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「ジリ貧」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「ジリ貧」の意味や類語や対義語を紹介します。

さらに「ジリ貧」の使い方や、「ジリ貧」人生を送らないコツを紹介します。

ジリ貧

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「ジリ貧」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「ジリ貧」の意味とは?
  • 「ジリ貧」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「ジリ貧」の言葉の使い方
  • 「ジリ貧」を使った例文
  • 「ジリ貧」の対義語
  • 「ジリ貧」な人生を防ぐコツ


「ジリ貧」の意味とは?

「ジリ貧」の意味とは?

「ジリ貧」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

全く知らないという人もいれば、身に覚えがある身近な言葉と感じている人もいるでしょう。

「ジリ貧」とはどのような意味かを知れば、ボキャブラリーが増えるだけでなく、幸せな人生を送るヒントになるかもしれません。

そんな「ジリ貧」の読み方と意味を紹介します。

  • 「ジリ貧」の読み方
  • 「ジリ貧」の意味

「ジリ貧」の読み方

「ジリ貧」「じりひん」と読みます。

「ジリ」「貧」という、カタカナと感じの組み合わせの言葉は意外と珍しいかもしれません。

「ジリ」「ジリジリ」という意味で、「貧」「貧乏」「貧しい」という意味になります。

「ジリ貧」の意味

「ジリ貧」「ジリジリと貧しくなる」「少しずつ貧乏になる」という意味です。

一気に貧乏になるのではなく、少しずつ貧しくなっていく感じです。

例えば年収500万円の人が、次の年に200万円になったら大事ですし、「ジリ貧」とは呼べませんが、450万円になり、430万円になり…と年収が減っていき、10年後に200万円になるとしたら「ジリ貧」と呼べます。

また「ジリ貧」は、本当に少しずつ貧乏になった様子を意味する事もありますが、誰かの予想によるものというケースもあります。

「このままでは先行きが暗い」「業績が悪くなりそうだ」と予想した時、「このままでは『ジリ貧』になる」という言い方をします。



「ジリ貧」の類語や言い換え・似た言葉

「ジリ貧」の類語や言い換え・似た言葉

「ジリ貧」の類語や、似た意味の言葉をチェックしてみましょう。

似た意味の言葉と「ジリ貧」を並べて、より言葉の意味を深く理解しましょう。

  • 「干上がる」【ひあがる】
  • 「食い潰す」【くいつぶす】

「干上がる」【ひあがる】

収入がなくなって生活ができなくなる…そのような状態を「干上がる」という言葉で表現します。

「干上がる」には太陽の熱でじわじわと干上がっていく様子があり、「ジリ貧」という言葉と似たイメージがあります。

「食い潰す」【くいつぶす】

「食い潰す」「ジリ貧」に似た意味の言葉です。

働かないで貯金や財産を使いつくしてしまった状態が「食い潰す」です。

病気や何かしらの事情で、働けずに貯金を頼りに暮らしていくと、いつか「食い詰める」事になるでしょう。

「ジリ貧」の言葉の使い方

「ジリ貧」の言葉の使い方

「ジリ貧」を使う時は、未来予測をして、将来に注意を促すケースが多いです。

実際に少しずつ貧乏になって、「自分の人生は『ジリ貧』だったな…」と回顧するケースは少なく、どちらかといえば、「このままでは自分の人生は『ジリ貧』になる」と想像するケースの方が多いです。

ビジネスシーンでも、未来予測のひとつとして「ジリ貧」が使われる事が多いです。

現在は業績が良い会社でも、新しい商品やサービスが生み出せていないと「ジリ貧」が心配になります。

そして、会議などで「ジリ貧」の危険性が叫ばれ、各部署が「ジリ貧対策」をする事になります。

プライベートでも、終身雇用が少なくなった今では、フリーランスや契約社員はもちろん、正社員であっても「ジリ貧」の危機を感じざるを得ません。

「ジリ貧にならないようにしよう」、そう自分にいいか聞かせるように、「ジリ貧」という言葉を使います。



「ジリ貧」を使った例文

「ジリ貧」を使った例文

「ジリ貧」はビジネスシーン、日常生活でも使う事がある言葉です。

「ジリ貧」を使った例文をチェックして、使い方のコツをみつけましょう。

ビジネスシーンでは、社内の会議で「ジリ貧」という言葉が使われやすいです。

「ここ数年業績が安定していますが、新しいヒット商品が生まれていないのも事実です。

このままでは『ジリ貧』になる可能性が高いです」
「今のように社員の士気が上がらないと、『ジリ貧』になってしまうでしょう」という感じです。 また個人でも、「職場の人間関係が悪くて、会社を辞めてしまった。良い条件の新しい職場をみつけないと、『ジリ貧』になりそうだ」「若いうちに手に職を付けないと『ジリ貧』になる」という感じで、ジリ貧を使った文章を作る事ができます。

「ジリ貧」の対義語

「ジリ貧」の対義語

「ジリ貧」の対義語をチェックしてみましょう。

少しずつ貧乏になる感じとは真逆の言葉が続きます。

  • 「尻上がり」【しりあがり】
  • 「どか貧」【どかびん】

「尻上がり」【しりあがり】

「尻上がり」「しりあがり」と読みます。

後に行くほど調子が出る事を「尻上がり」と読みます。

「ジリ貧」がジリジリと下降線をたどるのに対して、「尻上がり」は真逆な曲線を描く事になります。

例えスタートダッシュに失敗したとしても、実力がある人は「尻上がり」に調子を上げて行き、最終的に成功を手に入れる事ができるかもしれません。

「どか貧」【どかびん】

「ジリ貧」に比べて耳慣れない言葉だと思いますが、「どか貧」という言葉があります。

辞書にも掲載されている言葉です。

「どか貧」は、どかっと一気に貧乏になる事を意味する言葉です。

例えば、個人投資家が株安により、一夜のうちに財産を失うようなイメージです。

貧乏になるという点では「ジリ貧」「どか貧」は同じですが、貧乏になる過程が真逆なので、対義語と言えるでしょう。

「ジリ貧」な人生を防ぐコツ

「ジリ貧」な人生を防ぐコツ

「ジリ貧」の意味を知ったところで、「ジリ貧」な人生を送らない処世術を知っておきましょう。

人生の後半になって下降線を描かずに済むような生き方を選ぶようにしましょう。

そこで、「ジリ貧」な人生を防ぐコツを紹介します。

  • 「基本を学ぶ」【きほんをまなぶ】
  • 「知識を蓄える」【ちしきをたくわえる】
  • 「健康に気を付ける」【けんこうにきをつける】
  • 「人間関係を大切にする」【にんげんかんけいをたいせつにする】

「基本を学ぶ」【きほんをまなぶ】

若くしての成功を夢見て、基本を無視して頂点を目指す人がいます。

勢いが良く運に恵まれれば、若い時期に成功を収める人もいるでしょう。

しかし、どんなにすごい人でも、いつか勢いは弱る日がきますし、運に見放される時期が訪れます。

そのような時に基本ができていないと、「ジリ貧」の人生をたどる事になります。

逆に基本を学び、基礎がしっかりしていれば、勢いが止まっても運に見放されても、いくらでも伸びて行く事ができます。

若い時期の成功を目指すより、きちんと基本を学ぶ事を大切にして、「尻上がり」の人生を送る事をおすすめします。

「知識を蓄える」【ちしきをたくわえる】

「ジリ貧」になってしまう人は、若い頃に身につけた知識やスキルに頼りきりになってしまう傾向があります。

しかし人生は長く、年を取る間に時代は変わっていきます。

若い頃に身につけたITの知識は、10年後にはまるで役に立たないという事もあります。

成功しても、その成功におごらず、常に新しい知識を仕入れ、新しいスキルを身につける事が、「ジリ貧」人生を防ぐコツです。

「健康に気を付ける」【けんこうにきをつける】

何をするにも健康が第一です。

不健康だとどんなに才能があり真面目な性格でも、仕事を順調に続けて行く事はできません。

逆に健康でさえあれば、極論をすれば死ぬ直前まで働き続ける事が可能です。

「ジリ貧」に陥らずに済む確率が高くなるでしょう。

そのために若い頃から暴飲暴食をせず、適度な運動習慣をつける事、さらに規則正しい生活をする事が大切です。

「人間関係を大切にする」【にんげんかんけいをたいせつにする】

年を取ると若い頃にお世話になった人たちが、亡くなって行きます。

そして、ある年齢に達すると、仕事上で付き合う人の多くが、自分と同世代か、さらに若い人になります。

仕事をするのが難しいと感じるのは、このような時期で、「ジリ貧」が始まるのもこの時期です。

新しい人間関係を築くのは大変ですが、人間関係を更新して行かないと、若い世代の人と関係を築く事ができません。

いつでも自分よりも下の世代と繋がれるよう、人間関係を大切にする姿勢は何歳になっても大切です。

icon まとめ

「ジリ貧」の意味や使い方をチェックしました。

言葉の意味を知るとともに、自分が「ジリ貧」にならないように、若い時から対策を練ると良いでしょう。