「高みを目指す」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「高みを目指す」の意味や類語を紹介します。
さらに「高みを目指す」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「高みを目指す」の意味とは?
- 「高みを目指す」の類語や言い換え・似た言葉
- 「高みを目指す」の言葉の使い方
- 「高みを目指す」を使った例文
- 「高み」を使った言葉
- 「高みを目指す」の対義語
「高みを目指す」の意味とは?
「高みを目指す」は「たかみをめざす」と読みます。
日常的に使用される漢字しか使われていませんので、読み間違える事が少ないと思います。
「高みを目指す」という言葉には、頂点を目指す、高い地位を目指す、大きな成功を目指すという意味があります。
このように実現不可能に思えるような目標を設定して、努力をする覚悟をする事を「高みを目指す」と言います。
上昇志向が強い人なら、一度くらい「高みを目指す」という気持ちになった事があるでしょう。
- 「さらなる高みを目指す」の意味
「さらなる高みを目指す」の意味
「高みを目指す」には「さらなる高みを目指す」という言い回しがあります。
この場合、「さらに上のレベルを目指す」という意味だと思いがちです。
しかし「さらなる」は「更なる」と書き、「更地」「まっさら」という意味があります。
「さらなる高みを目指す」には、「Aという業界で、レベルアップを目指す」という意味ではなく、「次はBという業界で頂点を目指す」という意味になります。
間違えて使いがちな表現ですので、これを機会に「さらなる」の意味を覚えてしまいましょう。
「高みを目指す」の類語や言い換え・似た言葉
次に「高みを目指す」の類語や言い換えを紹介します。
似た意味の言葉を知り、「高みを目指す」の言葉の意味をさらに深く知りましょう。
- 「チャレンジ精神」【ちゃれんじせいしん】
- 「上昇志向」【じょうしょうしこう】
「チャレンジ精神」【ちゃれんじせいしん】
「高みを目指す」は現状に満足せずに、今よりも高い場所を目指すという意味があります。
いつまでも挑戦する心を忘れないという意味では「チャレンジ精神」という言葉と似ている部分があります。
「チャレンジ精神」は、まさに「挑戦する心」の事です。
「チャレンジ精神」がある人は、どんなに困難に見える目標でも、躊躇せずに挑戦する事ができます。
結果的に良い成果を得る事ができ、「高み」に到達する事ができるかもしれません。
「高みを目指す」人が持っている魂が、「チャレンジ精神」といえるかもしれません。
「上昇志向」【じょうしょうしこう】
いつまでも「高みを目指す」人の事を、「上昇志向」と呼ぶ事もあります。
「上昇志向」は、とにかく今よりも上を目指す人の心の様子を言葉にしたものです。
「上昇志向」が仕事に向けられた場合は、誰よりも高いスキルを目指す事になるでしょう。
また社内政治に向けられた場合は、社長や取締役を目指す事になるかもしれません。
「上昇志向」が結婚に向けられた場合は、男性なら絶世の美女と結婚する事、女性なら玉の輿に乗る事が目標になるかもしれません。
いずれにせよ「現状維持」に満足する事ができない、常に「高みを目指す」気持ちに溢れている人の心の様子を「上昇志向」と呼びます。
「高みを目指す」の言葉の使い方
「高みを目指す」という言葉は、どのような場面で使うべきでしょうか。
まず、誰かに対して宣言する時に「高みを目指す」という言葉を使ってみましょう。
例えば社内面接などで、「このまま普通の社員で終わらずに、『高みを目指したい』です」などと、自分のやる気をアピールしたい時に使いましょう。
また恋人などに、「俺は『高みを目指す』から、ついてきてくれ」などと夢を語る時にも使えます。
また、「あの人は本当に止まらないな」と感じるような、上昇志向を持つ人たちを見た時も、「高みを目指す」という言葉を使ってみましょう。
「○○さんは、『上昇志向』が強い」というよりも、「○○さんは、『高みを目指して』挑戦を続ける人だ」と言った方が、言われた側の気分が良いかもしれません。
上昇志向が強い誰かを褒めたい時に、「高みを目指す」という言葉は便利に使えそうです。
「高みを目指す」を使った例文
「高みを目指す」を使った文章を作ってみましょう。
そこで様々な場面の「高みを目指す」を使った例文を紹介します。
どのように「高みを目指す」を文章に組み込めばいいのか、コツを会得しましょう。
- 「高みを目指す」の例文1
- 「高みを目指す」の例文2
「高みを目指す」の例文1
ビジネスシーンでは、「高みを目指す」という場面が多くなります。
例えば上司や同僚が出世を狙って頑張っている時、「高みを目指す」を使った文章にして褒めてみましょう。
「○○さんは、部長という高い地位に満足していない。『高みを目指し』取締役を狙っている」とか、「同期の△△は、『高みを目指して』努力している。休みの日も資格取得の勉強をしているし、接待のゴルフも欠かさない」という感じです。
ガツガツと出世を狙って頑張る様子は、上手に褒めにくいものですが、「高みを目指す」という言葉を使うとスマートに褒める事ができます。
「高みを目指す」の例文2
誰かに夢を語りたい時に、「高みを目指す」という言葉を使った文章にしてみましょう。
例えば「俺はただミュージシャンになりたいだけじゃない、『高みを目指して』業界のてっぺんに立ちたいんだ」とか、「この業界でさらなる『高みを目指し』、経済的にも社会的にも成功して見せる。だから結婚してくれ」という感じです。
「高みを目指す」は、どことなく上品なイメージがある言葉ですので、大きな夢を語っても嫌味な感じになりにくいという特徴があります。
「高み」を使った言葉
「高みを目指す」の「高み」を使った言葉を見て行きましょう。
特に有名な言葉が「高みの見物」です。
「高みの見物」は、高い所から低い所にいる世界を覗きこみ、何もしない様子を言葉にしたものです。
「対岸の火事」のような意味の言葉で、安全地帯から災いや混乱を眺める様子を言葉にしたものです。
「高み」は物理的な高さではなく、社会的地位を指す場合が多いです。
「金持ち喧嘩せず」ではありませんが、「高みの見物」は社会的に高い位置にいる人たちが庶民の営みを眺めて、特に何しない…そんな良くある場面を言葉にしています。
「高みを目指す」の対義語
最後に「高みを目指す」の反対の意味の言葉を見て行きましょう。
「高みを目指す」人とは違い、高い所を目指さない生き方や考え方を言葉にしたものです。
- 「現状維持」【げんじょういじ】
- 「自然体」【しぜんたい】
「現状維持」【げんじょういじ】
「現状維持」は、「今のままでいい」という志向を言葉にしたものです。
「現状」は「現在の状態」の事で、「維持」は「保つ」という意味があります。
「高みを目指す」人は、現状に満足せず、さらなる高いポジションを狙って行く人ですので、「現状維持」タイプの人とは真逆に位置する人です。
もし「現状維持」タイプの旦那さんと、「高みを目指す」タイプの奥さんが結婚をしたら、お互いの価値観が違いすぎてケンカになるかもしれません。
「自然体」【しぜんたい】
「自然体」という言葉も、一般的に良く使われる言葉です。
「高みを目指す」と似た意味を持つ「上昇志向」と、真逆に位置する言葉かもしれません。
あるがままの気持ちと心を大切にして、無理に「高みを目指す」ような事をしないのが、「自然体」タイプの人です。
ただし、若い頃は「高みを目指す」タイプだった人が、実際に高い地位を得て、そこから「自然体」で生きるというケースもあります。
また「高みを目指す」のが生まれ持った志向という場合は、「高みを目指す」のが「自然体」というケースもあるかもしれません。
「高みを目指す」という言葉の意味や使い方をチェックしました。
現状に満足しないタイプの人は、「高みを目指す」事になるでしょう。
自分や周囲にいる誰かが、上昇志向の持ち主だとしたら、ぜひ「高みを目指す」を使って言葉にしてみましょう。