「イニシアチブ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「イニシアチブ」は、見た通りカタカナ語で、色々な場面で見聞きする言葉です。
目次
- 「イニシアチブ」とは?
- 「イニシアチブ」の表現の使い方
- 「イニシアチブ」を使った例文と意味を解釈
- 「イニシアチブ」の類語や類義語
「イニシアチブ」とは?
「イニシアチブ」とは、「主導権」と訳せる英語をそのままカタカナ語にした言葉です。
英語では“initiative”と表記し、カタカナ語でも一緒の意味で使っています。
「こちらにイニシアチブがある」といったような使い方をよく見聞きしますが、「主導権」と言い換えて、「こちらに主導権がある」ことの表現になります。
ゲームでは「先制権」という意味で使うことが多く、戦闘シーンがコマンド選択式のRPGで敵と出会った際に、どちらが先に攻撃するかは、どちらかイニシアチブをとるかと言い換えることができます。
「イニシアチブ」の表現の使い方
「イニシアチブ」は、先のように「主導権」と使う為の言葉ですが、ゲームの例のように、「先制権」と使われることも多い言葉です。
「先制権がある」と使った場合、先に仕掛けることができるという意味になりますが、決して「主導権」をもっている訳ではない為、その後の主導権はずっと相手側だという場合も少なくありません。
「主導権」とすると、その物事を主導して動かすことができる権利のある側となり、単に先制できる側という意味とは異なります。
そのどちらとも使える言葉の為、意味の解釈には注意が必要になります。
「イニシアチブ」を使った例文と意味を解釈
「イニシアチブ」を使った例文と、その意味の解釈です。
上に挙げた両方の意味で使っている例を挙げていきます。
- 「イニシアチブ」を使った例文1
- 「イニシアチブ」を使った例文2
「イニシアチブ」を使った例文1
「まずはイニシアチブをとらないことには、あのモンスターには勝てないだろう」
そのモンスターを倒すには、先制攻撃が必須になると言っている使い方です。
単なる「先制権」と使っている例で、英語の“initiative”もまた、そのような意味でも使える言葉です。
「イニシアチブ」を使った例文2
「こちらにイニシアチブがある案件だから、安心して進めて欲しい」
自分たちに主導権があるので、安心して進められる案件だと使っています。
この主導権という意味の場合、そちら側が主体となっていると解釈して構いません。
「イニシアチブ」の類語や類義語
ビジネスで「イニシアチブ」と似た意味で使われる言葉です。
ビジネスでは好んで使われることも多い言葉です。
- 「マター」【またー】
「マター」【またー】
英語では“matter”と表記し、「担当」や「責任の所在」という意味で使われています。
「この件は○○マターだから、その○○の判断次第だ」のように使われる言葉で、「○○に主導権がある」とも解釈することができます。
よって、ビジネスでは似た意味で使われることが多く、こちらも合わせて覚えておくといいでしょう。
この「イニシアチブ」という言葉は、「主導権」、もしくは「先制権」だと解釈してください。
日本語として無理な解釈をしているカタカナ語の類いではなく、英語でも意味はそのままです。