「レスポンス」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「レスポンス」の意味や読み方を紹介します。
さらに「レスポンス」の使い方や、「レスポンス」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「レスポンス」の意味とは?
- 「レスポンス」の類語や言い換え・似た言葉
- 「レスポンス」の言葉の使い方
- 「レスポンス」を使った例文
- 「レスポンス」の英語
「レスポンス」の意味とは?
「レスポンス」という言葉を耳にした事があるでしょうか。
日常的に使う事が多い言葉ですので、ほとんどの方が知っている言葉だと思います。
ただし何となく意味は分かるけれど、具体的に説明するのは難しい…そんな言葉でもあります。
そこで、何となく知っているけれど、正確な意味までは言えないカタカナ語のひとつ「レスポンス」の意味を紹介します。
- 「レスポンス」の意味
- 「レスポンスタイム」は重要
- 「レスポンス」の二つ目の意味
- ビジネスシーンでの「レスポンス」
「レスポンス」の意味
「レスポンス」という言葉には大きく分けて、二つの意味があります。
ひとつめが「レスポンスタイム」を短くして「レスポンス」と言う場合の意味です。
例えば自動車がブレーキをかけた時に、ブレーキペダルを踏んでから、実際に自動車がストップするまでにはタイムラグがあります。
このような動きや号令に対する反応時間の事を「レスポンスタイム」と言い、短めに「レスポンス」という言葉にするケースがあります。
「レスポンスタイム」は重要
会社員のみなさんなど、パソコンを使用して仕事をする人は多いと思います。
例えばマウスを左クリックしてからファイルが開くまでの「レスポンス」、タイピングキーをタッチしてから、文字が表示されるまでの「レスポンス」が速い事は重要だと思います。
「レスポンス」が悪いとイライラしますし、仕事の効率が落ちてしまうかもしれません。
また自動車の「レスポンス」に関しては、生死を分けるくらい重要になります。
このように「レスポンス」には、「操作に対する反応」「命令してから反応があるまでの経過時間」などの意味があります。
「レスポンス」の二つ目の意味
先述したように「レスポンス」には、「命令してから反応があるまでの経過時間」という意味があります。
ただし、この意味で「レスポンス」を使うケースは、自動車の運転、パソコンの操作などの限られた場面です。
ほとんどの場合は二つ目の意味である、「応答」「反応」「対応」または「返事」という意味になります。
ビジネスシーンでの「レスポンス」
特にビジネスシーンでは「反応」や「対応」「返事」という意味で、「レスポンス」という言葉を使う機会が多くなります。
例えば取引先に営業メールを送った時などは、返事が来るかどうか気になるかもしれません。
このような場合、「メールの返事が来た?」と言わずに、「レスポンスがあった?」と言う事があります。
「レスポンス」という言葉には、直接的なメールの返信だけでなく、電話での反応、噂、SNS上での発信などの意味がすべて入っているからです。
このように「レスポンス」は、ビジネスシーンで「反応」「返事」などの意味で、便利に使われている言葉です。
「レスポンス」の類語や言い換え・似た言葉
次に「レスポンス」の類語や、似た意味の言葉への言い換えをチェックしてみましょう。
「レスポンス」という言葉には、どのような意味があるのか、類語等を知る事で、より理解が深まるかもしれません。
- 「レス」【れす】
- 「リアクション」【りあくしょん】
- 「反応」【はんのう】
「レス」【れす】
「レスポンス」という言葉を使わずに、さらに短い言葉「レス」を使う事もあります。
むしろ「レス」という言葉を使う事のほうが多いという人もいるでしょう。
「レス」はもちろん、「レスポンス」を短くした言葉です。
ビジネスシーンでは上司が部下に、「メールに『レス』しといて」などと言って、メールに対する返事を書いてもらったり、電話を掛けてもらったりします。
ビジネスシーンでは、敬語表現を正しくできる事が重要になりますが、身内では短くて意味が通じる言葉を使用して、労力を極力少なくします。
そのため、「レス」とい言葉が重宝されています。
「リアクション」【りあくしょん】
「リアクション」という言葉があります。
「レスポンス」には、「反応」という意味がありますが、「リアクション」にも同じような意味があります。
「レスポンス」や「レス」と同様に、「リアクション」もビジネスシーンで良く使用されます。
例えば上司が部下に、「○○さんからの電話に『リアクション』しといて」という指示を出す事があります。
またテレビのバラエティ番組では、ドッキリなどの企画に対する芸人の反応を「リアクション」と呼ぶ事があります。
飛びぬけておもしろい反応ができる人は「リアクション芸人」と呼ばれる事もあります。
「反応」【はんのう】
「レスポンス」や「レス」「リアクション」を簡単な日本語で表現するなら、「反応」という言葉になるでしょう。
カタカナ語が通じにくい世代には、「反応」という言葉を使った方が良いかもしれません。
「反応」には、刺激が与えられた結果、生じる活動や変化という意味があります。
「レスポンス」の言葉の使い方
「レスポンス」という言葉を使う時は、ビジネスシーンが多くなるでしょう。
「反応」「応答」「返事」「対応」など、幅広い意味を持つ「レスポンス」は、ビジネス上でとても便利な言葉と言るでしょう。
取引先から何かの働きかけがあった時、それを放置する事はビジネスマナー的にNGな行動なので、何かしら「反応」や「対応」をしなくてはなりません。
とはいえ、具体的に何をすればいいかは、良く考えなければいけません。
「メールで返答して」など、具体的に対応が思いつく場合は、そのように伝えればいいですが、部下や同僚に対応をまかせる場合は「レスポンスよろしく」などと伝えます。
とにかく対応をしなければいけないけれど、その方法が分からない時は、「レスポンス」という言葉を使ってみましょう。
「レスポンス」を使った例文
「レスポンス」を使った例文を紹介します。
どのようなシーンで「レスポンス」という言葉を使えばいいか、そのコツが見えてくるかもしれません。
- 「レスポンス」の例文1
- 「レスポンス」の例文2
「レスポンス」の例文1
ビジネスシーンでは、「レスポンス」という言葉を多用します。
そこで取引先に対する「対応」や「返事」をするという意味で、「レスポンス」を使った文章を作ってみましょう。
「A社から連絡があって3日経っている。誰か『レスポンス』しといて」、「○○さんから提案された企画に対する『レスポンス』は、どのようにすればいいでしょうか?」という感じです。
また、「提案したのに、B社の『レスポンス』がなくて心配だ」など、「レスポンス」を待つ立場でも、「レスポンス」という言葉を使う事ができます。
「レスポンス」の例文2
ビジネスシーンでは「レスポンス」のスピードが評価対象になります。
そのような意味で「レスポンス」を使った文章を作ってみましょう。
「今年の新人は、『レスポンス』が遅すぎて使い物にならない」とか、「今日から『レスポンスタイム』を測るから、気合を入れて対応しろ」、「○○課長は、取引先に対する『レスポンス』の速さだけで出世した」などです。
「レスポンス」は質だけでなく、スピードが大切だと覚えておきましょう。
「レスポンス」の英語
「レスポンス」は英語表記すると“response”になります。
返答や応答、反応など、カタカナ語の「レスポンス」と同じ意味があります。
速答する事を“a quick response”、即答する事を、“a swift response”と言います。
代表的なカタカナ語のひとつ「レスポンス」の意味や使い方を見てきました。
「レスポンス」はビジネスシーンで「対応」や「返事」という意味で使う事が多い言葉です。
これから社会人になる人、すでに社会人として働いている人は、「レスポンス」の意味を知り、使い方を覚えておくと、何かと役に立ちそうです。