「イケボ」の意味とは？若者言葉？類語や使い方、例文や定義を紹介！

「イケボ」の意味とは?

「イケボ」とは、イケメンボイスの略称です。

イケメンボイスは細かくいえば、「イケメン」と「ボイス」に分けられることができます。

「イケメン」とは、格好良い人、今風なイケている人のことを指し、「ボイス」とは声のことを指しています。

ラジオから流れる声を聴いて思わず聞き入ってしまったことはないでしょうか。

「この声、誰?」と思わず手を止めて、声に聞き入ってしまうような声。

それがイケメンボイスです。

イケメンボイスを聞くと、思わずその入ってくる声の心地よさに、うっとりと聞き惚れてしまいます。

あまりの声の格好良さに、ふと立ち止まってしまいます。

「この声の持ち主はきっと、格好良い人なんだろうな。」

と容姿端麗なその姿を想像してしまいます。

このように、格好良い容姿を妄想させてしまうほどの声がイケメンボイスです。

あなたも自分好みのイケメンボイスに出会ったら、その声の心地よさにハマってしまうかもしれません。

「イケボ」の類語や言い換え

「イケボ」の類語や言い換えについてみていきましょう。

• 「美声」【びせい】
• 「ベルベットボイス」【べるべっとぼいす】
• 「カワボ」【かわぼ】

「美声」【びせい】

美しい声のことを美声といいます。

イケボと同様、聞いていて思わず息を飲むほどの、美しい声のことを指しています。

そのため、「美声」は「イケボ」の類語と捉えてよいでしょう。

ただし、「美声」と「イケボ」が完全に意味が同じという訳ではありません。

確かに「イケボ」も「美声」などと表現することができます。

しかし、「イケボ」の場合、「美声」にプラスして「セックスアピール」があることが重要です。

声を聴いて胸がキュンとしてしまうような、恋心を刺激する声でなくてはいけません。

これに対し、「美声」の場合は、セックスアピールがあるかどうかは問いません。

例えば、天使のような澄んだ声などは、美声などと呼ばれていますが、特にセックスアピールを感じる声ではありません。

そのため「美声」というと、必ずしも性を意識させるような声ではないということです。

括りとしては、「美声」の中の一部に「イケボ」が組み込まれている感じです。

「ベルベットボイス」【べるべっとぼいす】

「ベルベットボイス」とは、「柔らかで暖かみのある声質」のことを指しています。

「ベルバッド」とは、別名ビロードという布の種類のことを指す言葉です。

ベルベッドの布地は非常に柔らかく、肌触りがよいです。

その心地よさは、触ると、いつまでも触り続けたくなるほどです。

「ベルベッドボイス」の意味としては、まるでベルベッドに自身の体を包まれたような、暖かみのある心地よい声のことを指しています。

心地よく、うっとりするような声という意味では、「イケボ」と類語であるといえるでしょう。

ただし、「イケボ」と違うところは、「イケボ」がセックスアピールを感じる声であることに対し、「ベルベッドボイス」はあくまで心地よさを感じる声であるところです。

同性のベルベッドの声に思わずうっとりすることもあるでしょう。

「カワボ」【かわぼ】

「カワボ」とは「可愛い声」の略称です。

意味は「イケボ」と同様、声を聴くだけで可愛い女性を想像してしまうような声ということです。

簡単にいえば、「イケボ」の女性バージョン。

「イケボ」と同様、その女性の声をきくだけで、可愛い女の子を想像してしまうような、可愛らしい声のことを指しています。

今はアニメの人気も高まってカワボに人気があります。

YouTubeやニコニコ動画などでも、驚くほどのカワボな人がたくさん投稿していて、人気の高い動画投稿者も存在しています。

ちなみに、幼い少女を彷彿とさせる声は「カワボ」ではなく、「ロリボ」と呼ばれています。

こちらは、「ロリコンボイス」の略称です。

「イケボ」の使い方

「イケボ」を使うときは、声を聴いて「かっこいい」と感じるときです。

声を聴いて「かっこいい」と感じたら、それがあなたにとっての「イケボ」です。

魅力的な声を聴いたのなら、いつでも使うことができます。

「今の人、イケボだったよね〜?」などと、気軽に使って大丈夫です。

かっこいいと思う定義は人によって違うので、イケボの定義も人それぞれ。

周りの人に「この人、イケボじゃないよ。」

と非難されても、自分が「イケボ」と感じれば「イケボ」なのです。

自身を持って話しましょう。

ただし、みんながみんな「イケボ」という言葉を知っている訳ではありません。

一応、若者言葉となっていますが、若者だからといってみんなが知っているかというと、そうでもないのです。

「イケボ」という言葉を知っている人は、

• YouTubeなどの動画サイトをよく見ている人
• アニメが好きな人

などが挙げられます。

アニメなどに疎い人には、馴染みのない言葉であるため、「イケボ」といっても通じないでしょう。

また、「イケボ」が分からない人に使うと、オタクだと思われる可能性が高まりそうです。

「イケボ」の例文

「イケボ」の例文を挙げてみます。

• 「イケボ」の例文1
• 「イケボ」の例文2

「イケボ」の例文1

「電話越しに聞く男性の声が、あまりにもイケボすぎて聞き惚れてしまった。」

電話越しの男性の声があまりにも惚れ惚れするような声で、聞き惚れてしまった時の様子です。

あなたも、男性の体がしびれるくらいの素敵な声を聞いたら、話の内容が頭に入らず、その声の美声にうっとりしてしまうことがあるかもしれません。

「イケボ」の例文2

「このアニメのキャラ、めちゃくちゃイケボすぎて格好イイ。」

イケボな声で、アニメのキャラクターが、本来よりも何倍にも増して格好良く感じることがあります。

セクシーで甘い声ならば、より一層、そのキャラクターの味が深まることでしょう。

「イケボ」の定義

「イケボ」の定義について挙げていきます。

• 「容姿の良し悪しは問わない」
• 「男女の性別を問わない」
• 「セックスアピールを感じる声」

「容姿の良し悪しは問わない」

「イケボ」とは、あくまで声がイケメンであることを指しています。

ゆえに、本来の容姿の良し悪しは問いません。

どんなに容姿が醜くても、目を閉じてその声を聞けば、まるでイケメンを彷彿とさせるような素敵な声の持ち主ならば、イケボだといえるのです。

アニメを見ていると、2枚目で非常に格好良いキャラクターが登場することがあります。

そして、その声を担当しているのは決まって「イケボ」な声優です。

その声を聴くだけで、「ああ、この人はきっとイケメンに違いない。」と思い込んでしまうほど。

しかし、いざ、その声優の写真を検索すると、期待していた容姿とはほど遠く、残念な容姿をしていることがほとんどです。

しかし、この声優も、容姿は悪くても「イケボ」であることに間違いはありません。

「イケボ」は実際の容姿がどうであれ、目を閉じるとそこに美少年の姿が想像できるような声であればよいのです。

「男女の性別を問わない」

「イケボ」というと、大抵、男性の「イケボ」を想像しがちです。

「イケメンボイス」なので、それは仕方のないことなのですが、しかし、世の中には女性の「イケボ」もいるようです。

分かりやすくいえば、宝塚の男性役を務めている女性の声バージョンといったところです。

女性からも「この女性の声、イケボすぎる」と感じられるような、中性的な魅力をもつ、「イケボ」な女性が存在しています。

例えば、ハスキーボイスな女性が「イケボ」な女性として挙げられるでしょう。

少しかすれたようなその声が、魅力的に思えてしまう声です。

ハスキーボイスは、女性のかん高い声とは違い、落ちついたアンニュイな感じの声で、非常に魅力的です。

ハスキーボイスに憧れている女性は多いことでしょう。

このように、「イケボ」な声は男女の性別を問いません。

多くの場合は、女性が男性の声に対して抱く感情ですが、たまには女性に「イケボ」だと感じることもあるでしょう。

「イケボ」な女性も、多くの女性を魅了しています。

「セックスアピールを感じる声」

「イケボ」で一番重要なのは、この「セックスアピールを感じる声」であるかどうかです。

どんなに素敵な声をしていても、異性として意識できない声であるならば、それは「イケボ」とは言えません。

「イケボ」とは、その声を聴いただけで恋煩いをしてしまうほどの、異性として高揚するような声ということです。

恋愛対象としてその「イケボ」の持ち主を見ていることが前提となります。

世の中には容姿が悪いが、声が非常にセクシーな男性が存在しています。

こういう男性は何も話さないときは、女性の眼中には入りませんが、一言声を発しただけで、周りの女性を虜にすることがあります。

声から醸し出される素敵な声が、彼の容姿を包み込み、イケメンではないはずなのにイケメンであるかのように思えてくるのです。

恋愛対象として見られなかった人も、「イケボ」のマジックにかかり、恋愛対象として見られるようになる場合があるでしょう。

声にはその人を包み込むオーラや雰囲気を作り出す効果があります。

それゆえに、低い落ちつく声や甘くてダンディーな声を聴くと、まるでその人がそういった雰囲気の男性に思えてきます。

これは性格においても言えるでしょう。

どんなに落ち着きのない性格の持ち主であっても、低くて落ちついた声の持ち主であれば、その落ち着きのなさがあまり目にはとまらないので不思議です。

「イケボ」な声はその人の人間性までも良く変えてしまうくらいの、不思議な力を持っています。