」があります。

東奔西走には「目的・用事のためにあちこちを忙しく走り回ること」の意味があるので、その類語として「奔走する・駆けずり回る」を上げることができます。

特に「奔走する」には、「物事を順調に推し進めるために、あちこち駆け回って努力する」という意味があるのです。

「てんてこ舞い・きりきり舞い」

「東奔西走」の類語・似た言葉として、「てんてこ舞い・きりきり舞い」があります。

てんてこ舞いとは、「来客の相手・問題の応対などの用事が多くて、忙しく動き回ること」です。

「てんてこ」とは「太鼓」のことを示しています。

きりきり舞いの意味は、「十分な対応ができないくらいに忙しく動き回っていること」「異常な状況に直面して翻弄されてしまい適切な対応ができないこと」になります。

「東奔西走」「てんてこ舞い・きりきり舞い」の意味には微妙なニュアンスの違いがありますが、「休む暇がないほどに忙しく駆け回っていること」の意味が共通しているので似た言葉として考えることはできるでしょう。

「説得して回る」

「東奔西走」の類語・似た言葉として、「説得して回る」があります。

「東奔西走」という言葉の意味には「仕事・用事の目的を達成するために、色々な関係者の所へ説得して回る」というニュアンスもあります。

そのため、「東奔西走」に似た言葉として「説得して回る」という言葉を上げることができるのです。

「右往左往」

「東奔西走」の類語・似た言葉として、「右往左往」があります。

「右往左往」の意味は、「右へ行ったり左へ行ったりして動き回ること」「どうしていいか分からずに、あちこちをうろうろしていること」になります。

「東奔西走」「右往左往」を比較すると、「右往左往」のほうは「目的を達成できずにうろたえている様子」が含まれていてニュアンスが異なっています。

しかし、「東奔西走」にも「右往左往」にも「あちこちを忙しく動き回っていること」という共通の意味があるので、似た言葉として解釈することができるでしょう。

「東奔西走」の言葉の使い方

「東奔西走」の言葉の使い方は、やり遂げなければならない仕事・事業・用事などがあって、その目的を達成するためにあちこちを必死に駆けずり回っている時に使います。

「東奔西走」「目的を果たすために色々な場所を駆けずり回る時」にも使えますし、「目標を達成するために色々な人に会って説得して回っている時」にも使えます。

「東奔西走」という言葉はやりたいことややるべきことがあって、そのために慌ただしくあちこちを駆け回ったり、色々な人と会って説得・交渉をしたりしている時に使う言葉なのです。

「東奔西走」「一つの場所・一人の相手」にゆったりと落ち着いている時には使うことがなく、色々な場所や相手の間を忙しく駆け回っている時に使う言葉です。



「東奔西走」を使った例文

「東奔西走」を使った例文には、どのようなものがあるのでしょうか?「東奔西走」を使った例文について紹介していきます。

  • 「東奔西走」の例文1
  • 「東奔西走」の例文2
  • 「東奔西走」の例文3

「東奔西走」の例文1

新規プロジェクトを遂行するためには大勢の人の協力が必要なので、部長は朝も昼もなく関係者の間を東奔西走している。

「東奔西走」の例文2

母親はまだ幼い我が子の難病を治せるかもしれない医者や医療機関、治療法を求めて、毎日休む暇もなく東奔西走していた。

「東奔西走」の例文3

無血革命に近いとして評価される明治維新が実現できたのは、土佐藩の下士に過ぎなかった坂本龍馬が、長州藩と薩摩藩の要人の間を東奔西走して説得してくれたお陰である。

東奔西走の英語

東奔西走 meaning in english

「東奔西走」の英語表現には、以下のようなものがあります。

“busying oneself about something”(何かについてとても忙しく動いている。)

“being on the move”(常に動き回っている忙しい状態。)

“taking an active interest”(関心がある事のために活動的になっている。)

以下のような英語表現で「東奔西走」を示すことができます。

“She is always on the move for her lifework.”(彼女はライフワークの仕事のために東奔西走している。)

“He was on the go all day today. ”(彼は一日中、休まずに東奔西走した。)

東奔西走の語源

「東奔西走」の語源は、「東から西の広範囲にわたって走り回ること、駆け巡ること」という意味にあります。

「奔」という漢字にも「走」という漢字にも、「走ること・駆けること・動き回ること(駆け回ること)」の意味があり、「走ることの意味」を二重に強調しています。

「東奔西走」という言葉の語源は「東+西+奔走」を組み合わせることで、「東から西へと逆方向に向かう広範囲の場所・相手の間を走り回ること(駆け回ること・説得して回ること)」を意味しているのです。

「東奔西走」と「南船北馬・南行北走」は同じ意味?

「東奔西走」と似た意味を持つ言葉として、「南船北馬(なんせんほくば)」「南行北走(なんこうほくそう)」という四字熟語があります。

「南船北馬」というのは、広大な中国大陸の風土の違いを、北部と南部の交通手段の違いによって表現した四字熟語です。

漢の時代の「淮南子(えなんじ)に南北の交通手段の違いについての言及があるものの、「南船北馬」の具体的な出典は不明とされています。

  • 「南船北馬」は「東奔西走」よりも「全国各地を旅する意味」が強調されている

「南船北馬」は「東奔西走」よりも「全国各地を旅する意味」が強調されている

「南船北馬」とは、中国大陸の南部は川・湖・海が多いので船を用いて移動し、北部は平原・山野が多いので馬に乗って移動するということから、「あちこちを忙しく移動すること・常に各地を忙しく旅していること」を意味します。

「東奔西走」よりも「南船北馬」の方が「全国各地の旅・頻繁な移動」のニュアンスが強くなっていて、「仕事・用事の目的」の意味合いは弱くなっています。

「南行北走」の意味は「あちこち忙しく駆け回っていること」で、「南行北走」「東奔西走」と逆方向の方角を入れ替えただけで、ほとんど同じ意味合いになっています。

奔走の意味

「奔走」の意味は、「目的達成のためにあちこちを忙しく走り回ること」「物事が順調に進むように、色々な場所・相手の間を駆け回って努力すること」になります。

「奔走」の漢字である「奔」にも「走」にも「はしる(走る・奔る)の意味」があり、目的の達成や物事の遂行のために、あちこちを忙しく走り回るという意味になっています。

「奔走」にはそれ以外にも、「人をもてなすこと。

饗応・ご馳走」
といった意味合いもあります。

icon まとめ

「東奔西走」という言葉について徹底的に解説しましたが、東奔西走には「仕事・用事の目的を達成するために、東へ西へとあちこち忙しく走り回ること」の意味があります。

東奔西走の類語・言い換え・似た言葉としては、「奔走する・駆けずり回る」「てんてこ舞い・きりきり舞い」「説得して回る」「右往左往」などがあります。

「東奔西走」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。