「ガッデム」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
この10年くらいのうちに、「インターネットスラング」といったキーワードをよく耳にするようになったと感じないでしょうか?
ネット用語だけでなく、日常会話の中でも使われているスラングという言葉は、文字だけでは、あまり意味を理解することはないと思います。
「スラング」は、英語では、“slang”というスペルで書きます。
スラングの意味は「特定の民族や、職業、年代・生活習慣、趣味・嗜好が似ていたり、共感できる集まりの中に限定されて通用する俗語や隠語、略語」を意味しています。
言い換えると、「特定の集まりや人達の中でしか通じない言葉」とも言えるでしょう、元々は、公の場所では口にすることができない悪口などのマイナス的なイメージがある言葉を、別の言葉や表現に変えたことが始まりとされています。
そこから、変化してきて、現在のような特定集団の中でしか通用しない言葉などに発展していったのです。
つまり「インターネットスラング」の場合なら、インターネットユーザーにのみ通じる言葉ということになるでしょう。
目次
- 「ガッデム」の意味とは?
- 「ガッデム」の類語や言い換え
- 「ガッデム」の使い方
- 「ガッデム」を使った例文
- その他「ガッデム」に関連するもの
「ガッデム」の意味とは?
スラングの中に「ガッデム」という言葉があります。
「ガッデム」は、プロレスに詳しい人は、結構認識していることが多いと思いますが、一般的には、そんなに知られている言葉ではありません。
「ガッデム」の英語のスペルは、“goddamn”となります。
この言葉は、ある人気番組の中で使われたことがきっかけで、プロレスに縁のない人の間でも使われようになった言葉でもあります。
“goddamn”(ガッデム)とは、英語のスラングとして使われている言葉ですが、「ちくしょう」や「くそったれ!」という意味を持っています。
英語では、神の英語の“god”と、地獄に落とすという意味を持っている“damn”という言葉が組み合わされた俗語(スラング)とされています。
「god」+「gamn」で、スペルは“goddamn”なのです。
スラング(俗語)は、「きれいな言葉ではなく、フォーマルな場所では使っていけないような言葉」で盛ります。
“goddamn”(ガッデム)の中の“God”(ゴッド)は「神」を意味したおり、“damn”(ダァム)は「のろう」とか、「地獄に落としてやる」といった意味を持っている言葉なので、かなり汚い言葉として、理解されています。
「ガッデム」は、人気プロレスラー蝶野正洋さんが、対戦相手にキラーフレーズで威す時に使うことで有名になったいきさつがあります。
この言葉は、やり場のない怒りや憤りを感じた時に、相手に対してだったり、嫌な事柄に対して天罰を望むような意味合いも含まれている感じもしてきます。
また、「ガッデム」は、“God damn it”や“damn it!”、“damn!”と言われる場合もありますが、同じ意味で使われていますね。
「ガッデム」の類語や言い換え
「ガッデム」は、次のような類義語があります。
- 「オーマイガー!」
- 「この野郎」
- 「こん畜生めが」
「オーマイガー!」
「オーマイワー!」とは、“Oh my god!”というスペルで綴られます。
この言葉の意味は、「なんてことだ!」という意味になります。
「神は私を見か限ったのか?」と言うような時にも使いますね。
似たような意味では、“Jesus Christ”(ジーザスクライスト)もあります。
本当に困ったことがあった時に使う言葉で、日本では「もうどうにでもなれ!」に近いかもしれまけん。
「嫌なことや失敗があった時にとっさに発する言葉」であり、
「不覚」、「クソ」、「チッ」、「クソッ」、「マイガッ」、「シット」、「オーマイゴッ」、
「ガッデム」、「チクショウめ」、「クソが」、「クソめ」、「クソったれ」、「こんにゃろ」、
「この野郎」、「あんにゃろ」、「あの野郎」、「クソ食らえ」、「何てこった」、
「俺としたことが」、「私ともあろうものが」、「俺ともあろうものが」、「糞くらえ」、
「糞ったれ」、「畜生」などの意味もあります。
「この野郎」
日本語では、「この野郎」が最も適した言葉です。
憎い相手など敵対している相手に対して、ののしる時の言葉です。
「おのれおのれ」、「恨めしや」、「この野郎」、「おのれ」、「こんチキショウ」、「畜生」、
「畜生め」、「畜生めが」、「こん畜生」、「こん畜生め」、「こん畜生めが」、「キサマ」、
「クソが」
と言うような言葉の意味もあります。
「こん畜生めが」
喧嘩をしている時にも使われる言葉です。
これも、「この野郎」と同じように人を敵対視して罵る時に使われることが多いです。
「ガッデム」の使い方
ハリウッド映画を見ていると、よく耳にする言葉が「ガッデム」。
俳優の表情や緊迫したシチュエーションで使われることが多く、何となく意味が理解できる人もいるでしょう。
「ガッデム」は、日本と英語圏では、使われ方に違いがあります。
人によって、とても不快な気持ちになる言葉なので、使い方をよく理解する必要があります。
「ガッデム」を使った例文
「ガッデム」の例文としては、次のような言葉があるてしょう。
- 「ガッデム」の例文1
- 「ガッデム」の例文2
- 「ガッデム」の例文3
「ガッデム」の例文1
「ガッデム」を日常生活の中では、あまり耳にすることはないでしょう。
インターネットでは悪い意味として使われている言葉ですが、アニメのセリフの中でも、「くそったれ!」の意味で使われたり、ある曲名や曲のフレーズで使われることもあります。
「ガッデム」の例文2
「神さま、恨みますよ。」
と言うような意味から“God”と“damn”という言葉が使われていました。
その言葉が、次第に省略されていったことで、“Goddamn”になっていきました。
そして、意味も使い方も色々シーンで使われるようになってから、ちょっと嫌なことがあっただけで、「ガッデム」という子供がいるほどになりました。
また、“god damn it”は、強い苛立ちをあらわすことで、「ちぇっ」や「ちくしょう」といった意味があります。
自分の好きな野球チームが試合に負けた時に、“god damn it”と思わず出てしまうこともあります。
表現です。
「ガッデム」の例文3
ハリウッド映画で時々耳にする「ガッデム」は、抹殺したはずの主人公が、しっかりと生きて伸びていた時に、悪役が「ガッデム」と叫ぶシーンが典型的な使われ方でしょう。
しかし、悪い意味としての「ガッデム」はいい意味で使われることもあります。
“you are goddamn cool”というセリフの場合、「君はとてもかっこいいよ。」という意味があります。
“goddamn”は、悪い意味を持つことで使われますが、“you are goddamn cool”のようにいい意味で使われることもあるのです。
その他「ガッデム」に関連するもの
- 「ビッチ」
「ビッチ」
「ビッチ」は、日本では「尻の軽い軽薄な女性」という意味で使われていることがあります。
女性に対してのスラングの1つで、アメリカでは「いやな女」という意味で使われています。
「ビッチ」は、女性に対する蔑視語となるでしょう。
NG的な言葉の意味がある「ガッデム」は、テレビ放送でも、「ガッデム」と発言されるだけで、「God」のパートが消されてしまいます。
また、シットに比べて、Godがある「ガッデム」が、神を冒涜している意味となると認識されているからです。
他にも似たような放送禁止用語は、次のようなものも挙げられます。
・“damn”(ダム)
“damn”は「地獄に落とす」という意味の他動詞だったのが、「くそ!」という意味として使用されるようになっています。
英語圏で男性が使っており、女性が使う場合には、かなり下品な言葉なので注意しなくてはなりません。
・“fuckin”(ファッキン)
“fuckin”は“fucking”を省略したもので意味は「ひどい」や「いまいましい」といった意味です。
しかし、“fuck”は英語の中でも最も下品な言葉という認識があるので、この言葉も注意が必要です。
・“bloody”(ブラッディー)
“bloody”は英語で「血だらけ」という意味です、イギリスでは「ちくしょう」といった言葉として使われています。
イライラしている時に使われたりします。
これらのスラングは、人に不快を与える意味を持つ言葉なので、あまり使うのは良くありません。
どうしても怒りが口から出てしまう場合でも、「ッダム!」と“God”を言わないようにすることです。