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「露命を繋ぐ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「露命を繋ぐ」の意味と読み方、類語を紹介します。

さらに「露命を繋ぐ」を使った例文や分解した言葉の解釈についても紹介して行きます。

露命を繋ぐ

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「露命を繋ぐ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「露命を繋ぐ」の意味とは?
  • 「露命を繋ぐ」の類語や似たことわざ
  • 「露命を繋ぐ」を使った例文
  • 「露命を繋ぐ」を分解して解釈


「露命を繋ぐ」の意味とは?

「露命を繋ぐ」とはどのような意味のある言葉でしょうか。

言葉の印象から少し悲しげな雰囲気が伝わるかもしれませんが、「露命を繋ぐ」はまさに少し切ない状況を表した言葉になっています。

「露命を繋ぐ」とは苦労をしながらぎりぎりの生活を送る様子や、経済的に恵まれていない状況で、細々と暮らしている人々の姿を映し出しています。

なぜ経済的に恵まれていないのかは、人それぞれ事情が違います。

真面目に生活をしているのに、なぜか経済的に恵まれない人もいれば、大きな夢を叶えるための過程として、今は生活が苦しい人もいます。

また災難に遭ってしまい、一時的に苦しい生活を余儀なくされている人もいます。

このように、どのような理由があるとしても、お金が無く、満足に物や食べ物を買えないような状況で、かろうじて生活を続ける事を「露命を繋ぐ」という言葉で表現します。

  • 「露命を繋ぐ」の読み方

「露命を繋ぐ」の読み方

「露命を繋ぐ」とは「ろめいをつなぐ」と読みます。

「露命」「ろめい」で、露のような儚い命の事を意味します。

いつ消えるか分からないくらい、儚い命を、何とか繋いでいる、心細い状況が「露命を繋ぐ」が意味するものです。

「露命を繋ぐ」は、あまり耳にする言葉ではありませんし、「露命」は読み方が難しい言葉ですので、きちんと読み方を覚えて、言い間違いをしないように気を付けましょう。



「露命を繋ぐ」の類語や似たことわざ

「露命を繋ぐ」の類語や似たことわざを見て行きましょう。

「何とか明日に望みを繋げる」、人々の大変な様子が見えてくる言葉ばかりです。

  • 「食い繋ぐ」
  • 「食うや食わず」
  • 「糊口をしのぐ」【ここうをしのぐ】

「食い繋ぐ」

「食い繋ぐ」という言葉を聞くと、どのようなイメージが湧いてくるでしょうか。

お金が満足に入ってこず、臨時収入や借金、または支払日ギリギリの収入等で、何とか食費をまかなったり、借金の返済をしたりしている姿が見えるかもしれません。

また「食い繋げて良かった」という、何とか翌月まで生き延びたという安堵感や、ピンチを乗り越える事ができたという満足感も見えてくるかもしれません。

「食い繋ぐ」という言葉の発言者、タフなイメージの場合、そんなギリギリの生活を楽しんでいる感じも伝わってくるでしょう。

「露命を繋ぐ」も、経済的に恵まれない状況を、何とかしのいで生き抜く様子を表現しています。

その中には「食い繋ぐ」という行為も当然、含まれるでしょう。

このように「食い繋ぐ」「露命を繋ぐ」は同じ状況を表している言葉といえます。

より具体的で分かりやすい言葉が「食い繋ぐ」という言葉かもしれません。

「食うや食わず」

「食うや食わず」という言葉を使う時、食べられる日もあれば、食べられない日もあるというイメージが浮かびそうです。

給料日後は普通に食事をする事ができても、すぐに給料が足りなくなり、給料日前になると、わずかな食費で、粗末な食事でお腹を満たす様子が浮かんできます。

時には食費の工面ができず、昼食を抜く事もあるかもしれません。

このように「食うや食わず」は、お金がなくて、食費すらない人の苦労を感じさせる言葉です。

「食うや食わず」の人は、食費以外の金銭的な面でも困っている事が容易に想像できます。

食べる事は生きる事の基本ですから、食べる事に困っている人は、衣服や住居などにかかる費用の調達にも困る事が考えられるからです。

「糊口をしのぐ」【ここうをしのぐ】

「糊口をしのぐ」という言葉があります。

かなり有名な言葉ですので、読書好きの方などは聞いた事があるかもしれません。

「糊口」とは「おかゆ」の意味があり、「ここう」と読みます。

おかゆは、お米を水やお湯で薄く延ばした食べ物です。

胃に優しいという意味もありますが、食べ物に困った時に、少量のお米をおかゆにして満腹感を演出しようとする苦肉の策も感じます。

この時のおかゆは、お金持ちで風流な人が、オシャレな感じでおかゆを食べているのではなく、ご飯にしてしまうと、物足りないため、おかゆにしてかさを増そうとしている様子が見てとれます。

「糊口をしのぐ」とは、このようにおかゆなどを食べて、何とか生活を繋いでいる人々の姿を言葉にしたものです。

決しておかゆが好きな風流な人の様子を表した言葉ではありません。

「露命を繋ぐ」を使った例文

続いて「露命を繋ぐ」を使った例文をチェックしてみましょう。

「露命を繋ぐ」を使う場合、切ない状況ばかりをイメージするかもしれません。

しかし経済的に恵まれていなくても、楽しく暮らす事ができます。

「露命を繋ぐ」を使った例文を見て、どのような状況で使う事ができるかどうか確認してみましょう。

  • 「露命を繋ぐ」を使った例文1
  • 「露命を繋ぐ」を使った例文2
  • 「露命を繋ぐ」を使った例文3
  • 「露命を繋ぐ」を使った例文4

「露命を繋ぐ」を使った例文1

「露命を繋ぐ」ような生活をしている人の中には、自分から望んでそのような状況になっている人もいます。

例えば「夢を追いかける人」がそうです。

会社員として人並み以上の給料を手にしていた人が、小さな頃からの夢である小説家になるために、会社を辞めて、アルバイト生活をしているとします。

夢を目指してすぐなら、会社員時代の貯金があるはずです。

しかし数年経つと、貯金も尽きて、バイト代だけで生活を送らなければなりません。

すぐに「露命を繋ぐ」状況になるでしょう。

このような状況を「露命を繋ぐ」を使って文章にしてみましょう。

「小説家になる夢を叶えるために、会社を辞めました。今ではバイト代だけでは足りず、家庭菜園の野菜を食べて『露命を繋ぐ』毎日です」という感じです。

夢を追って生活が苦しくなっている時は、周囲の人が同情してくれません。

頑張っている本人は、少し自虐的になって「露命を繋ぐ」という言葉を使う事で、けなげに頑張っている様子が見てとれます。

「露命を繋ぐ」を使った例文2

小説家になるために、露命を繋ぐような生活を送っていた人も、いつかは日の目を浴びるでしょう。

登竜門的な小説の賞と取り、時代の波に乗る事ができるかもしれません。

経済的に恵まれないどころか、会社員時代とは比べ物にならないくらい高収入を得る事ができるようになりました。

次第にお金の使い方が荒くなり、銀座の高級クラブで一晩で数百万円使うような日も出るようになりました。

このような時、初心に戻るように自分に言葉を掛ける必要があるかもしれません。

「おい、俺。満足にご飯が食えなくて「露命を繋ぐ」日々を送っていた事を、もう忘れてしまったのか?もう一度初心に戻って、遊びを止めて、小説だけに打ち込んでみろよ」という感じです。

辛かった現実は、過ぎ去れば思い出になり、忘れてしまいがちです。

「露命を繋ぐ」日々を忘れずに、成功をしても天狗にならないようにしましょう。

「露命を繋ぐ」を使った例文3

自分は全く悪くないのに、世の中の状況が悪くなり、そのあおりで生活が苦しくなる事があります。

例えば大きな災害に遭った場合がそうです。

真面目に生活をしていて、努力も惜しまずに暮らしていても、自然の驚異にはなかなか太刀打ちする事はできません。

例えば、会社が倒産してしまった時もそうです。

一会社員としては誰よりも頑張っていたとしても、会社が倒産してしまえば、どうする事もできません。

もし周囲の人に、会社が倒産して無職になって落ち込んでいる人がいたら、「露命を繋ぐ」を使った文章で、励ましてあげましょう。

「今回の倒産は、本当に災難だったね。でも『露命を繋いで』いれば、いつかは良い流れになるよ。君は仕事ができるんだから、絶対に良い再就職先がみつかるよ」という感じです。

自分以外の何かが原因で不遇をかこっている人がいたら、ぜひ「露命を繋ぐ」という言葉を使って、とにかく生き抜いて欲しいという事を伝えるようにしましょう。

「露命を繋ぐ」を使った例文4

かなりレアなケースですが、文字通り「露命を繋ぐ」ような状況に陥る人がいます。

例えば無人島で遭難をしてしまった人がそうです。

すぐに死んでしまっても仕方がないような過酷な状況で、生き抜ける人は、生命力が強いタフな人です。

このような無人島で命を繋ぐ人を、「露命を繋ぐ」という言葉を使って表現してみましょう。

「彼はヨットに乗っている時に台風に遭い、無人島に流されてしまった。高熱を出して死にかけたが、彼は復活した。そして魚を捕ったり、フルーツを探したりして、何とか『露命をつなぐ』事に成功した。数年後、通りかかった貨物船に発見され、彼は無事に救出された」という感じです。

無人島でのサバイバル生活は、まさに「露命を繋ぐ」状況、そのままと言えるでしょう。



「露命を繋ぐ」を分解して解釈

最後に「露命を繋ぐ」を分解して解釈してみましょう。

「露命を繋ぐ」「露命」「ろめい」と読みます。

「死んでもおかしくないような命」として、「露命」という単体の言葉でも使う事があります。

同義語には「明日を知れない命」「儚い命」「カゲロウの一生」などがあり、いずれも何かがあったらすぐに途絶えてしまいそうな、頼りない命をイメージする事ができる言葉です。

「繋ぐ」「つなぐ」と読み、紐と紐を結びつけて、続きにするような時に使う言葉です。

「船を岸に繋ぐ」とか「紐を繋ぐ」などという時に使う言葉です。

「露命を繋ぐ」の場合は、儚い命を、なんとか繋いで行く、綱渡りのような危うい様子を表現しています。

「食い繋ぐ」という言葉に「繋ぐ」を使う時にも、同じような危うさが漂います。

icon まとめ

「露命を繋ぐ」という言葉は、経済的に恵まれない人が、ギリギリの生活を送り命を繋いでいく様子を言葉にしたものです。

人生は長いので、誰にでも「露命を繋ぐ」時期が訪れる事もあります。

人によってはその時期が少し長いかもしれません。

しかし、決してあきらめず「露命を繋ぐ」事で明日へと命を繋げていれば、いつかは経済的に恵まれる日を迎える事ができるでしょう。