「蟷螂の斧」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「蟷螂の斧」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「蟷螂の斧」という言葉を使った例文や、「蟷螂の斧」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「蟷螂の斧」とは?意味
- 「蟷螂の斧」の表現の使い方
- 「蟷螂の斧」を使った例文や短文など
- 「蟷螂の斧」の類語や類義語・言い換え
「蟷螂の斧」とは?意味
「蟷螂の斧」は、「力のないものが、自分の実力を考えずに、強いものに立ち向かうこと」を意味します。
- 「蟷螂の斧」の読み方
- 「蟷螂の斧」の由来
「蟷螂の斧」の読み方
「蟷螂の斧」の読み方は、「とうろうのおの」になります。
「蟷螂の斧」の由来
「蟷螂の斧」は、カマキリが、どれだけ強い相手に対しても、カマを振り上げる様子から生まれた言葉になります。
「蟷螂の斧」の表現の使い方
「蟷螂の斧」の表現の使い方を紹介します。
「蟷螂の斧」は、「力のないものが、自分の実力を考えずに、強いものに立ち向かうこと」を意味します。
そこで、明らかに力がないものが、自分の実力を無視して、強いものに立ち向かう様子を見た時、「蟷螂の斧」という言葉を使ってみましょう。
例えば、子犬が大きな犬に対して、ワンワンと大声で吠えて向かっていくことがあります。
もしケンカになれば負けてしまうのは明白なため、「この子犬の様子は、蟷螂の斧のようだ」などと、「蟷螂の斧」という言葉を使って、この犬の様子を表現できます。
「蟷螂の斧」を使った例文や短文など
「蟷螂の斧」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「蟷螂の斧」を使った例文1
- 「蟷螂の斧」を使った例文2
「蟷螂の斧」を使った例文1
「無敗のチャンピオンに挑戦者が挑発する様子は、まるで『蟷螂の斧』だ」
この例文はボクシングの試合前に、無敗の絶対的な王者に対して、無名な選手が挑発を繰り返す様子は、力がないのに自分の実力を考えずに、強いものに立ち向かうように見えるという文章になります。
このように「蟷螂の斧」は、「力のないものが、自分の実力を考えずに、強いものに立ち向かうこと」を意味します。
「蟷螂の斧」を使った例文2
「圧倒的な戦力を持つ敵国に挑もうとするのは、『蟷螂の斧』のようだ」
この例文は、圧倒的な力を持つ国に戦争を仕掛けようとする小国は、自分の実力を無視して、やみくもに戦いを挑むようなものだという文章になります。
このような戦略を取っていたら、この国はいつか、滅びてしまうかもしれません。
「蟷螂の斧」の類語や類義語・言い換え
「蟷螂の斧」の類語や類似を紹介します。
- 「ごまめの歯ぎしり」【ごまめのはぎしり】
- 「小男の腕立て」【こおとこのうでたて】
「ごまめの歯ぎしり」【ごまめのはぎしり】
「ごまめの歯ぎしり」は、「実力がないものが、いたずらにいらだったり悔しがったりする様子」を意味します。
「ごまめ」は「カタクチイワシを素干しにしたもので、実力のないもの」を意味しています。
「小男の腕立て」【こおとこのうでたて】
「小男の腕立て」という言葉には、「力のなさそうな男性が、腕力をふるって争いたがる様子」を意味します。
また「腕力不足で話にならない」という意味があります。
「プロレスラーに素人がケンカを売るのは、小男の腕立てだ」などという使いかをします。
「蟷螂の斧」という言葉について見てきました。
力のないものが、自分の実力を考えずに、強いものに立ち向かう様子を見た時、「蟷螂の斧」という言葉を使ってみましょう。