意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「慢心」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

心の状態を示す言葉「慢心」の意味や類語を紹介します。

さらに「慢心」の使い方や例文を紹介して行きます。

慢心

Meaning-Book
「慢心」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「慢心」の意味とは?
  • 「慢心」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「慢心」の言葉の使い方
  • 「慢心」を使った例文
  • 「慢心」しないための心構え


「慢心」の意味とは?

「慢心」の意味とは?

「慢心」という言葉を耳にする機会はあるでしょうか。

誰かの態度や言動を見て、「慢心」と感じる事もあるでしょう。

または自分が「慢心」しないように、気を付けている人もいるかもしれません。

そんな気になる「慢心」という言葉の読み方や意味をチェックしてみましょう。

  • 「慢心」の読み方と意味

「慢心」の読み方と意味

「慢心」「まんしん」と読みます。

「慢心」「慢」は、「自慢」に使われる事から、「慢心」には「自慢をしていい気になる」という意味があります。

また「おごり高ぶる事」や、「自分を偉いと思う事」「慢心」のひとつです。

特にそれまで高い評価を受けた事が無い人が、突然高い評価を受けるようになると、「慢心」につながるケースが多いです。

若い人や、初めての仕事で成功すると、「慢心」する可能性が高いです。

何か一つの事を達成したとしても、自慢したりいい気にならず、次の仕事に集中する事が大切です。



「慢心」の類語や言い換え・似た言葉

「慢心」の類語や言い換え・似た言葉

「慢心」の類語や、似た意味の言葉をチェックしてみましょう。

自慢げになる、調子の乗っている様子を表現した言葉が続きます。

  • 「自画自賛」【じがじさん】
  • 「うぬぼれる」【うぬぼれる】
  • 「思い上がる」【おもいあがる】
  • 「のぼせる」【のぼせる】

「自画自賛」【じがじさん】

「慢心」の類語や言い換えに使える言葉として、「自画自賛」があります。

「自画自賛」「じがじさん」と読みます。

自分のした事を、他の人が褒めるのではなく、自分で褒める事を「自画自賛」といいます。

例えば趣味で水彩画を描いている人が、自分の描いた絵を「プロが描いたみたいだな」と褒めている様子は「自画自賛」となります。

基本的に素晴らしい作品や仕事に対しては、社会からの賞賛があります。

誰も何も言わずに、自分だけ褒めている場合は、それほど優れた作品や仕事ではない可能性があります。

その意味で、たいした事をしていないのに調子に乗っている様子が見える「自画自賛」は、結果的に「慢心」につながるかもしれません。

「うぬぼれる」【うぬぼれる】

「うぬぼれる」という言葉は、日常的に良く使われる言葉です。

「うぬぼれる」は、「自惚れる」という文字が使われます。

「自分に惚れている」という、少し恥ずかしい言葉になっています。

「うぬぼれる」は自分の事を優れていると思って、思い上がる様子を言葉にしたものです。

たまたま誰かに好きになってもらっただけなのに、世界中の女性からモテると勘違いするような行為も「うぬぼれ」です。

「思い上がる」【おもいあがる】

「思い上がる」という言葉があります。

実際よりも自分の事を上だと考えるから、「思い上がる」と言います。

本来は5段階評価の3くらいの実力なのに、4や5だと思っている人は「思い上がっている」人です。

いつか鼻っ柱を折られる可能性があるので気を付けましょう。

「のぼせる」【のぼせる】

「のぼせる」「慢心」と同じような意味の言葉です。

「逆上せる」と書きます。

思い上がる様子や自惚れている様子を意味します。

「慢心」の言葉の使い方

「慢心」の言葉の使い方

「慢心」という言葉を使う時、誰かに対して「いい気になっている」事を指摘するケースがあります。

例えば職場の部下が、仕事が上手にできて調子に乗っている時に、「いい気になるな」という意味で、「慢心するな」という声掛けをする事があるでしょう。

自分の子供が調子に乗っている時も、「それは慢心だ」と、考えを正すように促すかもしれません。

また自分が「慢心」しないように、予防のために心に刻むケースもあります。

壁に「慢心するな」と書いた紙を貼って、毎日目にするようにする人もいるかもしれません。

このように「慢心」は、誰かに注意をする時、自分の戒めにする時に使う事が多い言葉です。



「慢心」を使った例文

「慢心」を使った例文

「慢心」を使った例文をチェックしてみましょう。

どのような場面やシチュエーションで「慢心」を使えばよいかが、実際に「慢心」を使った例文を見る事で、分かりやすくなるかもしれません。

  • 「慢心」の例文1
  • 「慢心」の例文2

「慢心」の例文1

誰かが調子に乗ったり、実力以上に自分を高く評価している様子を見た時、「慢心」という言葉を使いたくなるかもしれません。

そのような人を見た時は、「慢心」という言葉を使った文章にしてみましょう。

「女子社員が少ない職場に配属されて、彼女はちやほやされて『慢心』しているようだ。この職場以外では、それほどモテないとは思っていない様子だ」「初めての仕事で大成功を収めて、彼は『慢心』してしまった。それ以降大した仕事はできていないが、プライドだけは高くて扱いにくい」「ほとんど成功しかけていたのに、『慢心』があり、失敗に終わった。やはり最後まで気を抜くべきではなかったのだ」などです。

特にモテそうもない男性や女性が、調子に乗っている姿を見ると「慢心」という言葉を使いたくなるかもしれません。

「慢心」の例文2

「慢心」について気を付けるように、自分に戒める人もいます。

そのような人の様子を「慢心」という言葉を使った文章にしてみましょう。

「いくつになっても『慢心』しないように、『慢心するな』と手帳に書いてある」「どんなに仕事を上手にできたとしても、私は決して『慢心』しない。なぜならまだ道半ばに過ぎないからだ」という感じです。

「慢心」は、人間関係、仕事にも悪影響を及ぼしますので、気を付けましょう。

「慢心」しないための心構え

「慢心」しないための心構え

最後に「慢心」しないための心構えをチェックしてみましょう。

「慢心」していい事はありませんので、「慢心」しないための心得を覚えておきましょう。

  • 「自分一人で達成したと思わない」
  • 「もっと成長できると思う」
  • 「必要以上に感情を込めない」

「自分一人で達成したと思わない」

良い仕事をした後で、「これは自分の力で成し遂げたものだ」と思うと、「慢心」につながるかもしれません。

特に「俺が一人で成し遂げたんだ」と思い込むと、おごり高ぶる気持ちが湧いてきます。

どのような仕事も、自分一人で達成できるものではない、という基本的な事を知っておくと「慢心」をせずに済みます。

仕事を与えてくれた人、サポートをしてくれた人、お金を出してくれた人など、一つの仕事には様々な人が関わっています。

決して、「自分の手柄」だと思わないようにしましょう。

仕事の中心にいた人ほど、周囲の人に感謝するように心掛けると、「慢心」に足元をすくわれずに済むでしょう。

「もっと成長できると思う」

大きな仕事を達成した時、手ごたえのある仕事をした時に、「慢心」し始めるかもしれません。

「これ以上ない仕事をした」と思うと、それを成し遂げた自分の事を高く評価し過ぎてしまいますし、誇りに思いすぎてしまう傾向があります。

「まだ成長できる」「もっと上がある」と思えれば、「慢心」する事はありません。

自分を適切に評価する事ができるので、変に偉そうな態度を取る事もなくなるはずです。

「必要以上に感情を込めない」

「慢心」をしてしまう時、自分がした仕事に対して、愛情を持ちすぎたり、感情的になり過ぎてしまうケースがあります。

自分がした仕事に愛情を持つのはいいですが、どこかの段階で手放す事も必要です。

自分の子供の様にいつまでも執着していると、「慢心」につながる事があります。

自分のした仕事が高い評価を受ける時に、自分の子供のように思っていると、親の自分が偉いような錯覚に陥るからです。

終わった仕事はクールに切り離す、そのくらいの気持でいた方が、「慢心」につながりにくいでしょう。

icon まとめ

「慢心」の言葉の意味や使い方を見てきました。

人間ですからつい「慢心」する事もあるでしょう。

しかし早い段階で気付き、言動を改める事が、世の中を渡ってくために大切です。

「慢心」の言葉の意味を知り、真似しないように気を付けましょう。