「リーズナブル」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「リーズナブル」の意味や類語を紹介します。
さらに「リーズナブル」の使い方や例文を紹介します。
目次
- 「リーズナブル」の意味とは?
- 「リーズナブル」の類語や言い換え・似た言葉
- 「リーズナブル」の言葉の使い方
- 「リーズナブル」を使った例文
- 「リーズナブル」の英語
- 「リーズナブル」の反対語
「リーズナブル」の意味とは?
「リーズナブル」は日常的に良く耳にする言葉だと思います。
特に買い物をする時には、お店側から「リーズナブル」という謳い文句があり、買う側も「リーズナブル」だという感想を持つ事が多いかもしれません。
アウトレットショッピングセンターなどに行くと、「リーズナブル」という声があちこちから聞こえてくるでしょう。
そんな誰でも知っているけれど、詳しい意味までは分からない「リーズナブル」という言葉の意味を紹介します。
- 「リーズナブル」の意味
- 「リーズナブル」は「安い」ではない
「リーズナブル」の意味
「リーズナブル」は値段に対して使われる事が多い、代表的なカタカナ語のひとつです。
買い物に行って、ある商品を見た時に「リーズナブルだ」「リーズナブルではない」という判断を、誰もが無意識にしているでしょう。
「リーズナブル」は「手ごろな」あるいは「妥当な」という意味があります。
「リーズナブルなソファーだね」という時は、「手ごろな価格のソファーだ」という意味があります。
「リーズナブル」は「安い」ではない
「リーズナブル」という言葉と混同されがちなのが「安い」という言葉です。
確かに「リーズナブル」な商品は安い事が多いのですが、「リーズナブル」は「安い」という意味ではありません。
例えばスイス製の高級腕時計は100万円以上する商品も少なくありませんが、「機能からすれば十分に『リーズナブル』だ」という事もあります。
一方で、200円のキャベツは「安い」ですが、普段100円でキャベツを購入している人にとっては「リーズナブル」ではないでしょう。
「リーズナブル」は「手ごろな」「妥当な」という意味だと覚えておきましょう。
「リーズナブル」の類語や言い換え・似た言葉
次に「リーズナブル」と似た意味を持つ言葉や、言い換えられるような言葉を紹介します。
似た意味の言葉と「リーズナブル」を並べて、より言葉の意味を理解してみましょう。
- 「お買い得」【おかいどく】
- 「コスパがいい」【こすぱがいい】
- 「お手頃な価格」【おてごろなかかく】
「お買い得」【おかいどく】
買い物をしている時に、「リーズナブル」と消費者が感じる商品があります。
そのような商品は、「お買い得」な商品と言い換える事ができます。
「お買い得」は、「購入したら得になる」という意味ですが、「お買い得」と「お」が付いているために、敬語表現になります。
例えばスーパーなら、お店側が「お客様!この商品を購入したら、お客様の得になりますよ」と、スーパーを訪れる人々に向かって語りかけているようなイメージです。
たまにどの商品にも「お買い得」という札がついていて、どれが「リーズナブル」な商品なのがわかりにくいお店もありますが、それも買い物の楽しみのひとつでしょう。
「コスパがいい」【こすぱがいい】
「コスパがいい」という言葉も、「リーズナブル」以上に使う言葉でしょう。
「コスパ」とは商品やサービスの価値と値段の関係を意味する「costperformance(コストパフォーマンス)」の略語で、日本語では「費用対効果」とも言います。
「コスパがいい」のは「費用対効果が優れている」という意味で、「リーズナブル」「お買い得」を意味します。
500円のラーメンと、1000円のラーメンの質や美味しさが一緒なら、500円のラーメンの方が「コスパがいい」という事になります。
「お手頃な価格」【おてごろなかかく】
「リーズナブル」を、やさしい日本語に言い換えるなら「お手頃な価格」になるかもしれません。
ただ安いのではなく、機能や質から考えて妥当な価格だと思える商品やサービスに対して、「お手頃な価格」「リーズナブル」と呼ぶからです。
「リーズナブル」と言っても、意味が通じない人に対しては「お手頃な価格」と言い換えてあげるといいかもしれません。
「リーズナブル」の言葉の使い方
「リーズナブル」という言葉を使う場面は、買い物に行った時や、飲食店に行った時などが多いでしょう。
商品やサービスに対して価格が適切だと感じた時に「リーズナブル」という言葉を使います。
「リーズナブル」という言葉を使う時のコツとして、「安すぎる商品やサービス」に「リーズナブル」という言葉を使わないというポイントがあります。
どちらかといえば、標準的な価格よりも高いけれど、それを上回るようなサービスを受けた時などに「リーズナブル」という言葉を使いましょう。
例えば高級ホテルに滞在した時、「宿泊料金が高いかなと思ったけれど、これだけのサービスを受けられるとなると適正な料金だよね」と感じる事があると思います。
このような時に「リーズナブル」という言葉を使うと良いでしょう。
「リーズナブル」を使った例文
「リーズナブル」という言葉を使った例文を紹介します。
どのようなシーンで「リーズナブル」を使うといいかなど、使い方のヒントが見てくるかもしれません。
- 「リーズナブル」の例文
「リーズナブル」の例文
買い物をしていて、最初は高いと感じたけれど、実はお手頃価格だと感じた時の、「リーズナブル」を使った例文を見て行きましょう。
「ステーキ肉が100g、2000円したので、高いかなと思ったけれど、この美味しさなら『リーズナブル』かもしれない」、
「銀座の本店なら1万円以上するランチが、今日だけ5000円と『リーズナブル』な値段で食べられる」、
「今回のヨーロッパ周遊旅行のパックツアーは、終わってみれば『リーズナブル』なプランだった」などです。
質や量を考えれば、納得できる価格だと感じた時に、「リーズナブル」という言葉を使ってみましょう。
「リーズナブル」の英語
「リーズナブル」を英語で表記すると“reasonable”となります。
“reason”(リーズン)は「理由」という意味があり、“able”(エイブル」は「適切な」という意味があります。
この二つの言葉が合体して、「合理にかなう」「道理に合っている」という意味になります。
「リーズナブル」という言葉は、買い物をする時などに使いますが、「安い」という意味で使ってしまいがちです。
しかし「リーズナブル」を英語で見て見ると、決して「安い」という意味ではなく、「適正価格」「納得できる価格」という意味だという事が分かります。
買い物をする時、「リーズナブル」は「安い」でなく、「適正な価格」だと覚えておきましょう。
「リーズナブル」の反対語
「リーズナブル」の反対語として、「アンリーズナブル」という言葉があります。
「アンリーズナブル」には、「法外な」とか「並外れた」という意味があります。
さらに「アンリーズナブル」には、「むちゃくちゃ」「でたらめ」など、過激な意味もあります。
買い物は本来、商品の価値と値段が釣り合っている事が前提になっています。
そのため「リーズナブル」なのはある意味、当たり前な事だと言えるので、「アンリーズナブル」な場合は、「むちゃくちゃ」で「でたらめ」という表現になります。
実際にお値段以上の価値がある商品を手に入れたら「ちょっと嬉しい」程度ですが、支払った値段以下の価値の商品を手にした時は、「異常に腹が立つ」かもしれません。
「アンリーズナブル」な商品を購入しないように気を付けましょう。
「リーズナブル」という言葉の意味や使い方を知りました。
日常的に使っている「リーズナブル」という言葉は、「安い」という意味で使ってしまいがちです。
しかし「リーズナブル」に「安い」という意味はなく、「適正な」「妥当な」「納得できる価格」という意味の言葉です。
高く感じるけれど、それ以上の価値があると感じる商品やサービスに対して、「リーズナブル」という言葉を使うようにしましょう。