「有志」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「有志」という言葉は、聞いただけで心強く感じることも多いです。

目次
- 「有志」とは?
- 「有志」の表現の使い方
- 「有志」を使った例文と意味を解釈
- 「有志」の類語や類義語
「有志」とは?

「有志」とは、ある対象に志のある人を指して使います。
「志」(こころざし)とは、それをしようと心に決めていることで、「このサイトは有志が集まって作っているらしい」と使った場合、サイトの趣旨に賛同した人たちが集まって作っていると解釈できます。
「有志の力が必要だ」と使うと、志が一緒の人間の力が欲しいと言っており、この言葉を使ったよく見聞きする表現です。
- 「有志」の読み方
「有志」の読み方
「有志」は、「ゆうし」と読む言葉です。
様々な対象に存在している(好んでいる人たちが居る)のは間違いありませんが、いざ自分と同じ志のある人を募ろうとしても、そう簡単に集まってくれるものでもありません。
比較的大きな事柄であれば、広い意味合いで志が似ている人が大勢居るかも知れませんが、対象を小さく絞ったり、マニアックな対象の場合はそう簡単には見付からないものです。
「有志」の表現の使い方

「有志」とは言っても、細かい部分では解釈が異なっていたり、そこまでその対象に夢中にはなっていないという人も居るでしょう。
よって、有志だからといって完全に心を許せるというものでもなく、どこまでの度合いで志があるのかの見極めが大切になると居えるでしょう。
先に例を挙げたサイトの管理の場合など、その中にそこまで本気ではない人が居た場合、本気の人と意見が食い違い、そこからトラブルに発展してしまうようなことがあってもおかしくありません。
「有志」を使った例文と意味を解釈

「有志」を使った例文と、その意味の解釈です。
先のように、基本的な志は一緒でも、細かい部分では違うという場合も少なくありません。
- 「有志」を使った例文1
- 「有志」を使った例文2
「有志」を使った例文1
「有志だと思っていたが、この件については意見に食い違いがある」
いくら志を共にした仲間でも、自分と全く同じ考え方だとは限りません。
例えば、現与党に反対する有志の集まりがあってとしても、その代わりとなると考えている政党は各々違うという具合です。
「有志」を使った例文2
「そんな分野の有志を集めるのは大変だろう」
ごく狭い対象だったり、マニアックな対象の有志は、なかなか集まらないものです。
しかし、いざ集まった時には、よい理解者同士になれる可能性が高いかも知れません(あまり愛好家が居ない分野ほど、仲間同士の結束が固い傾向があるからです)。
「有志」の類語や類義語

「有志」と似た意味で使える言葉です。
こちらで言い換えることができる場合も多いです。
- 「同志」【どうし】
「同志」【どうし】
自分と一緒の志をもった人のことです。
よって、自分の志に対して有志を募った時に集まった人たちは、この「同志」となる訳です。
「有志」は、色々な対象に数多く存在していると言えますが、その中でも自分の「同志」となってくれる人を探すのはそう簡単なことでもありません。