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「アディオス」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「アディオス」の意味や類語を紹介します。

さらに「アディオス」を使った例文を紹介して行きます。

アディオス

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「アディオス」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「アディオス」の意味とは?
  • 「アディオス」の類語や言い換え
  • 「アディオス」を使った例文
  • 「アディオス」のフランス語


「アディオス」の意味とは?

「アディオス」の意味とは?

「アディオス!」友達に向かって、そう別れの言葉をかけた経験がある人もいるかもしれません。

「さよなら」「じゃあね」などと、日本語で挨拶をするのが恥ずかしいような、親しい関係の人に外国の言葉を使って挨拶をする事は良くあります。

英語では「バイバイ」が有名で、「グッバイ」という人もいるかもしれません。

さて「アディオス」とはどの国の言葉でしょうか。

実は「アディオス」はスペイン語で、スペインや南米の各国で使われる言葉です。

「アディオス」の意味は、「さようなら」で、「グッバイ」などと同じ意味の言葉です。

ただし注意したいのが、実はこの「アディオス」は、少し重い意味を持った言葉だという事です。

  • 再会が前提ではない言葉

再会が前提ではない言葉

日本語で言えば、「じゃあね」「またね」などは、明日や近い将来、再開する事が分かっている関係性の人に使う別れの挨拶です。

しかし、例えば恋人同士だったふたりが別れを決めて、その場から離れる時は、「さようなら」と言います。

また会うかどうかは分からない、ほとんどの場合、二度と会わないというケースでは、「じゃあね」「またね」という挨拶はしないからです。

このように永遠の別れに近い挨拶をする時に「さようなら」と言います。

そしてスペイン語の「アディオス」も同じように、再会を前提にしない長い別れを迎える時に、口に出す別れの挨拶だったのです。



「アディオス」の類語や言い換え

「アディオス」の類語や言い換え

「アディオス」の類語や言い換えを見て行きましょう。

「アディオス」が長いお別れを意味する言葉ですので、スペイン語の軽い別れの挨拶をいくつか紹介します。

さらに日本語で本来の「アディオス」の意味に近い言葉を紹介します。

  • 「チャオ」【ちゃお】
  • 「アスタ プロント」【あすた ぷろんと】
  • 「アスタ ルエゴ」【あすた るえご】
  • 「あばよ」【あばよ】

「チャオ」【ちゃお】

先ほども紹介した、軽い別れの挨拶に使いやすいスペイン語は「チャオ」です。

綴りは“Ciao”です。

語感もオシャレで可愛いので、友達同士で使う挨拶にピッタリだと思います。

「アスタ プロント」【あすた ぷろんと】

「アスタ プロント」「また会おう」という意味の言葉で、「またね」というニュアンスに近いスペイン語です。

“pronto”「すぐ」という意味があります。

例えば同じ学校に通っている同級生同士など、すぐに会う事が分かっている同士が、「アスタ プロント」と言って別れの挨拶をするのに適した言葉です。

「アスタ ルエゴ」【あすた るえご】

「アスタ ルエゴ」「またね」というニュアンスに近い、スペイン語の別れの挨拶の言葉です。

綴りは“Hasta luego”となります。

「チャオ」よりも丁寧な言葉なので、友達のような近しい関係以外の人にも使う事ができます。

仲の良い会社の同僚や先輩などと挨拶をする時に「アスタ ルエゴ」を使うと、オシャレでしかも失礼ではないのでおすすめです。

「あばよ」【あばよ】

男性が女性に対して、まるで捨て台詞のように使う別れの挨拶が「あばよ」です。

「あばよ」と言って、その場を立ち去る時は、再会を前提にしていないケースも多いです。

また「さらば」も似たようなニュアンスのある言葉です。

誰かに真剣な顔で「あばよ」とか「さらば」と言われたら、「もう二度と会えないかもしれない」という悲しい気持ちがわきあがる可能性があります。

映画や漫画などの、別れのシーンでも使われやすい別れの挨拶の言葉です。

「アディオス」を使った例文

「アディオス」を使った例文

続いて「アディオス」を使った例文を見て行きましょう。

「アディオス」は長いお別れを意味する言葉ですから、使うシーンを限定する必要があります。

例文を見ながら、どのような場面で「アディオス」を使うべきか理解してください。

  • 「アディオス」を使った例文1
  • 「アディオス」を使った例文2
  • 「アディオス」を使った例文3
  • 「アディオス」を使った例文4

「アディオス」を使った例文1

「アディオス」は、再会する予定がない人に向ける別れの言葉です。

友達同士や会社の同僚などには使わない言葉です。

また、関係性ができていない相手には、「アディオス」などと、スペイン語の挨拶をするはずがありません。

このような事を考えると、「アディオス」を使う状況は限定的になります。

例えば「恋人との別れのシーン」では、「アディオス」を使う事があるかもしれません。

そこで別れを決めたカップルが、もう二度と合わないと約束して、街中で二手に別れるシーンを「アディオス」を使った例文にしてみましょう。

「これでお別れだね。元気でいろよ」「○○君こそ、仕事をしすぎて体を壊さないでね」「ありがとう。それじゃあ…『アディオス』」そう言って、走り出す元彼氏。

元彼氏が遠ざかって、見えなくなるまで見送った後、小さな声で「アディオス」とつぶやく彼女。

という感じです。

「アディオス」はその長いお別れという意味が分かった同士が使うと、とても切ない言葉になります。

「アディオス」を使った例文2

会社を辞める時も、親しくした人々と、二度と会わなくなるかもしれない別れのタイミングになります。

このようなケースでも「アディオス」という別れの挨拶をするかもしれません。

例えば、転職が決まり、引き継ぎも終わったある日、送別会が開かれる事になりました。

熱心な社員でしたし、辞め方も悪くなかったので、元の職場の同僚たちからとても気に入られています。

そのような人が別れの挨拶をする時、「アディオス」使った文章ではどのようになるでしょうか。

居酒屋の前では酔った会社員が、別れを惜しんでいます。

その中心にいるA君が、この日行われた送別会の主役です。

送別会が終わったら、有給消化に入るため、もう会社に行く事はありません。

今生の別れになるかもしれないから、みんな帰れないでいます。

そんな時、A君が挨拶を始めました。

「こんな俺のために、忙しい中、送別会を開いてくれて、本当にありがとうございます」

するとみんなが拍手をして、A君を讃えました。

A君は「悲しい顔で別れるのは嫌だから、ここでさよならさせてください。それじゃあみなさん、『アディオス!』」

そう言って、A君は最寄駅に向かって走り出しました。

見送る元同僚たちは拍手喝采で、A君が立ち去る姿を見送っています。

という感じです。

「アディオス」を使った例文3

例えば、貯金を貯めて世界をバックパックで旅する事を計画した青年がいます。

仮にB君とします。

B君の出発の日、空港には仲の良い友達が集まってくれました。

このような状況で、B君が「アディオス」と別れを切り出したシーンを、文章にしてみましょう。

「それじゃあ、世界をこの目で見てきます。お金が尽きるまで、日本には帰ってこないつもりです」とB君は言いました。

誰かが「野垂れ死ぬなよ!」と冗談めかして言いました。

笑いがこぼれます。

B君は「野垂れ地ぬなら、本望です。それでは行ってきます、アディオス!」

そう言って、入国審査へと進んで行きました。

海外に移住をする時や、長い旅に出かける時は「アディオス」という挨拶は、スペイン語が旅情が合ってピッタリではないでしょうか。

「アディオス」を使った例文4

「アディオス」は、再会の予定がない人に向けて言う挨拶です。

その事を利用して、嫌いな人に「もう会いたくない」と察してもらうために、別れの挨拶に選ぶ事もできます。

例えばA子さんが、しつこくデートに誘う男友達C君に根負けして、食事に行く事にしました。

食事が終わり、駅に向かう道すがら「次はどこに食事に行く?」とか「テーマパークに一緒に行かない?」などとC君は誘いをかけてきます。

Aさんは、「もう二度とデートには行かない」という意味を込めて「アディオス」を使おうとしています。

この時の様子を「アディオス」を使った文章にしてみましょう。

Aさんは、最寄駅に到着すると「それじゃあ、ここで」と言って、自分が乗る電車のホームへと足を進めようとします。

しかしC君がちょっと待ってと言って、「僕と付き合ってくれない?」と言いました。

Aさんは少し考えた後「ごめん、無理」と言って頭を下げました。

そして「チャオ…じゃなくて『アディオス』」と言って、その場を離れました。

C君は告白が断られただけでなく、「チャオじゃなくてアディオス」という言葉が耳に残ります。

そしてスマホで「アディオス」の言葉の意味、「再会をする予定のない別れ」を知るのです。

「フラれた」とC君はつぶやきました。

という感じです。

このように、好きじゃない人をその気にさせるのは良くないので、もし男性に言い寄られた時は、「アディオス」という言葉を使って、完全に誘いを断りましょう。



「アディオス」のフランス語

「アディオス」のフランス語

アディオスは“adios”という綴りになります。

そしてこの“adios”はフランス語の“a dieu”を基にして生まれた言葉です。

“dieu”の読み方は「アデュー」で、「神」という意味です。

“a dieu”は神様のもとへ…という意味になります。

そもそも「アデュー」は、中世ヨーロッパの時代に、十字軍に参加をする兵士たちが戦地に赴く際に使っていた言葉だといいます。

「もう二度と帰ってこれないかもしれない…」そんな覚悟を感じる言葉だと思います。

この「アデュー」からきた、スペイン語の「アディオス」ですから、長いお別れを意味するような挨拶なのは当然かもしれません。

日本人の間では「アディオス」「アデュー」も、「バイバイ」「じゃあね」も同じような意味に聞こえるかもしれません。

しかし、スペイン語やフランス語を話せる人からすれば、まるで違って聞こえてしまいます。

  • 「チャオ」が「またね」と同じ意味

「チャオ」が「またね」と同じ意味

日本人は、つい意味が分からず、オシャレだからなどという理由で、外国語を使ってしまいます。

しかし「アディオス」に秘められた深い意味を知った時点で、「またね」と同じように使う気にはなれないと思います。

そこでおすすめしたいのが「チャオ」というスペイン語です。

「チャオ」は友達同士のような気軽な関係性の人同士が、別れの挨拶に使う言葉だからです。

「じゃあね」とか「またね」の代わりに言う言葉として「チャオ」はぴったりの言葉です。

ちなみに「チャオ」はイタリアでも挨拶に使われていて、「よう」とか「やあ」と同じ出会いの挨拶の時、「じゃあね」「またね」と軽い別れの挨拶でも使われています。

icon まとめ

「アディオス」はつい軽い気持ちで使ってしまいがちです。

しかし「アディオス」には深い意味がありました。

軽い別れの挨拶の時は「チャオ」など、適切な言葉を選ぶようにしましょう。