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「チムドンドン」の意味とは?沖縄の方言?使い方や例文を紹介!

日常の暮らしの中で、緊張のあまりに、胸が苦しくなったり、心臓がドキドキしてきたりして、困ってしまったという経験は、よくあることです。

手の平に、大の字を5回書いて、飲み込む真似をすれば、大丈夫とか、回避する方法には、眉唾の話も多いのですが、新しいそんなドキドキ感に関する表現の仕方です。

チムドンドン

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「チムドンドン」の意味とは?沖縄の方言?使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「チムドンドン」の意味とは?
  • 「チムドンドン」を標準語に言い換え
  • 「チムドンドン」の言葉の使い方
  • 「チムドンドン」の例文
  • 「チムドンドン」を使った代表的な言葉


「チムドンドン」の意味とは?

「チムドンドン」の意味とは?

沖縄の方言で「チム」とは、(心)や(胸)、(心臓)のことを指します。

「ドンドン」というのは、音のことで、ここでは、脈打つ音を指しています。

直訳すると(胸が、ドンドンと脈打つ)となって(胸がドキドキする様子)や(胸が高鳴る様子)を表します。



「チムドンドン」を標準語に言い換え

「チムドンドン」を標準語に言い換え

(胸がどきどきする)(心臓がどきどきする)など緊張している様子を表す言葉として、プラス方向では(わくわくする)(わくわくどきどき)マイナス方向では(びくびくする)(バクバクする)(ガチガチになる)などがあります。

「チムドンドン」の言葉の使い方

「チムドンドン」の言葉の使い方

大勢の人前で、何かを発表するとか、演奏するといった極度に緊張する場面、格好いいライブ映像を見るとかタレントに逢うといった心が躍るような場面に出合った時、そこでの心境や態度、行動の様子などを分かりやすく伝えるために「〜する」というサ行の動詞として使えば、格別注意することや使用上の制限など、取り立てて問題とするような点はありません。



「チムドンドン」の例文

「チムドンドン」の例文
  • 「チムドンドン」の例文1
  • 「チムドンドン」の例文2

「チムドンドン」の例文1

ダンシングチィームKのライブに行ったら、いきなりステージのライトが回り始めて、ベースが地響きのように聞こえてきたので、思わずチムドンドンしたよ。

「チムドンドン」の例文2

思った以上にお客さんが、ホールに詰めかけたので、さすがに、チムドンドンしてきて、ステージに向かうのに、手足が交互に出ないので、何だか奇妙な歩き方になってしまった。

「チムドンドン」を使った代表的な言葉

「チムドンドン」を使った代表的な言葉
  • 「チムドンドンしたい」【ちむどんどんしたい】
  • 「チムドンドンしてきた」【ちむどんどんしてきた】

「チムドンドンしたい」【ちむどんどんしたい】

もとになるのは、小夏という女性の漫画家が、2012年の別冊マーガレット1月号の別冊付録「BETUMAJAPAN」に、ご当地漫画として、沖縄を舞台に描いたものが、出発点となります。

その漫画の中で、主人公が、恋愛関係が次の段階へ進むのではないか、このままキスをするのではないかなど、どきどきと胸をときめかす場面に、足を高々と上げて胸の大太鼓を力強くドンドンと叩く、エイサー姿の男性が、登場したことを受けて、胸がどきどきするような場面に出合いたいという想いを表した言葉が「チムドンドンしたい」です。

「チムドンドンしてきた」【ちむどんどんしてきた】

(胸がときめいてきた)(ドキドキしてきた)という意味を表しています。

ストリーとは無関係に、突然、エイサー姿の男性が登場して、画面上の人物の心境を代弁するような形で描かれることもあります。

また、SNSでのレスに、スタンプのように、力強く太鼓を打つエイサー姿の男性の劇画をはり付け、サイトにはり付けられた、相手の顔写真のあまりの可愛いらしさに、チムドンドン(ときめいてきた)してきたことを表すことにも使われています。

(どきどきしている)とか(ときめいている)といった想いを、ストレートには言えないある種のテレが「チムドンドン」という、およそ無関係な言葉に変わることで、平気で言える、照れずに言える、そんな雰囲気を作り出しています。

ドキドキとドンドン、早鐘を撞くような押さえきれない胸の高まりを表すのに、より高まっていると感じられるのは、音も大きいドンドンの方に、軍配が上がります。

icon まとめ

緊張している様子、特に、ときめいている様子を表すのに、そんな意味だとは予想もつかないような「チムドンドン」という沖縄の方言をもってきたところが、目から鱗の発想です。

沖縄のエイサーと言えば、そのリズムや歌を聞いただけで、シマンチューは、心が躍り「チムドンドンするさあ」の世界、若い人を中心に、広がりそうな言葉です。