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「幾星霜」の意味とは?類語、使い方や例文、対義語を紹介!

人の歴史は、人の記憶が紡がれて長い年月を経て脈々と伝わっていくものだと思います。

個人レベルでは、家族も持ち、自分の子供が成長をして、また子供を授かる。

その繰り返しが家族・一族のつながりとなっていきます。

その個人個人の行動・思い・願いが集まり、大きな歴史となっていくような気がしてなりません。

そのような時の流れにおいて、「幾星霜」という言葉があります。

日常会話やビジネスの中で、人とのコミュニケーションでは使われることは、めったにない言葉かもしれません。

幾星霜

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「幾星霜」の意味とは?類語、使い方や例文、対義語を紹介!>


目次

  • 「幾星霜」の意味とは?
  • 「幾星霜」の類語や言い換え
  • 「幾星霜」の使い方
  • 「幾星霜」を使った例文
  • 「幾星霜」の使い方


「幾星霜」の意味とは?

「幾星霜」という言葉を耳にしたことのある人は少ないのではないでしょうか? もしかすると、この言葉自体を知らない人も結構いるのではないかと思います。

「幾星霜」という言葉は、「多く苦労や努力を重ねた結果としての長い年月」「いくとしつき」という意味が含まれています。

戦後70数年が経過していますが、「敗戦から幾星霜を経て今日に至る」という例えができる言葉です。

私達の日常生活の中では、ほとんど、いいえ、全くと言っていい程に使うことがない言葉でしょうが、この言葉のフレーズだけでも、何故かロマンチックな空気を感じることができるのではないかと思ってしまいます。

  • 「幾星霜」の読み方
  • 「幾星霜」の語源

「幾星霜」の読み方

「幾星霜」の読み方は、「いくせいそう」となります。

この言葉の意味は、「長い年月」と言う意味も、使われている漢字も見ると、思わず納得しそうです。

「幾星霜」の語源

では、「幾星霜」は、どのようなことから、「長い年月」と言う意味を持つようになったのでしょうか?

この言葉の語源調べてみると、星は1年に天を1周するという考えがあります。

また、霜は年ごとに降ります。

「星が1年で天を一周し元の位置に戻り、霜は毎年冬に降りる」という万物の法則的な受け止め方で、このサイクルを幾度も繰り返してきたということから、「長い歳月」と言う意味を持つようになったと考えられているのです。

日常会話レベルで表現するなら、「長い年月を経て」というような表現を示す言葉に当てはめることができます。



「幾星霜」の類語や言い換え

では、「幾星霜」と同じ意味を持つ同義語・類義語としては、どのような言葉で置き換えることができるでしょう。

  • 「幾年月」
  • 「悠久の時」

「幾年月」

「幾年月」も、「幾星霜」と同じ意味を持つ言葉です。

「幾年」(いくとせ)と表現することもできるでしょう。

意味としては、「どれくらいの年数」「長い年月」という意味になります。

「卒業してから、もう幾年が過ぎたろうか?あの頃のことが懐かしく思える」

「幾年にも及ぶ苦労の末に、彼は大きな事業で成功を収めることができたのだ」

このように長い時間・年月を経て、今に至ったことも振り返る時に使われます。

時間の経過とともに、人が成長すること、老いることなど、様々な出来事を思い出すのではないでしょうか。

「悠久の時」

「悠久の時」も、「幾星霜」と似た意味があります。

この言葉は、「果てなく続くかのように長い時間」を表現する時に使われます。

「途方もなく長い歳月」と言う意味ですね。

「悠久」とは、「果てなく続くこと」で、且つ「はてしなく久しいこと」でもあります。

「悠久」には、「限り」という概念が存在しておらず。

「ゆっくりと果てしなく続くさま」を表しています。

このことから、「悠久の時」「悠久の自然」「悠久にそびえたつの山々」「悠久を流れる川」というように「悠」「久」の文字が含まれることによって、さらに大河のごとくゆったりとした時間も空気も流れて行くような感じがしてくるのです。

「悠」という文字の意味は、「ゆったりとしているさまで、落ち着いていること」となります。

このことから、ゆっくり時間が流れて行く時間のことを表現する場合には、「悠久の時」を使うことになります。

「悠」の文字を見ただけでも、まさに時間が止まったかのような感覚を覚えることはなるでしょう。

また、「久」の意味も、「長く続くさま」を表しており、「時が永遠に続いて行くさま」を表しています。

「久」「悠」と同じく「長く続くさま」の意味合いを持っていますので、「悠久」と言う言葉が形成されることで、「さらに長く続くさま」の状態が伝わってくるのかもしれません。

「悠久」は、時として「時間を長く伸ばす」「時間が長くかかる」と言ったことを表現する時にも使うことができます。

「幾星霜」の使い方

日常会話の中では、あまり使われることが少ない「幾星霜」ですが、どのよう場場面で使うことができるでしょうか?

「長い年月」という時間的な観念をベースした文章の中で使われることになりそうですが、事項の例文を見ていくことで、理解することができます。



「幾星霜」を使った例文

  • 「幾星霜」の例文1
  • 「幾星霜」の例文2
  • 「幾星霜」の例文3

「幾星霜」の例文1

「あれから幾星霜、店が大きくなるにつれて、マスターも立派に成長していったのです」

一国の主を夢見て、お店を持つようになってから数年の時が経ちました。

その時間の経過とともに、マスターの人間的にも大きく成長していったことが分かります。

「幾星霜」の例文2

「幾星霜を経て再会した彼女に、僕は思わず感慨が込み上げて涙を流したのです」

今まで恋焦がれていた理想の女性に再会した時、とても感動した男性。

それまでに、どれほどの年月が過ぎたのでしょうか。

そのような熱い思いが伝わってくるようです。

「幾星霜」の例文3

「彼の古びて疲れた身装りには、幾星霜もの汗と埃で、彼の苦悩が伝わってくるようだった」

この時も長い年月の中で、彼がどれ程、苦しい体験を重ねてきたかを物語っています。

「幾星霜」の使い方

「幾星霜」を使った言葉という言葉を使う表現をいくつか見ていくことにします。

  • 「幾星霜を経て」
  • 「もう幾星霜」
  • 「幾星霜の今日も」

「幾星霜を経て」

この時の言葉には、実に長い時間をかけて、様々な出来事があり、多くの経験を積んできたような雰囲気を感じることができます。

「幾星霜を経て、日本は経済的に大きく成長してきた」

このように、戦後の復興から現在に至る日本の繁栄には、多くに人々の並々ならぬ努力の熱意があるのです。

「もう幾星霜」

「もう幾星霜」と言うと、「もうどれ程の月日が経ったのだろうか?」というニュウアンスが伝わってきます。

「もう幾星霜経ってから、我が一族は精神的にも大きく進化してきたのだ」

このような言い回しができるかもしれませんね。

「幾星霜の今日も」

このような表現は、小説の一説で使われそうな感じです。

「幾星霜の今日も平和な1日となった」

何十年、何百年経っても、変わることのない時の流れを改めて感じることができるでしょう。

icon まとめ

「幾星霜」という言葉の意味を調べて理解すると、いかにこの言葉の表現に奥深いものがあるかを感じ取ることができます。

時間が流れていくことは、変わることのない宇宙の法則であり、哲学でもあるかもしれません。

人も、時の流れの中で、普通に生活を営んでいます。

ごく平凡な生活かもしれませんが、このことはもしかすると奇跡の連続かもしれないのです。

これまで、人間の歴史を紐解くと、戦いと競争に明け暮れていた歴史でもあります。

その中で、人間1人ひとりが幸福の願い行き続けてきたのです。

自分が幸福に生きていくことができることは、平凡ながらにも最高の幸福なのでしょう。

人は、時間の経過とともに進化して成長していきます。

世界も技術が進歩して便利な世の中になってきました。

このような出来事も年月の流れが、ずっと支えてきたのかもしれませんし、これからもずっと見守り続けてくれているような気がするのです。