意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「軽薄」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!

「軽薄」の言葉の意味と読み方や類語を紹介します。

さらに「軽薄」を使った例文や、「軽薄」を使った言葉について解説して行きます。

軽薄

Meaning-Book
「軽薄」の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!>


目次

  • 「軽薄」の意味とは?
  • 「軽薄な人」
  • 「軽薄」の類語や言い換え
  • 「軽薄」の使い方
  • 「軽薄」を使った例文
  • 「軽薄」を使った言葉について解釈


「軽薄」の意味とは?

「軽薄」の意味とは?

「軽薄」という言葉を耳にした事があるでしょうか。

自分の事を「軽薄」という人が周囲にたくさんいる場合は、かなりやばい状態といえるかもしれません。

また自分以外の身近な人の中に「軽薄」な人がいるかもしれません。

大切な人が「軽薄」な場合は、何かとイライラさせられる事が多くなるかもしれません。

「軽薄」「けいはく」と読みます。

「軽い」「薄い」という言葉が二つ重なっている事から、「軽い言動」「うすっぺらな言動」などがイメージできると思います。

イメージ通り「軽薄」「態度に慎重さが無く軽々しい様子」を意味する言葉です。

何か大切な約束をする時も、「軽薄」な人は軽々しい態度を取り、相手を不安にさせます。

そしてその不安を現実にするような、無責任な行動をとる傾向にあります。



「軽薄な人」

「軽薄な人」

例えば「軽薄」な人と付き合ってデートの約束をしたとします。

「軽薄」な彼は、デートの待ち合わせの時間を聞いた時に「分かった」と言うものの、彼女からすると「本当に分かってる?」と不安にさせるような軽い返事をします。

聞いているような、聞いていないような、「心ここにあらず」といったような態度を取ります。

「軽薄」な彼は、案の定、約束の時間に遅れてきて、「どこで待ち合わせだっけ?」と電話を掛けてきたりします。

あるいはデートの予定を忘れて、他の友達と遊びに行っていたりします。

この例のように、「軽薄」な人はどこか信頼できない面を持っています。

「軽薄な人」と言われた時は、ほとんどの場合、「信頼できない」「言動が軽々しくて信用できない」と思われています。

もしあなたが彼女や彼氏、家族から「軽薄」だと指摘されているとしたら、今すぐ心を入れ替えた方がいいかもしれません。

「軽薄」の類語や言い換え

「軽薄」の類語や言い換え

次に「軽薄」の類語や言い換えを見て行きましょう。

似た意味の言葉を並べる事で「軽薄」の言葉の意味が、より深く心の中に浸透して行くかもしれません。

  • 「軽はずみ」【かるはずみ】
  • 「軽率」【けいそつ】
  • 「粗忽」【そこつ】

「軽はずみ」【かるはずみ】

「軽はずみ」という言葉も、「軽薄」に似たような意味を持つ言葉です。

「軽い」という言葉が入っているように、「軽はずみ」「言動に思慮が乏しい」という意味を持つ言葉です。

「軽はずみ」な言動を連発する事で、その人は「軽薄」な人だと認定される事になります。

基本的に真面目で重厚な雰囲気を持っている人が、時折「軽はずみ」な行為をする場合は、「軽薄」だと言われる事はないでしょう。

その意味で「軽はずみ」な行為が多い人は、「軽薄」な人の予備軍といえるかもしれません。

「軽率」【けいそつ】

「慎重さが足りない言動」「軽率」と呼びます。

「けいりつ」ではないので注意が必要です。

基本的に真面目で重みのある行動をとる人が、「軽はずみ」な行動をした時は、「軽率」だといわれるかもしれません。

例えば、無駄遣いをしないで貯金をするのが趣味の人が、突然ホスト通いを始めたら「軽率だ」と非難されるかもしれません。

また「軽はずみ」な行動と同じように「軽率」な行動も、頻繁に繰り返すようだと「軽薄」な人だと言われてしまうかもしれません。

「粗忽」【そこつ】

「粗忽」「軽薄」と似た意味の言葉です。

落語などでも使われる、昔から使われてきた言葉です。

言動に落ち着きが無く、そそっかしい様子を「粗忽」といいます。

「粗忽者」などと呼ばれて、「軽薄」な人と同じように、周囲からの信頼を失う事があります。

ただし落語に登場する「粗忽者」は、「軽薄」な人よりも愛されている印象があります。

別の言い方をすれば「ドジ」な人、「ダメ」な人が「粗忽者」といわれやすいです。

とはいえ、言動に落ち着きがない様子は「軽薄」な人と通じる物があります。

軽はずみな行動をとるという意味では同様です。



「軽薄」の使い方

「軽薄」の使い方

「軽薄」は態度に重みが無く、軽々しい態度を取る人に対して、戒めの意味で使う事が多い言葉です。

また、「軽薄」な人を好きになったり、信頼している人に対して、警告を促す時にも使います。

その意味で、客観的に人物を見て、どのような人かを判断できる人が「軽薄」に気付く事ができるといえるでしょう。

人物を見る目がある人が、「軽率」な人や言動を発見し、周囲に注意を促す事ができます。

一方で「軽薄」な人や、「軽薄」な人を好きになったり信頼してしまう人は、人を見る目がない人、信じやすい人かもしれません。

その人や、その人の言動を「軽薄」と見抜く事ができないため、「軽薄」の人に迷惑を掛けられてしまいます。

誰かの事を「軽薄」だと見抜ける人は、大切な人に注意を促すよう、積極的に「軽薄」という言葉を使っていきましょう。

「軽薄」を使った例文

「軽薄」を使った例文

「軽薄」という言葉を使った文章を見て行きましょう。

誰かの事を「軽薄」と見抜いた時に、周囲の人に知らせる事ができるようになるためにも、「軽薄」を使った文章を作れるようになりましょう。

そこで「軽薄」を使った例文をいくつか紹介します。

  • 「軽薄」を使った例文1
  • 「軽薄」を使った例文2

「軽薄」を使った例文1

親友が好きになった男性が「軽薄」な場合、友達として心配だと思います。

このような時は、ぜひ「軽薄」な人だと、親友に警告しましょう。

「彼の言葉は軽すぎるし、言葉と行動が一致していない。彼は「軽薄」な人だよ。彼の事は好きかもしれないけど、付き合う前にしっかりと考えて欲しい」などという文章にします。

また「彼の言う『一生大切にする』なんて、全然信頼できない言葉だよ。彼は『軽薄』な人だから、言葉を真に受けて信用すると裏切られるかもしれないよ」など言って、親友に警告してあげましょう。

「軽薄」を使った例文2

職場に新規加入した新人の人間性に重みが無く、言動が軽々しいと思った時、注意が必要になるでしょう。

このような時は、職場の他のスタッフたちと、新人社員に対する認識を一致させておきたいところです。

このような状況を「軽薄」を使った文章にしてみましょう。

「新入社員のAさんは、何だか信用できない人だ。言葉が軽くて、うすっぺらだ。つまり彼は『軽薄』なんだ。大切な仕事を任せるのは少し先にしよう」という感じです。

「軽薄」な人に、いきなり重要な仕事を任せないよう、職場の意識統一が大切です。

「軽薄」を使った言葉について解釈

「軽薄」を使った言葉について解釈

最後に「軽薄」を使った言葉について解釈を加えていきましょう。

そして「軽薄」という言葉を使った様々な言葉の意味を覚えて行きましょう。

  • 「軽薄な人」【けいはくなひと】
  • 「軽薄な言葉」【けいはくなことば】
  • 「軽薄な考え」【けいはくなかんがえ】

「軽薄な人」【けいはくなひと】

「軽薄」な言動を繰り返す人は、その言動が人格化して「軽薄な人」と呼ばれます。

「軽薄」というレッテルを貼られて、剥がせないほどになっている、重症な人です。

「軽薄な言葉」【けいはくなことば】

言葉に重みが無く、何の信頼性も感じられないような言葉を「軽薄な言葉」といいます。

仕事先の取引相手の「軽薄な言葉」は信じる事ができません。

また彼氏や彼女の「軽薄な言葉」を信じて、人生の重要な決断をする事はできません。

「軽薄な考え」【けいはくなかんがえ】

真剣に考えた様子がない、浮ついた考えを「軽薄な考え」といいます。

「軽薄な考え」は、結果的に成功に結びつかないような考えです。

仕事相手や、大切な人が「軽薄な考え」をしている時は、もう一度よく考えるように促してみましょう。

icon まとめ

「軽薄」という言葉は、「軽薄」な言動や人格に気付く事ができる人が発する言葉です。

せっかく「軽薄な人」「軽薄な考え」に気付く事ができたのですから、文章にして周囲の人に注意するよう伝えてあげると良いでしょう。