「忙しさにかまけて」の意味とは？類語、使い方や例文を紹介！

「忙しさにかまけて」の意味とは?

「忙しさにかまけて」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

誰かが何かに対して言い訳をしている時に使う言葉のひとつです。

どのような言い訳なのか気になる人もいるでしょう。

そこで、「忙しさにかまけて」の言葉の意味をチェックしてみましょう。

• 「忙しさにかまけて」の意味

「忙しさにかまけて」の意味

「忙しさにかまけて」は、「用事が多すぎて、大切な事に気が回らない」「暇がなくて、他の事が留守になる」という意味がある言葉です。

思い当たる部分が多い言葉ではないでしょうか。

結婚生活を送っている男性や女性は、特に「忙しさにかまけて」という言葉が身に染みるかもしれません。

仕事を理由に奥さんをないがしろにしてしまったり、家事と子育てが忙しくて、旦那さんをないがしろにしてしまうケースは良くあるからです。

このように「忙しさにかまけて」は、忙しい事を理由に、誰かをないがしろにしてしまったり、ミスをしてしまったりする時に使います。

「忙しさにかまけて」に似た言葉・類語

次に「忙しさにかまけて」に似た言葉や、言い換えられる言葉を見て行きましょう。

「忙しくて気が回らなくなる」という意味のある言葉が並びます。

• 「忙殺される」【ぼうさつされる】
• 「てんてこ舞い」【てんてこまい】

「忙殺される」【ぼうさつされる】

「忙殺される」は「殺す」という言葉が付いた、少し過激なイメージの言葉です。

しかし「忙殺される」は、本当に誰かが死ぬわけではなく、「とても忙しい」という意味の言葉です。

「仕事で忙殺されて…」と、奥さんを適当に扱った事の言い訳をする旦那さんがいます。

これは「忙しさにかまけて…」と同じニュアンスになります。

「忙しさにかまけて」は「忙殺される」に言い換える事ができる事を、覚えておいてください。

「てんてこ舞い」【てんてこまい】

忙しくてゆっくりする間もない事を「てんてこ舞い」と言います。

「てんてこ舞い」な人は、心に余裕がないので、ミスをしたり、気持ちが行き届かなかったりするでしょう。

例えば、デートの約束を忘れてしまった彼氏が「仕事がてんてこ舞いで…」という言い訳をするかもしれません。

これはまさに「忙しさにかまけて」と同じ言い訳になります。

「忙しさにかまけて」の使い方

「忙しさにかまけて」は、忙しい事を理由に、自分がしてしまった間違った行動やミスを言い訳しようとする時に使う言葉です。

そのため「忙しさにかまけて」の後に、「してしまった間違った行動、ミス」が来る事が多いです。

「忙しさにかまけて」「彼女の誕生日を忘れた」とか、「忙しさにかまけて」「仕事の納期に遅れてしまった」などという感じです。

また、忙しすぎる人を戒める時に、「忙しさにかまけて」という言葉を使う事もあります。

ただ忙しいだけでなく、それを理由に間違った行動をしてしまう人がいる時に、「忙しさにかまけて」という言葉を使います。

「忙しさにかまけて」を使った例文

「忙しさにかまけて」という言葉を使って例文を作りましょう。

「彼は『忙しさにかまけて』、彼女とのデートをすっぽかしてしまった」とか、「彼女は『忙しさにかまけて』、夫の夕食を作り忘れてしまった」など、忙しい事を理由に、誰かとの約束を忘れた時に「忙しさにかまけて」という言葉を使う事ができます。

さらに、「彼は『忙しさにかまけて』、周囲の人に冷たく当たってしまった」など、忙しい事を理由に、ひどい態度を取ってしまった様子を表現する事もできます。

このように「忙しい」+「してしまった過ち」という流れにすると、「忙しさにかまけて」を使った文章を作る事ができます。

「忙しさにかまけて」を分解して解釈

「忙しさにかまけて」を分解して解釈してみましょう。

「忙しさにかまけて」は「忙しい」と「かまける」の二つの言葉に分ける事ができます。

「忙しい」「かまける」のそれぞれの意味を知ると、「忙しさにかまけて」の意味がより理解できるようになるでしょう。

• 「忙しい」【いそがしい】
• 「かまける」【かまける】

「忙しい」【いそがしい】

「忙しい」という言葉は、誰でも毎日のように使っているのではないでしょうか。

「忙しい」は、用事が多くて暇がないという意味の言葉です。

「心を亡くすと書いて、「忙しい」」などと言いますが、確かに「忙しい」と誰かに優しくしたり、気遣ったりする余裕がなくなってしまいます。

「かまける」【かまける】

「かまける」という言葉は、それほど耳なじみがない言葉だと思います。

「かまける」には、何かに気を取られ過ぎて、他の事が留守になる様子を言葉にしたものです。

例えば、部活に「かまけて」、学業がおろそかになるとか、好きな女性に「かまけて」、勉強が手につかない、などと使います。