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「ぼったくり」の意味とは?言い換えると?語源や例文、性格や英語を紹介!

世の中には、本当に怖いことがあります。

平気で人を騙すことが行われていますし、人が傷付けられるニュースも頻繁に流れています。

そんな世の中で、「ぼったくり」という言葉にも、かなり神経を使ってしまうことがないでしょうか?

ぼったくり

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「ぼったくり」の意味とは?言い換えると?語源や例文、性格や英語を紹介!>


目次

  • 「ぼったくり」の意味とは?
  • 「ぼったくり」使った言葉
  • 「ぼったくり」の語源
  • 「ぼったくりバー」のよくある手口
  • 「ぼったくり」に合わない方法
  • 「ぼったくり」の英語


「ぼったくり」の意味とは?

「ぼったくり」の意味とは?

「ぼったくり」とは、よくお店とお客さんの間で、トラブル的な出来事が発生する時に使われる言葉です。

店が客に対する不正行為で、サービスや商品を提供する時に、世間相場を大きく常識の範疇を上回る高い価格で提供し客を騙すことです。



「ぼったくり」使った言葉

「ぼったくり」使った言葉

では、「ぼったくり」は、どんな時につかうのでしょうか?

  • 「ぼったくり」の例文1
  • 「ぼったくり」の例文2
  • 「ぼったくり」の例文3

「ぼったくり」の例文1

「面白そうな店に入ったら、ぼったくられてしまった!」

このようなことを体験した人がかなりいるでしょう。

飲食店での出来事ですが、普通の飲食店ではなく、キャバクラやバー等でのシーンが多いのではないでしょうか?

悪質な点は、お店の外での料金が表示されていなかったり、お客に勘違いさせてしまうような料金表示するケースが典型的なことで、会計する時に高額な料金を請求するのです。

最近では、スナックやバー以外でもガールズバーでも、ぼったくりがある場合も出ています。

「ぼったくり」の例文2

「ちょっと風俗店にいったら、提示以上のお金をぼったくられた。」

こんなことも日常茶飯事です。

男性サラリーマンが、被害に遭うケースが多いのですが、ピンサロやデリヘル等で、初めの料金以上に請求されてしまうケースが少なくありません。

しかも、被害者からすれば、立場的に弱くそんなお店に行ったことを、他の人に知られたくないので、泣き寝入りせざるをえないのです。

お客の弱味に漬け込んだ巧妙で、悪質なやり方です。

キャバクラ等でも、初めの基本料金所だけではなく、コンパニオンがボトルキープやお酒を要求して、料金をつり上げていく手法が多いです。

1時間3,000円のはずが、精算時には数万円というケースも珍しくはないのです。

「ぼったくり」の例文3

「安いと思った商品に色々な付加サービスがついてきて、結果的にぼったりにあった感じになった。」

このようなケースも、かなり多発してきます。

特にインターネットで購入するネット通販で行われることが少なくありません。

ネットショッピングが、新たな購入形態として流行っています。

手軽でとてもいいのですが、商品の購入だけで、不必要な付加サービスも強制させられて、提示以上の料金を請求されてしまうケースもあります。

通販の他にも、霊感商法の被害もあります。

人の弱味に入り込んで、相談者に対しては、エセ霊能力者が、色々な脅しをかけていきます。

あたかも、その人がこのままでは不幸になるように暗示をかけて、その気にさせてしまうのです。

巧みな話術でマインドコントロールされて、後からなんの価値もないガラクタのような物を高額で買わせるのです。

ここまで来ると、詐欺としか言いようのない悪質なビジネスです。

「ぼったくり」の語源

「ぼったくり」の語源

「ぼったくり」の言葉の由来は、昔の米騒動から来ていると言われています。

当時、暴利取締令が行われて、「暴利」を活用させたものと考えらています。

「暴利」が短かく表現されて、「ぼった」となり、動詞形の「ぼったくる」「ぼられる」に変化していったとされています。



「ぼったくりバー」のよくある手口

「ぼったくりバー」のよくある手口

「ぼったくり」というと、よく被害に遭うパターンは、バーやスナック等であります。

では、どんな手口で行われるのでしょうか?

  • 「ぼったくりバー」の手口1
  • 「ぼったくりバー」の手口2
  • 「ぼったくりバー」の手口3

「ぼったくりバー」の手口1

安いメニューも付加サービスで料金を高くする。

基本セットメニューは1時間3,000円と店外で料金提示をしているバー。

実は、そこが「ぼったくりバー」であったりすることがよくあります。

店内に入ると、数人のコンパニオンが接待するのですが、色々とおねだりしてきます。

「これ、ごちそうになってもいい?」と甘い声で聞いてきます。

男性も鼻の下を伸ばしてOK。

本来なら1杯1,000円くらいのカクテルだったはずなのが、5,000円もしたり。

精算する時に、クレームを入れると、「頼まれたドリンクは、テキーラボールが入っているので、この金額になります。」

そんな話は聞いていないのですが、お店は正規の料金として請求をしてきます。

中にはワインもあります。

安いワインを高級ワインと言い張り、請求してくるわけです。

これが数杯になると、トータル料金が数万円というケースも珍しくはありません。

「ぼったくりバー」の手口2

チャージ料が異常に高いこともあります。

セット料金以外に、テーブルチャージが請求されてしまうケースもあります。

座っただけで、5,000円!

こんなひどいケースも出てきます。

女の子が数人となりに座っただけでも、料金がプラスされるのです。

しかも、こちらが呼んだわけでもないのに、コンパニオンが定期的にチェンジしていきます。

「ごめんね。向こうのテーブルで指名が入ったから、いっちゃうけど、楽しんでね。」と甘く囁くのですが、その後に何度も他の女の子が立ち代わり入れ替わって来ます。

この時も料金が小刻みにアップしています。

恐ろしいことは、自分が意図しないのに、こんな料金でお客に請求してくるのです。

「ぼったくりバー」の手口3

精算する段階になって、料金を見ると、何とも7、80,000円もの金額にビックリ。

クレームを入れても、店側は、難癖を付けてきて、店の奥から強面のお兄さんが、睨み付けて脅しにかかります。

しかし、そんな現金は持っていません。

「クレジットカードがあるじゃないか。」とまで、迫ってくるスタッフ。

仕方なくカードで決済するのですが、何度もカードを切って、数回も処理をしてしまうのです。

自分が知らない間に勝手に処理されて、後からの請求は数十万円にもなってしまうことさえあります。

時には、スキミングされて、使ってもいない請求が来たりと、とても恐ろしいのです。

他には、クレジットカードではなく、運転免許証等の身分証をコピーされられてしまうことさえあります。

後日ら自宅に予想としていなかった高い請求が来るケースもあります。

いかにして、騙して法外な請求をしようとしている悪質なバーがわんさかとあるのです。

「ぼったくり」に合わない方法

「ぼったくり」に合わない方法

では、「ぼったくり」に合わない方法は、どんなことがあるでしょうか? まずは、深酒をしないことです。

つい、お店の雰囲気に流されて、アルコールを飲み過ぎて泥酔している隙に、クレジットカードを抜き取られて、勝手に法外な料金の請求をされることがあります。

クレジットカードを持っていかないことも、対策法の1つです。

手元に一定以上の現金を持っていないために、カードを求めてくる店もあります。

しかし、下手にカードを渡してしまうと、高い請求になってしまうことも。

はっきりと財布の中身を見せて、開き直ることもいいでしょう。

「ぼったくりバー」に行くパターンは、1次会の居酒屋で意気投合した見知らぬ男性。

実は、この男性はサクラで、「ぼったくりバー」のスタッフだったりすることもあります。

「いい店があるから行こうよ。」と誘うのです。

結果的に、2次会の店でぼったくられるパターンになるのです。

  • 「ぼったくり」が多いところで飲まない
  • 値段分からないものは頼まない
  • キャッチにはついていかない

「ぼったくり」が多いところで飲まない

「ぼったくり」のお店がたくさんある歓楽街は、必ずあるものです。

東京では、歌舞伎町が思い出されるのですが、どうしても、こんな歓楽街に行くと、「ぼったくり店」があります。

歌舞伎町では、町内会の努力もあり、クリーンな街作りに力をいれていますが、できるだけ危険な匂いのする所には近付かないことです。

値段分からないものは頼まない

お店に入ると、やたらにコンパニオンが求めて来ます。

その気にオーダーがとても高いことも、珍しくはありません。

値段が不明なメニューは、オーダーしないことです。

キャッチにはついていかない

また、呼び込みのお兄さんについていかないことです。

いわゆるキャッチに注意することです。

「いい店があるよ。」、と言われてついていくと、「ぼったくりバー」ということもあるからです。

特に見知らぬ街では、要注意です。

「ぼったくり」の英語

「ぼったくり」の英語

「ぼったくり」を英語で言うと、“rip-off”や、“unfair overcharging”があります。

これ等な言葉で、“rip”は、「剥ぎ取る」「切り裂く」途いう意味があります。

昔、ロンドンの事件で、「切り裂きジャック/ Jack the Ripper」がありましたが、ここで使う「切り裂き」も、“Rip”です。

剥ぎ取られるように法外なお金を請求される「ぼったくり」は、まさに身体にまとう服ごと、剥ぎ取られる感覚なのかもしれません。

なお、「この切り裂きジャック」は先ごろDNA解析技術で、ポーランド人理容師の「アーロン・コスミンスキー」と判明されたと論文が発表されたそうです。

icon まとめ

何かと忙しい現代社会。

時間も慌ただしく過ぎていく毎日で、複雑な人間関係でストレスも段々と溜まって行くものです。

そんな時、ストレス解消のために、どうしてもお酒を飲みたくなることは、おかしなことではありません。

時にはきれいな女の子を横に座られて、盛り上がりたい気持ちを理解できます。

しかし、それが甘い罠になってしまうこともよくあることです。

そんな時にやられるのが、「ぼったくり」です。

トラブルに合わない方法はすでに述べましたが、それでもゼロになることはないでしょう。

万が一、「ぼったくりバー」「ぼったくり風俗店」に出合ってしまった場合は、しっかりと、料金明細を確認することです。

そこで、自分が頼んでもいないメニューが、勝手にオーダーされていないか、もしくは最初に提示されていた料金と違っていないかを、強く指摘することです。

たとえ、怖いスタッフから迫られても支払いを拒否することです。

そして、警察を呼ぶこと。

但し、料金トラブルは、民事不介入という警察のスタンスがあるために、呼ぶ時は、「脅されている」「監禁されている」ということで、来てもらうようにすることが大切です。

何よりも近付かないことは、最大の回避策となります。

また、ぼったくりは、日本だけだなく、海外でもよくあること。

普段、経験したことにない世界で気持ちがオープンになることはありますが、この時こそ注意が必要です。

危ない所には行かないようにしましょう。