「ぞくぞくする」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!
「ぞくぞくする」とは、風邪・温度低下などによって寒けを感じる様子を表す言葉ですが、緊張・興奮・恐怖で身体がぶるぶる震えそうになることを意味することもあります。
「ぞくぞくする」の類語・言い換え・対義語・例文には、どのようなものがあるのでしょうか?
「ぞくぞくする」の言葉について詳しく説明していきます。
目次
- 「ぞくぞくする」の意味とは?
- 「ぞくぞくする」の類語や言い換え
- 「ぞくぞくする」の使い方
- 「ぞくぞくする」を使った例文
- 「ぞくぞくする」を使った言葉を解釈
- 「ぞくぞくする」の対義語や似た対義語
「ぞくぞくする」の意味とは?
「ぞくぞくする」とは、風邪・発熱・温度低下などによってぶるぶる震えるような寒けを感じることです。
「ぞくぞくする」には、寒さ・発熱による震えだけではなく、喜び・期待・恐怖などによる感情の高ぶりで緊張・興奮して震えそうになるという意味もあります。
「ぞくぞく」は身体感覚や生理的感覚の変化を意味する副詞であり、「ぞくぞく」には背筋が冷えて寒く感じる時の擬音語のニュアンスがあります。
風邪の引き始めの初期症状として「背中がぞくぞくして寒けがする」と言ったり、風邪が悪化して熱が高くなってきた時に「全身がぞくぞくして寒けが止まらない」と言ったりすることがあります。
風邪や発熱による寒けを伴う体調悪化を表現する言葉が「ぞくぞくする」です。
それ以外にも「大切な試合の日が迫ってきて背筋がぞくぞくする」や「恐ろしい先輩から厳しく叱責されてぞくぞくした」というような激しい感情の高ぶり(喜び・恐怖)を表現する言葉として、「ぞくぞくする」は使われています。
「ぞくぞくする」の類語や言い換え
「ぞくぞくする」の類語や言い換えには、どのようなものがあるのでしょうか?「ぞくぞくする」の類語・言い換えについて、分かりやすく説明していきます。
- 「寒けがする」【さむけがする】
- 「武者震い」【むしゃぶるい】
- 「わくわくする」
「寒けがする」【さむけがする】
「ぞくぞくする」の類語・言い換えとして、「寒け(悪寒)がする」があります。
ぞくぞくするは、風邪を引いて熱が出た時に起こる「ぶるぶると震えるような背中・全身の寒け」を意味しています。
そのため、ぞくぞくするの類語として、風邪・発熱の症状をストレートに表現する「寒け(悪寒)がする」を考えることができます。
背中や手足、全身などに普通ではないぶるぶるするような寒けや体調の悪化を感じた時に、「寒け(悪寒)がする」という言葉を用いることができます。
「寒け(悪寒)がする」を用いた例文として、「お風呂上がりの深夜にコンビニに買い物に出かけたせいで風邪でも引いたのだろうか、今日は朝から寒け(悪寒)がしていて熱っぽい」などがあります。
「武者震い」【むしゃぶるい】
「ぞくぞくする」の類語・言い換えとして、「武者震いする」があります。
武者震いの意味は、「重大なイベントや戦い(競争)が控えていて、緊張と興奮のために身体がぶるぶる震えてしまうこと」です。
「ぞくぞくする」には「期待・恐怖・喜びなどの感情の高まり」によって身体が震えそうになるという意味があるので、「ぞくぞくする」の類語として「武者震い」を考えることができるでしょう。
武者震いは大事な試合や場面を控えて、緊張・興奮して震えることです。
「武者震い」を用いた例文として、「受験勉強の成果が問われる大学入試の本番を明日に控え、武者震いするような気持ちになってきた」や「武者震いするような緊張で体がガタガタ震えているが、私は絶対にこの勝負に負けるわけにはいかないのだ」などがあります。
「わくわくする」
「ぞくぞくする」の類語・言い換えとして、「わくわくする」があります。
わくわくするの意味は、「嬉しいことや期待していることがあって浮かれていること」や「楽しいことが控えていて待ちきれなくて胸がドキドキしているさま」になります。
「ぞくぞくする」にも、「嬉しいこと・期待していることがあって興奮して震える」といった意味合いがあるので、「ぞくぞくする」の類語として「わくわくする」を上げることができます。
「わくわくする」を用いた例文として、「大好きな彼氏との初めてのデートが迫ってきて、胸がわくわくしている」や「わくわくするような体験をできるだけ多く積み重ねていくことが、人生のポジティブな価値につながっている」などがあります。
「ぞくぞくする」の使い方
「ぞくぞくする」の使い方は、大きく分けて「風邪・発熱などで体調が悪くなって体が震えるような寒けを感じている時に使う」と「喜び・期待・恐怖などで感情が高ぶっていて体が震えるような感覚がある時に使う」があります。
風邪・発熱の初期症状として、背中に強い寒けを感じたり、手足が冷たく冷えて悪寒を感じたりした時に、「ぞくぞくする」という言葉を使うことができます。
もう一つは、待ちに待った楽しみなライブやイベントなどが控えている嬉しさで体が震えそうな時にも「ぞくぞくする」を「わくわくする」と同じようなニュアンスで使うことができます。
反対に、恐ろしい目に遭った時や恐怖感で体がぶるぶると震えそうな時などにも、「恐怖感で背中がぞくぞくする」といった使い方をすることができます。
「ぞくぞくする」を使った例文
「ぞくぞくする」を使った例文には、以下のようなものがあります。
- 連日の残業続きで体に無理をして風邪を引いたのだろうか、ぞくぞくする背中の寒けと気分の悪さが収まらないので、今日は早退して病院で診察をしてもらうことにした。
- 今日の夕方には大好きなアーティストのコンサートを最高の座席で見られると思うと、胸がぞくぞくするような興奮が止まらなくなってしまう。
- 上司から理不尽な要求をされて更に叱責の罵声まで浴びせられると、「何で自分がそこまで言われなければならないのか」と恐怖・怒りで背中のあたりがぞくぞくしてくる。
「ぞくぞくする」を使った言葉を解釈
「ぞくぞくする」を使った言葉の意味を分かりやすく解釈していきます。
- 「背中がぞくぞくする」
- 「風邪でぞくぞくする」
- 「楽しみでぞくぞくする」
「背中がぞくぞくする」
「背中がぞくぞくする」という言葉は、一般的には「風邪・発熱の初期症状」として生理的に背中のあたりに強い寒けを感じている時に使われる言葉です。
風邪の引き始めの症状として出てきやすい「背中周辺の寒け・全身の悪寒」を感じた時に、「背中がぞくぞくする」という言葉を使うことが多いのです。
風邪の症状や生理的変化としての「寒け・悪寒」以外にも、「期待・喜び・恐怖の感情の高ぶり」を表現するために「背中がぞくぞくする」という言葉が用いられることがあります。
例えば、「宝くじで1000万円が当せんしたことを知って、背中がぞくぞくした」や「自分が初期のがんであることを告知されて、恐怖で背中がぞくぞくした」などの使い方があります。
「風邪でぞくぞくする」
「風邪でぞくぞくする」は、「背中がぞくぞくする」とほぼ同じニュアンスで使われる言葉ですが、風邪を引いて背中や全身に寒けを感じている状態を直接的に表現した言葉になっています。
自分が風邪の症状を発症したことを明確に意識していて、風邪が原因になって寒け・悪寒を感じていると思っている時に、「風邪でぞくぞくする」という言葉を用いることが多いのです。
「楽しみでぞくぞくする」
「楽しみでぞくぞくする」は、「期待していること・楽しみにしていること(会いたい人と会える時など)」が間近に迫ってきて、興奮で体が震えるような感覚があることを意味しています。
「ぞくぞくする」は「楽しみ・喜び・期待感による感情の高ぶり+ポジティブな感情の高ぶりによって体が震える感覚」を意味する言葉でもあるので、「楽しみでぞくぞくする」といった言葉の使い方をすることができるのです。
「ぞくぞくする」の対義語や似た対義語
「ぞくぞくする」の対義語や似た対義語としては、「快調(健康)である」「落ち着いている(冷静沈着である)」「リラックスしている(自然体である)」などを考えることができます。
「ぞくぞくする」には風邪を引いて背中周辺に寒けを感じる意味があるので、風邪を引いていなくて健康なことを示す「快調(健康)である」が対義語になってきます。
「ぞくぞくする」は、喜びや期待、恐怖で興奮してハイテンションになっている意味があるので、その反対の意味を持つ対義語として「落ち着いている(冷静沈着である)」を上げられます。
「ぞくぞくする」は緊張感や期待感で興奮しているという意味があるので、その反対の意味を持つ対義語に「リラックスしている(自然体である)」があります。
「ぞくぞくする」という言葉について徹底的に解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「ぞくぞくする」の類語・言い換えには、「寒け・悪寒がする」「武者震いする」などがあります。
対義語には、「快調である」「リラックスしている」などがあります。
「ぞくぞくする」の言葉について詳しく調べたい時には、この記事を参考にして下さい。
「ぞくぞくする」とは、風邪・温度低下などによって寒けを感じる様子を表す言葉ですが、緊張・興奮・恐怖で身体がぶるぶる震えそうになることを意味することもあります。