「フロリダ」の意味とは?若者言葉?例文や由来、類語を紹介!
若い人を中心に、色々な言葉が生まれていますが、日本語が乱れているとも言われている時代です。
それでも、意味が通じているところが面白い点でもあります。
特にSNSで色々なコミュニケーションが行われるようになってから、新しい略されたキーワードが生まれてきました。
本当に新しい言葉が次々に出てきて、一体どんなことを言っているのが、さっぱり分からないことがあります。
その1つに「フロリダ」という言葉があります。
目次
- 「フロリダ」の意味とは?
- 「フロリダ」の類語や言い換え
- 「フロリダ」の使い方
- 「フロリダ」を使う状況
- 「フロに入るから離脱する」の英語
- 「フロリダ」と同じ時期の若者言葉
「フロリダ」の意味とは?
「フロリダ」とは、アメリカのフロリダ州のことではありません。
「風呂(フロ)に入るので、SNSでのやり取りから離脱(リダ)する」ことを指しています。
普通なら、思い浮かんでくる言葉ではないのですが、この言葉の意味が分かると、ちょっと可笑しくなってきます。
- 「フロリダ」の使い方
「フロリダ」の使い方
学生等の若い世代の人が、学校から帰ってきたり、アルバイトを終えて、マンションに帰ってきます。
少しゆったりとしてきたところで、友人とのコミュニケーションが楽しみ。
最近は、テレビ離れの人が増えていますが、インターネットでネットサーフィンを楽しんだり、ゲームをすることもあります。
「なぁ。ネットでいいアプリを見つけたよ。」
「今日のバイトは、かったるかったなぁ。」
こんな呟きのメッセージをSNSに載せることも、帰宅してからの楽しみ。
すると、友人からもリターンするかが来ます。
「明日さぁ、暇?どっか行くか?」
こんな普通の会話が行われています。
昔なら友達とは、深夜まで長電話というのが、定番でしたが、今ではSNSがメイン。
こんなシーンは、ごく普通に行われている光景です。
そして、「明日も昼過ぎだから、フロリダするわ。」
なんて言葉が出てくることでしょう。
(フロに入るから、メッセージを止めるね。)
こんな時に「フロリダ」を使っているのでしょう。
「フロリダ」の類語や言い換え
こんな独特の言葉の「フロリダ」。
他にも、似たような言葉があるのでしょうか?
「お風呂に入る」に似たようなソーシャル語は、他にはあまり見られません。
しかし、「フロリダ」の変化系を会話の中で、使っている感じです。
- 「フロリダる」
- 「シャワる」
「フロリダる」
「今から、風呂に入ってくる」という意味ですが、会話の中で、これからの予定の時には使うことになります。
若い人は、Twitterでささやいている時でも、途中で思い付いたように、次の行動に移ることがあります。
急に会話の流れが変化して、こんなふうな言葉で、会話が一旦、休止するのかもしれません。
「シャワる」
これも「風呂に入る」の意味。
「シャワ」とは、「シャワー」の略語です。
何でも略して表現したい人達の中で、これから増えてくるかもしれない言葉でしょう。
最近の若い人達は、ゆっくりと浴槽でお湯に浸かる習慣が少なくなっています。
お風呂に入るのが面倒で、シャワーで汗を流すだけという入浴スタイルが増えています。
「朝シャン」でもあるように、気軽にサクサクっと、シャワーでお湯に浴びるだけで済ませてしまう人が多いのでしょう。
「シャワる」で、スピーディーに身体をきれいにして、後はすぐにSNSに戻り、友達と会話を再開することでしょう。
「フロリダ」の使い方
「フロリダ」使うパターンは色々とあります、前の項でも話したように、「フロリダる」と言えば、「今から入浴するから、一旦、おしゃべりは中断。」なんて意味があるでしょう。
「フロリダしてた。」、「フロリダってた。」となると、過去形表現で、「今まで風呂に入っていたので、会話から離れてた。」という意味になるでしょう。
友達から、TwitterやLINEで何か会話を求めらた時は、お風呂に入っていたので、会話をすらことは、当然不可能です。
入浴後に自分のスマホの画面を見てみると、メッセージが送られいたシーンは、結構あるものです。
そんな時に「ごめん。今フロリダしてたよ。」
これで相手は、友人がお風呂に入っていたので、会話ができなかったと理解できるはずです。
時には、「フロリダしてこいよ。」と相手から言われることもあるかもしれませんね。
汗臭い感じがしたり、翌日、友達と会う約束をしていて、変な体臭でかなわないと予想した友達から、逆に「風呂に入れ。」と、催促されているような場面です。
「フロリダ」を使う状況
風呂に入ることは、普通なら毎日の中での生活習慣です。
ソーシャルネットワークでの会話も、若い人にとっては、大事なイベントかもしれません。
私達の身近なところで、「フロリダ」が使われています。
- LINE中にで風呂に入る時
- オンラインゲームで風呂に入る時
- 風呂に入ってきたとき
LINE中にで風呂に入る時
LINEも、多くの人がよく使っているSNS。
「今日、どうしてた?」
「うん。今日は天気が悪かったんで、ずっと家にいたよ。」
「でも、さっきからメッセージおくってたんだだげと、既読されてなかったぞ。」
「ごめん。さっきフロリダしてたんだ。」
こんな会話がよくあるのです。
これが彼氏・彼女間となると、「どうしたの?出ないんで、ちょっと心配したよ。」
「ごめんね。今さ、フロリダしてから。」
こんなこともあるでしょう。
また、会話が盛り上がっていても、「今からフロリダしてくるからね。」
こんなふうにこれからお風呂に入るので、時も利用している人違です。
オンラインゲームで風呂に入る時
毎日、ネットサーフィンで楽しんでいる人も、たくさんいます。
特に目的がなくても、ネット見ているだけで、あっという間に時間が過ぎて行ってしまいます。
これと同じように、オンラインゲームに夢中になる人も少なくありませんね。
特にネット対戦型のゲームでも、相手プレイヤーと会話をしながら、ゲームを進めています。
あまりの楽しさに時間が過ぎ去っていくのも、気がつきません。
そんな時に途中でハタと気づくのがお風呂。
「悪い。今からちょっとフロリダしてくるんで、待っててな。」
そう、ゲーム途中で、汗を流したくなって、お風呂に入ろうします。
ゲームを一旦、中断する時にこんな言葉で使います。
入浴が終わり部屋に戻ったなら、またゲーム再開は言うまでもありません。
風呂に入ってきたとき
風呂に入るシーンでは、「フロリダするね。」のパターンが一番ポピュラーです。
LINEでもTwitterでも、会話することが多いですが、この時に「フロリダするわ。」というのはとても便利な言葉です。
「フロに入るから離脱する」の英語
SNSでは、言葉を略して相手に伝える便利な言葉が増えています。
でも、「フロリダする」=「フロに入るから離脱する」を英語にすると、どうなるでしょうか?
“take a bath to get out of conversation”という意味となります。
“take a bath”は、「入浴する」。
“get out of conversation”は、「会話から離れる。」
という意味になります。
「フロリダ」と同じ時期の若者言葉
「フロリダ」も使い方を知ると、便利ですが他にも色々な言葉があります。
- マジ卍
- メンブレ
マジ卍
「マジ卍」は、ヤンキーを表す時には使うことがあります。
「あいつは、マジ卍だからね。」=「あいつはマジで、ヤンキーだからなぁ。」
そんな意味に使うことがあります。
でも、使うシチュエーションはそれだけではありません。
例えば、全員で集合写真を撮る時の掛け声。
「今から撮るよー。」の掛け声の後に「はい、チーズ!」。
その代わり「マジ卍!」と叫びます。
卒業式や修学旅行の時に撮る写真の時でしょうか。
他には、何かを強調したい時にも使います。
高校生の子が行ってきたコンサート。
「ねぇ、昨日のコンサートって、マジ卍だったよね。」=「昨日のコンサート、すごくよかったよね。」
こんな時にも使われたりします。
もしかすると、「ヤバいよね。」という意味にも近いかもしれませんね。
「ヤバい」という言葉も色々な時に使われますね。
ホントにヤバい時。
調子のいい時。
「マジ卍」もそんな時に使えそうです。
メンブレ
「メンブレ」は、「メンタルブレイク」の略称です。
「精神がブレイクしていること」
つまり、気持ちが落ち込んでいることを意味います。
何か悪いことがあった時には、どうしても落ちこんでしまうことって、よくあるものです。
バイト先で大きなミスをしてしまった人。
上司からめちゃくちゃ叱られて、落ち込んでしまいます。
帰宅かてからTwitterでその事のぼやき。
「今日、仕事でミスやらかしてしまったよ。もう、メンブレだぁ。」
朝、目が覚めたら、もう、8時を回っていた高校生。
焦って服を着替えて、学校までもうダッシュ。
それでも、遅刻してしまいました。
「もうダメだあ。メンブレ状態だよ。」=「もうダメだあ。落ち込んで何もしたくない!」
こんな使い方になります。
精神的にとことん疲れている時にも使うことがあります。
セミの研究室で、真面目に夜遅くまで研究をしている大学生。
卒論に必要なためには必死になっています。
こんな時も「かなり踏ん張ったなぁ。クタクタだ。頭の中がメンブレ状態だよ。」
そう、頭の中の回転ができないくらいまでに疲れていることを言いたいのです。
こんな疲れている時でも使える言葉です。
ソーシャルネットワークシステムが普及してから、コミュニケーションの取り方も、ずいぶんと変わってきました。
それに都もない、言葉の使い方が大きく進化していることも、理解できます。
40代、50代の人達には理解できない言葉がたくさん生まれていて、彼らが何を言っているのか理解できないかもしれません。
でも、ネットで意味を調べてみると、それなりに理解できて楽しいかもしれません。
50代の人達でも、おそらく20代の頃は、おそらくその時の流行語があったはず。
それを考えると、今のSNSで使われる言葉が新しい言葉としても、驚くことはないでしょう。
むしろ、おじさん ・おばさん流のソーシャルキーワードを作ってみるのも、面白いかもしれません。
1度チャレンジしてみてはどうでしょう?
とても、面白い流れを作り出して、中高年がSNSを席巻してみるのも、意外性があってユニークな時代になったりして。