「アジェンダ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「アジェンダ」とは、国際的・政策的な行動計画や議題・検討事項のまとめのことです。
「アジェンダ」の「意味・類語・言い換え・使い方・例文・英語・他の言葉の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「アジェンダ」の意味とは?
- 「アジェンダ」の類語や言い換え・似た言葉
- 「アジェンダ」の言葉の使い方
- 「アジェンダ」を使った例文
- 「アジェンダ」の英語
- 「アジェンダ」とレジュメの違い
- 「アジェンダ」と議案の違い
- 「アジェンダ」と議題の違い
- 「アジェンダ」と議事の違い
「アジェンダ」の意味とは?
アジェンダとは、「国際的・政策的な行動計画・会議日程」や「会議の議題・検討事項のまとめ」のことを意味しています。
アジェンダとは国際会議(政治的会議)で何を話し合うのかの議題のことであり、議題・検討事項をまとめたもののことをアジェンダと呼んでいます。
アジェンダとは企業の会議も含めてパブリックな性格を持つ会議において、話し合いの対象とされる「議題・会議日程・議題の予定表やまとめ」のことです。
アジェンダは会議によって話し合われている議題の「行動計画」のことも意味していることがあり、議題・検討課題の内容に対して具体的にどのようにして行動していくのかの計画を示しているのです。
それ以外のアジェンダの意味として「スケジュール帳・備忘録」や「教会の礼拝定式」という意味もありますが、一般的にアジェンダという時には「議題・会議日程・検討課題・行動計画」のことを示していることが多くなっています。
- ビジネス分野におけるアジェンダ
ビジネス分野におけるアジェンダ
ビジネス分野におけるアジェンダは、会議(ミーティング)の「提案内容・目次(目録)」を意味しています。
会議において話し合いたいことや決議・決裁したいことを箇条書きにして目次(目録)を作れば、その目次(目録)がアジェンダになります。
箇条書きした議題に時間配分などを付け加えれば、分かりやすいアジェンダを作成できます。
アジェンダを事前に会議の参加メンバーと共有すれば、会議をスムーズに進めることができます。
「アジェンダ」の類語や言い換え・似た言葉
「アジェンダ」の類語や言い換え・似た言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?「アジェンダ」の類語・言い換え・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。
- 「議題」【ぎだい】
- 「行動計画」【こうどうけいかく】
- 「目次」【もくじ】
「議題」【ぎだい】
「アジェンダ」の類語・言い換えとして、「議題・検討事項」があります。
議題とは、会議(ミーティング)において話し合うべきテーマ・問題のことです。
検討事項とは、会議においてその是非(認否)を話し合って決めるべき項目のことです。
会議で話し合うことが予定されている「議題・検討事項」は、アジェンダの言い換えの言葉として解釈できます。
「行動計画」【こうどうけいかく】
「アジェンダ」の類語・言い換えとして、「行動計画・会議日程」があります。
行動計画とは、主に国際的・政治的な問題に対して、どのような段階(ステップ)を経ながら取り組んでいくのかの計画のことです。
CO2による地球温暖化問題などで行動計画の意味のアジェンダが使用されています。
会議日程とは、会議をどのような時間割で進行していくのかの日にちごとの予定のことです。
「行動計画・会議日程」は、アジェンダの類語と言えるでしょう。
「目次」【もくじ】
「アジェンダ」の類語・似た言葉として、「目次・目録」があります。
ビジネス分野におけるアジェンダは、会議(ミーティング)で話し合うべき議題・検討事項を箇条書きでまとめた「目次・目録」のことを意味しています。
議題と時間の予定を一覧にした「目次・目録」は、アジェンダと似た言葉になっています。
「アジェンダ」の言葉の使い方
「アジェンダ」の言葉の使い方は、会議(ミーティング)で話し合って検討すべき議題・項目を事前にまとめて提示する時に使うということです。
会議を効率的に進めたい時に「アジェンダ」と呼ばれる議題・検討項目の一覧表(目次+タイムスケジュール)を作成することがありますが、「会議・ミーティングで議論したり決議したりすべき議題」を指して使うこともできます。
「国際的・政治的な問題事項」に対する行動計画やスケジュールのことを指して、「アジェンダ」の言葉を使用することもできます。
「アジェンダ」を使った例文
「アジェンダ」を使った例文には、以下のようなものがあります。
- 「アジェンダ」の例文1
- 「アジェンダ」の例文2
- 「アジェンダ」の例文3
「アジェンダ」の例文1
関係者の方々に事前に検討事項を知っておいてもらいたいので、横浜市で実施する新しいビジネス計画のアジェンダを、来週の土曜日までには仕上げておいて下さい。
「アジェンダ」の例文2
少子高齢化問題に対応するアジェンダが国会で示されてはいるが、具体的な政策のタイムスケジュールが絞り込まれていないので、少子高齢化対策の実効性はほとんどないだろう。
「アジェンダ」の例文3
温室効果ガス(CO2)による地球温暖化問題と中東地域の国際紛争事態は、数十年以上にわたって国際社会で共有されているアジェンダであり、先進国はこれらのアジェンダに対応する具体的なアクションを起こす義務がある。
「アジェンダ」の英語
「アジェンダ」の英語は、“agenda”になります。
“agenda”という英語の元々の意味は「予定表・スケジュール帳」であり、企業の会議で話し合われる議題や国際的な行動目標の計画のことを意味しています。
「アジェンダ」とレジュメの違い
「アジェンダ」と「レジュメ」の違いは、アジェンダは「会議で使用する議題・検討項目やそれらをまとめたもの」ですが、レジュメは「問題事項・発表内容の要約」のことです。
アジェンダは会議(ミーティング)を円滑に進行させていくために用いる「議題や検討項目の予定表・会議日程」を意味していますが、レジュメは会議とは関係がなく「自分が発表したい内容・問題にしている事柄などの要約」になります。
要約のレジュメは「双方向的に話し合う会議」ではなく、「一方向的に自分が話す講義・講演会」などで配られます。
「アジェンダ」と議案の違い
「アジェンダ」と「議案」には大きな違いはありませんが、「議案」というのは「会議(ミーティング)において話し合って決定すべき具体的な提案内容」のことを意味しています。
「アジェンダ」も「議案」と似た意味合いで用いられることはあるのですが、アジェンダの方は「事前に予定している話し合うべき議題やそのまとめ」のことを意味しています。
それに対して、議案の方は「会議が始まってからメンバーによって出された具体的な提案内容」のことを意味していることが多いのです。
「アジェンダ」は会議(ミーティング)が始まる前から決められている「会議で話し合うべき予定されている議題(テーマ)」であり、「議案」は会議(ミーティング)が始まった後にメンバーから提案された「会議で審議・決定すべき議題(テーマ)」という違いがあります。
「アジェンダ」と議題の違い
「アジェンダ」は議題と訳されることも多いことから、「アジェンダ」と「議題」には大きな意味の違いはありません。
「議題」というのは「会議(ミーティング)で話し合うべき具体的な内容・テーマ」のことを意味していますが、アジェンダは「事前に会議(ミーティング)で話し合うべき議題・テーマの予定をまとめた目次・一覧」といった意味合いになります。
「アジェンダ」を「議題」と訳すことは辞書的な定義では間違いではないのですが、実際のビジネスや政治の議会の現場においては、アジェンダは「議題一覧・テーマ一覧の予定表(目次・目録)」のことを意味しているのです。
「議題」というのは、「アジェンダ(話し合うべき議題の予定表)」に示された複数の議題の中の一つということになります。
「アジェンダ」と議事の違い
「アジェンダ」と「議事」の違いは、「アジェンダ」は「事前に予定している話し合うべき議題(テーマ)やそのまとめ」を意味していますが、「議事」は「会議(ミーティング)で話し合いをすること自体」や「会議(ミーティング)で審議すべき事柄」のことを意味しています。
「アジェンダ」とは「会議(ミーティング)で話し合うべき議題やテーマの予定表」のことですが、「議事」というのは「会議(ミーティング)で話し合いをすること自体+会議で審議・決議すべき内容」のことをダイレクトに指示しているのです。
「アジェンダ」という言葉について徹底的に解説しましたが、アジェンダには「会議の議題や日程のまとめ(予定表)」や「国際的・政治的な問題に対する行動計画」などの意味があります。
アジェンダの類語・言い換え・似た言葉としては「議題・検討事項」「行動計画・会議日程」「目次・目録」などがあります。
「アジェンダ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。