「食うや食わず」の意味とは!類語や言い換え
「食うや食わず」という言葉はどの様な意味で使われるのでしょうか。
使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「食うや食わず」とは?
- 「食うや食わず」の表現の使い方
- 「食うや食わず」を使った例文と意味を解釈
- 「食うや食わず」の類語や類義語・言い換え
「食うや食わず」とは?
「食うや食わず」の概要について紹介します。
- 「食うや食わず」の読み方
- 「食うや食わず」の意味
- 「食うや食わず」と「飲まず食わず」の違い
「食うや食わず」の読み方
「食うや食わず」は「くうやくわず」と読みます。
非常にシンプルな言葉ですので覚えておきましょう。
「食うや食わず」の意味
「食うや食わず」の意味は「毎日の食べるものが満足になく、非常に貧しい暮らしをしていること」です。
「食うや食わず」は「食べるか食べないか」という意味で、「その日の食事にありつける日もあれば、ありつけない日もあること」、つまりそれだけ貧乏なことを表しているのです。
「食うや食わず」と「飲まず食わず」の違い
「食うや食わず」と似た言葉に「飲まず食わず」がありますが、この2つは全く意味が違います。
「食うや食わず」は「ギリギリ食べられている」という意味ですが、「飲まず食わず」は「一切飲まないし食べない」という意味です。
「食うや食わず」の表現の使い方
「食うや食わず」の使い方を紹介します。
- 幾らかは食べられていることを表す
- 「食うや食わずの生活」
- 貧乏を表す
幾らかは食べられていることを表す
「食うや食わず」は「ギリギリだけれども食べられることもある」時に使われます。
全く食べられない訳ではありません。
「食うや食わずの生活」
「食うや食わず」はその人の生活環境を表す言葉です。
最も良く使われるのが「食うや食わずの生活」という表現です。
その他にも「食うや食わずの毎日」「食うや食わずの状態」などに使われます。
貧乏を表す
「食うや食わず」だけで「貧乏であること」として使われます。
好き嫌いがある、ダイエットをしているなど、普通の生活環境の場合は「食うや食わず」は使われません。
「食うや食わず」を使った例文と意味を解釈
「食うや食わず」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「食うや食わず」を使った例文1
- 「食うや食わず」を使った例文2
「食うや食わず」を使った例文1
「無職で食うや食わずの生活が続いたが、やっと仕事に就けた」
仕事がなくて食生活が非常に不安定になっていましたが、やっと仕事が見つかり収入の心配がなくなったことを表しています。
「食うや食わず」を使った例文2
「プロのミュージシャンを目指して食うや食わずで活動している」
ミュージシャンとして成功するまでには長い下積みがあります。
ライブハウスに出演しながらアルバイトをしているのですが、食費が足りません。
お腹が空いても夢を諦めたくない気持ちが伝わります。
「食うや食わず」の類語や類義語・言い換え
「食うや食わず」の類語を紹介します。
- 「飢えをしのぐ」【うえをしのぐ】
- 「食いつなぐ」【くいつなぐ】
「飢えをしのぐ」【うえをしのぐ】
「食べ物がなく空腹で苦しむ寸前で、何とか毎日生活していること」という意味です。
「食いつなぐ」【くいつなぐ】
「限られた食料を少しずつ食べて生きていくこと」「わずかなお金で何とか生活していくこと」という意味です。
「食うや食わず」は「毎日の食べるものが満足になく、非常に貧しい暮らしをしていること」という意味です。
本当に貧しくて苦しい時に使ってみましょう。