「リテラシー」の意味・類語【使い方や例文】
カタカナ語のひとつ「リテラシー」の意味や類語を紹介します。
さらに「リテラシー」の使い方や「リテラシー」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「リテラシー」の意味とは?
- 「リテラシー」の類語や言い換え・似た言葉
- 「リテラシー」の言葉の使い方
- 「リテラシー」を使った例文
- 「リテラシー」を使った言葉や意味を解釈
「リテラシー」の意味とは?
最近、特別に良く耳にする言葉のひとつに、「リテラシー」があります。
「リテラシーを高める」という言い回しで、耳にする機会が多い言葉ではないでしょうか。
しかし何度も耳にして、うっすらとした意味は知っているけれど、他の人に説明するほどではないという人は多いのではないでしょうか。
そこで注目のカタカナ語のひとつ、「リテラシー」の意味を紹介します。
- 「リテラシー」の英語表記
- 「リテラシー」の意味
「リテラシー」の英語表記
「リテラシー」を英語で表記すると“literacy”となります。
英語の“literacy”は、「読み書きをする能力」という意味があります。
社会生活を営むために、文書を読む事ができたり、文字を書く事ができる能力は高いにこした事はありません。
そこで様々な時代の、様々な国で「リテラシー」を高める運動が行われています。
「リテラシー」の意味
「リテラシー」には現在でも、「読み書きをする能力」という意味があります。
しかし最近になって、「リテラシー」という言葉の意味が広くなっています。
特にインターネットの普及で、ネット上の情報の扱い方が難しくなっています。
紙の印刷物が普及した時代に「リテラシー」が必要だったように、IT系の「リテラシー」が必要な時代になっています。
そのため、「リテラシー」は言葉だけでなく、ネット上の記事やブログ、SNS、さらには動画などを含めた、「表現されたものを理解し活用する能力」を指す言葉になりました。
代表的な言葉が「ネットリテラシー」、「情報リテラシー」などです。
今後も新しいコミュニケーション手段が登場するたびに、「リテラシー」の意味は変化して行くでしょう。
「リテラシー」の類語や言い換え・似た言葉
続いて「リテラシー」の類語や、言い換えられるような似た意味の言葉を紹介して行きます。
どのような言葉が「リテラシー」と同じ意味を持つのかを知ると、より「リテラシー」の意味が理解できるようになるでしょう。
- 「認識力」【にんしきりょく】
- 「判断力」【はんだんりょく】
- 「活用能力」【かつようきのう】
「認識力」【にんしきりょく】
「認識力」は「リテラシー」の意味の中に含まれます。
「認識」とは、物事を見分けて判断する事という意味があります。
そのため「認識力」には、何かを見た時に物事を見分けて判断できる力という意味があります。
文章を見た時、ネット上の情報を見た時、パソコンを見た時など、物事の判断ができなければ困ります。
「判断力」【はんだんりょく】
「判断力」という言葉も、「リテラシー」の一部に含まれる言葉です。
「判断力」は、物事を正しく認識して、評価する事ができる力を意味します。
例えば道を歩いている時に、現在の方向に進めば目的地に行けるのかが分からないと、道に迷う事になります。
また今いる場所が危険かどうかを判断できないと、危険な目に遭ってしまう可能性が高くなります。
生きて行くために「判断力」はとても重要な力です。
ネット上でも、様々な情報に触れた時にも、「判断力」はとても大切な要素になります。
「活用能力」【かつようきのう】
ハイスペックなパソコンを手にしても、その「活用能力」がなければ、豚に真珠になってしまいます。
鬼に金棒にするためには、基礎的な使い方、便利なソフトの使用方法、安全な使い方などを知っておく必要があります。
パソコンだけでなく、様々なアイテムや情報は手にしただけでは、それほど意味がありません。
「活用能力」を高めて行く事が大切になります。
「リテラシー」の言葉の使い方
「リテラシー」はそもそも、「読み書きの能力」という意味でしたが、現在では広い範囲で使われています。
特に「○○」+「リテラシー」という形で使われる事が多くなっています。
例えば「ネットリテラシー」はインターネットの使い方、認識、注意点などについての総合的な能力を意味する言葉です。
また事務作業が必要な職場では、PCの基本的な扱い方を知っている事が不可欠です。
そのため「コンピュータリテラシー」の向上が求められます。
このように「表現されたものを理解し、記述する能力」や、「扱い方全般や注意点を知っている事」などを、「○○」+「リテラシー」という言葉にして使います。
「リテラシー」を使った例文
「リテラシー」を使った例文を見て行きましょう。
様々な場面で、どのように「リテラシー」という言葉が使われているかが分かるでしょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「リテラシー」という言葉を使った文章を作る時は、「リテラシー」が「高い」「低い」という表現をするのが一般的です。
そのような場面における「リテラシー」を使った例文を紹介します。
「パソコンを買ったからといって、パソコンを使いこなせるとは限らない。
『コンピュータリテラシー』を高める必要があるよ」、「彼女は『情報リテラシー』が低い。
先輩からワンツーマンで指導してもらうべきだろう」、「SNSを利用して、炎上している人が多いのは、『ネットリテラシー』が低い人が多いからだ」という感じです。
このように「リテラシー」は「高い」か「低い」という言葉を付けるとスムーズな文章になります。
例文2
続いて「リテラシー」に「理解する」という言葉を使った例文を見て行きましょう。
「高い」「低い」の次に使う事が多い言い回しなので、覚えておくと良いでしょう。
「中年になったのだから、メタボ対策をしっかりする必要がある。
そのために『健康リテラシー』を理解する必要があるよ」、「ビジネスマンとして優秀になるためには、がむしゃらに頑張るだけではだめだ。
『ビジネスリテラシー』をまず理解する所から始めよう」などです。
様々なジャンルの「リテラシー」を理解する事は、そのジャンルで活躍するために不可欠でしょう。
このように「リテラシー」には「理解する」という言葉を付けてみましょう。
「リテラシー」を使った言葉や意味を解釈
最後に「リテラシー」を使った言葉を見て行きましょう。
様々な「リテラシー」が登場しますので、自分に関係がある「リテラシー」がみつかるかもしれません。
- 「ネットリテラシー」
- 「コンピュータリテラシー」
- 「情報リテラシー」
- 「ビジネスリテラシー」
- 「健康リテラシー」
「ネットリテラシー」
インターネット上で仕事をするためには「ネットリテラシー」の理解が不可欠です。
趣味でSNSをする人も、炎上をしたり危ない目に遭わないために、「ネットリテラシー」を理解しましょう。
「コンピュータリテラシー」
「コンピュータリテラシー」は、パソコンを使って作業する人に不可欠な能力です。
ハードやソフトの使い方を知り、安全に速くパソコンを操れるよう、「コンピュータリテラシー」を高める必要があります。
「情報リテラシー」
「情報リテラシー」は社会に溢れている様々な情報を理解して、使いこなすために必要な能力の事を指します。
「ビジネスリテラシー」
「ビジネスリテラシー」は仕事をする上で、基本的に身に付けなければならない事を指します。
一人前の社会人なるためには、コミュニケーション能力や、社会マナーなどの「ビジネスリテラシー」を理解しておく必要があります。
「健康リテラシー」
「健康リテラシー」は、健康な生活を送るために必要な基礎的な知識力や判断力などを意味する言葉です。
自分の体調が悪い時にどうすべきか、病気を未然にするためにどのように生活すべきかなどが問われます。
「リテラシー」という言葉をチェックしました。
「○○リテラシー」という使い方をされて、自分が関係あるジャンルの「リテラシー」もきっとあるはずです。
「リテラシー」の言葉の意味、さらに自分が関係するジャンルの「リテラシー」を理解するようにしましょう。