「ディテール」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「ディテール」の意味や類語を紹介します。
さらに「ディテール」という言葉の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「ディテール」の意味とは?
- 「ディテール」の類語や言い換え・似た言葉
- 「ディテール」の言葉の使い方
- 「ディテール」を使った例文
- 「ディテール」の対義語
「ディテール」の意味とは?
「ディテール」という言葉を知っているでしょうか。
ほとんどの人が、「ディテール」という言葉を聞いたことがあり、使った経験があるのではないでしょうか。
このように認知度の高い「ディテール」というカタカナ語ですが、詳しい意味までは知らないという人が多いかもしれません。
そこで「ディテール」を紹介して行きます。
- 「ディテール」の英語表現
- 「ディテール」の意味
- 「細かいけれど重要なディテール」
「ディテール」の英語表現
「ディテール」は英語表記すると“detail”となります。
英語の“detail”は「細かい部分」「細部」という意味があり、カタカナ語の「ディテール」と同じ意味があります。
まずは「ディテール」は“detail”という英語をもとにして作られたカタカナ語だという事、英語でも同じ意味で使われている事を知っておきましょう。
「ディテール」の意味
「ディテール」には、「細かい部分」「細部」という意味があります。
例えば企画書を作った時に、「もっと『ディテール』にこだわろう」などと言われる事があります。
これは「細部までこだわった企画書にしよう」という意味になります。
このように「ディテール」は「こだわる」と付けて使う事が多い言葉でもあります。
「細かいけれど重要なディテール」
ファッションアイテムなどは「ディテール」にこだわりがある商品です。
ボタンや縫製具合などが、大まかなデザイン以上に重要視されるからです。
また旅行の計画でも、旅行先の飲食店の選定などの「ディテール」が、旅の楽しさを分ける事になりがちです。
このように「ディテール」は細かい部分を指す言葉ではありますが、決して重箱の隅をつつくような意味ではなく、「細かいけれど重要」な物事に対して使われる事が多いという特徴があります。
「ディテール」の類語や言い換え・似た言葉
次に「ディテール」の類語や、言い換えられるような似た意味の言葉を紹介します。
どのような言葉が「ディテール」と並べられる言葉なのかを知り、「ディテール」の意味をより深く理解しましょう。
- 「細部」【さいぶ】
- 「パーツ」【ぱーつ】
「細部」【さいぶ】
「ディテール」と言い換えられる言葉として「細部」があります。
「細かい部分」という意味の言葉で、「ディテール」と似ている言葉です。
「神は細部に宿る」という言葉もあります。
素人目には理解できないような細かい部分に、神が宿るような素晴らしい仕事がされているという意味です。
「ディテール」には、「神は細部に宿る」という言葉の意味もうっすらと含まれている様子があります。
どのような作業も手を抜かず「細部」にこだわる事が、良い仕事をするためのコツ化もしれません。
「パーツ」【ぱーつ】
「パーツ」という言葉も、「ディテール」と言い換えられるような似た意味の言葉です。
「パーツ」は部品という意味で、日常的に使われているカタカナ語です。
例えばビルなどの建築物の場合、「ディテール」といえば、「パーツ」を意味する事もあります。
そして「ディテール」をこだわる時、「パーツ」にこだわっている可能性があります。
実際に各パーツの事を「ディテール」と呼ぶ現場もあります。
「ディテール」の言葉の使い方
「ディテール」はどのような場面で使えばよいでしょうか。
ビジネスシーンでいえば、書類や企画書などを作る時に使います。
書類や企画書の「ディテール」といえば、ちょっとした言い回しやフォントの選び方などになるかもしれません。
または企画書の製本の仕方なども「ディテール」にあたるかもしれません。
仕事の現場では「ディテール」が重要視されるため、内容が良くても、「ディテール」がおざなりだと、最終的な印象が悪くなってしまうかもしれません。
このように「細部」にこだわった方が、良い物が作れそうな時に、「ディテール」という言葉を使ってみましょう。
また日常生活では、アパレルショップでファッションアイテムを見ている時、趣味の模型のパーツを見ている時などに、細部やパーツを「ディテール」と呼ぶようにしましょう。
「ディテール」を使った例文
「ディテール」を使って文章を作ってみましょう。
そこで、どのように「ディテール」を使えば良いかが分かるような例文を、いくつか紹介します。
- 「ディテール」の例文1
- 「ディテール」の例文2
- 「ディテール」の例文3
「ディテール」の例文1
ビジネスシーンで使いたい、「ディテール」の例文を見て行きましょう。
「A君の作った企画書は、とても素晴らしい。『ディテール』にこだわれば、さらに良い企画書になるだろう」、
「今回の設計には自信があります。しかし『神は細部に宿る』と言います。『ディテール』を磨き上げて、さらに良い設計に仕上げたいと思います」という感じです。
「ディテール」の例文2
「ディテール」は仕事の現場で大切にされる部分ですが、「ディテール」にこだわり過ぎて、全体が良くない場合は、その事を指摘されてしまいます。
その様子を「ディテール」を使った例文で見て行きましょう。
「この企画書はフォントや見た目などの『ディテール』にこだわり過ぎて、内容がない」、
「この設計は『ディテール』はいいけれど、全体的にはバランスが悪い」などという文章になります。
「ディテール」は大切ですが、企画自体や設計自体が良い事が大前提です。
まずは大枠を良くする事を考える事をおすすめします。
「ディテール」の例文3
日常的なシーンで目にする「ディテール」の素晴らしさを言葉にする時の、「ディテール」を使った文章を見て行きましょう。
「このお店のファッションアイテムはすべて可愛い。しかしボタンや縫製などの『ディテール』はもっと最高」、
「このプロ野球選手が年をとっても活躍できるのは、練習だけでなく、食事などの『ディテール』を大切にしているからだ」、
「この漫画は何度読み返してもおもしろい。それは『ディテール』にこだわっているからで、読むたびに発見があるからだ」という感じです。
「ディテール」を大切にしているものは、ずっと大切にできるような素晴らしいものが多いかもしれません。
「ディテール」の対義語
最後に「ディテール」の対義語を見て行きましょう。
「細部」を意味する「ディテール」の反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
ビジネスシーンで頻繁に使われている言葉を紹介しますので、みなさんにとってお馴染みのカタカナ語が登場するかもしれません。
- 「アウトライン」【あうとらいん】
- 「サマリー」【さまりー】
「アウトライン」【あうとらいん】
「アウトライン」は「骨組み、概要」という意味があります。
例えば会社の新しいプロジェクトが立ち上がる時に、責任者がまずプロジェクトの「アウトライン」を説明するケースがあります。
おおよその骨組みや概要を知った後で、それぞれのメンバーが作業をして、最終的に「ディテール」にブラッシュアップをかけていきます。
このように「アウトライン」と「ディテール」は相対するものではありませんが、言葉の意味としては反対の意味になります。
「サマリー」【さまりー】
「サマリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ビジネスシーンで活躍されている方は「サマリー」という言葉を身近に感じる事ができるかもしれません。
「サマリー」は「要約」あるいは「要旨」という意味があります。
「今回のプロジェクトの『サマリー』を説明する」と言って、責任者がプロジェクトの要旨を伝えるケースがあります。
この言葉も「ディテール」とは反対の位置にある言葉と言えるでしょう。
「ディテール」の意味や使い方を知る事ができたと思います。
ビジネスシーンでも、商品でも「ディテール」はとても大切です。
これから仕事を始める方は、「ディテール」にこだわってみてはいかがでしょうか。