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「多角的」の意味とは?読み方、反対語や使い方、例文や例えを紹介!

テレビのニュースなどでよく政治家が口にするのを耳にする言葉はたくさんありますが、「多角的」もそのうちの一つです。

多角的

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「多角的」の意味とは?読み方、反対語や使い方、例文や例えを紹介! >


目次

  • 「多角的」の意味とは?
  • 「多角的」の類語や言い換え
  • 「多角的」の使い方や例文
  • 「多角的」の対義語や反対語
  • 「多角的」の英語


「多角的」の意味とは?

非常によく耳にする言葉ですが、一体正確にはどう行った意味なのでしょうか。

一般的な意味は、「複数の方面にわたる」「多方面にわたる」というものです。

一つの事象が様々な分野にわたってその影響力を及ぼしている様をいいます。

品詞としては、「多角」という名刺に、「的」という接尾語が付いた形の単語です。

  • 「多角的」の読み方とは?

「多角的」の読み方とは?

読み方は、「たかくてき」です。



「多角的」の類語や言い換え

多角的の類語は複数ありますが、最も使われているのは「色々」「様々」です。

また、「多様」「多彩」もその類語であると言えます。

色々や様々はともに形容動詞ですが、多角的とほとんど同じ使い方ができます。

多様や多彩は名刺なので、「な」を補って形容動詞にすることで同じように使うことができます。

  • 「多角的」の言い換え

「多角的」の言い換え

一方で、よく似ていますが意味が微妙に違うのが「多面的」という単語です。

「多面的」とは一点に集中するのではなく、様々な観点から一つの事象をめぐる様のことです。

つまり、客観的な考え方を求められる場合や、総合的な判断が必要な場合には「多面的」な考え方や視点がいつようになってくるというわけです。

イメージとしては「角」の点のイメージ、「面」の平面のイメージをするとわかりよいかもしれません。

多角的なものは、複数以上の視点から観察することで違った一面を見ることができます。

多面的、というのは多角的なものを違う角度から見ようとする動きのことです。

つまり、「多角的」という時の主体は多角的であるそのもので、「多面的」 というのはそれを取り巻く動き、もしくはものであるといえます。

「多角的」の使い方や例文

「多角的」という言葉は、かしこまった場面で使われることが多いですが、その使い方は多岐に渡ります。

熟語ですので日常生活内の話し言葉には向かないことがあるかもしれません。

では、実際にどのような使われ方をするのでしょうか。

  • 「多角的」の使い方
  • 「多角的」を使った例文:直接名詞を取る場合
  • 「多角的」を使った例文:直接名詞を取らずに「な」や「で」で補う場合
  • 「多角的」を使った例文 シチュエーションによる形態の変化

「多角的」の使い方

「多角的」という単語は、基本的に形容動詞として使われることが多いです。

「多角的な」という形で使われる形をよく目にすることがあるでしょう。

また、「多角的経営」など連体形で使われることもありますが、この際は形容動詞の連体形として使われているので形容詞と混同しないように気をつけましょう。

「多角的」を使った例文:直接名詞を取る場合

それでは「多角的」という言葉を使った例文をいくつかあげてみましょう。

様々な用法があるのでいくつかに分類してみます。

「多角的」という言葉が直接名詞を取る形から見てみましょう。

  • 彼は多角的経営を取り入れたことで事業に成功した
  • 正確な脳年齢を知るためには、多角的かつ精密な検査が必要だ
  • 国連が推奨する多角的フォーラムには、地域間の連携はもちろん、宗教や部族の壁を超えた協力が求められている。

直接名詞を取る場合の用法はこのように使います。

「多角的」を使った例文:直接名詞を取らずに「な」や「で」で補う場合

直接名詞を取る形の例文を見てきましたので、次は直接名詞を取らない用法をご紹介します。

直接名詞を取らない場合に主に用いられるのが「な」「で」です。

例文をご紹介します。

  • 社会的貧困を撲滅するためには、多角的で包括的なデータ収集が求められている
  • 東京都は、2020年の東京オリンピックに伴い、混乱を抑えるための多角的なルールづくりに着手しなければならない
  • 多角的なデータ分析を行うことは、研究者になるために最も大切なことだ

直接名詞を取らない場合は、以上のように使うことができます。

「多角的」を使った例文 シチュエーションによる形態の変化

直接名詞を取る場合と「な」「で」で補う場合の用法についてみてみました。

では、どういったときに使い分けるのでしょうか。

日本語はかなりあいまいな言語ですので、感覚でなんとなく正しいニュアンスの表現がわかる時がありますが、実は「多角的」の場合にも同じことが言えるのです。

前述の例文で使ったもので検証してみましょう。

「多角的」の例文1

彼は多角的経営を取り入れたことで事業に成功した→こちらの文章に「な」を補います。

すると、「彼は多角的な経営を取り入れたことで事業に成功した」となり、意味的にも間違いのない正しい文章になります。

別の例文ではどうでしょうか。

「多角的」の例文2

国連が推奨する多角的なフォーラムには、地域間の連携はもちろん、宗教や部族の壁を超えた協力が求められている。

意味上も文章上にも問題や違和感はありませんよね。

また、逆に直接名詞を取らない用法の例文から「な」「で」を抜いて見ましょう。

「多角的」の例文3

社会的貧困を撲滅するためには、多角的かつ包括的なデータ収集が求められている この場合は「かつ」という言葉を補いましたが並列の意味を持たせるためなので、「な」「で」とは違う役割を果たします。

つまり、意味は変わらないのです。

ニュアンスとして、直接名詞を取った場合の方が「限定性」が高まるといった違いはありますが、基本的にはほとんど同じ用法で使えるということが明らかになりました。



「多角的」の対義語や反対語

「多角的」の意味や用法についてご説明してきましたが、では、対義語や反対語はなんなのでしょう。

  • 「多角的」の対義語
  • 「多角的」の反対語

「多角的」の対義語

「多角的」の対義語で代表的なのが、「集約的」という言葉です。

また、視野が広いなどという意味での対義語は「狭量」「近視眼的」という言葉が適当でしょう。

前者の「集約的」というのは物事が多岐にわたることの対義で、全てが一点に集まっている状態を説明します。

そのため、様々なものが混在するニュアンスを持つ「多角的」とは対義であると言えます。

また、「狭量」「近視眼的」という言葉は、見ての通りの意味を持ちます。

「狭量」とは、人を受け入れる心が狭いことや一つの考えに囚われて、様々な可能性について考えが及ばないこと、またその様を表します。

一つに絞らず様々なアスペクトを尊重する意味の「多角的」からは180度違うものであるといえますね。

また、「近視眼的」とはビジネスでよく使われるタームですが、一点のことにばかりこだわり大局を見誤ることをさします。

これも様々な考え方をよしとする「多角的」の意味からは離れていることが明らかです。

「多角的」の反対語

反対語としては、「一面的」という言葉などが挙げられますが、これはどちらかと言えば「多面的」との対義語です。

しかし、意味合いやニュアンスに鑑みると「一面的」も多角的の反対語であると考えることは可能です。

「多角的」の英語

多角的 meaning in english

「多角的」という言葉は英語にもあるのでしょうか。

もしあるとしたらどのように使われているのでしょうか。

  • 「多角的」英語ではなんという?
  • 「多角的」英語の用法は?

「多角的」英語ではなんという?

実際にどのような言葉が「多角的」という言葉のニュアンスを伝えているのでしょうか。

例を挙げるとするならば、“many-sided”“multiangular”が適当でしょう。

こちらは直訳した場合の例ですので、既存の単語をつなぎ合わせた形になっています。

つまり、「多角的」というのは英語の世界では比較的新しい言葉であることがわかります。

“multiangular”に至っては、“multi”(複数の・多面的な)と“angular”(角度)の組み合わせであるため、「多角的」の意味を持つ単語をそのままくっつけた形です。

ところが、文中での意味によっては全く違う言い回しをすることもあります。

「多角的」英語の用法は?

英語で言う「多角的」には、文中での意味によって言い回しの種類が複数個あるのです。

例をとって見てみましょう。

“You need to evaluate the various aspects.”(あなたは多角的に評価をする必要がある。)

“More multidimensional examinations are required to understand this complicating problems.”(この複雑な問題を理解するためには、より多角的な検証が必要になる。)

ここでは、“the various aspects”“multidimensional”「多角的」という意味を持ちます。

また、「多面的」というニュアンスの意味も含む場合にはまた別の言い回しがあります。

“In order to receive a concise result, it is necessary to examine from the various point of views.”(精密な結果を得るためには、多角的に判断することが求められている。)

この場合は、“from the various point of view”「多角的に」という意味を持ちます。

“from”を使っているため、熟語のような響きを持つこの言い回しは、意外によく使われます。

文脈から意訳するときには、特に「多角的」という言葉が入っていなくても意味合いを汲み取って訳すことができるのです。

他にも、

“Our new project will provide customers to have more diversified information about the products for their choice.”(私たちの新しいプロジェクトは、お客様が商品を選ぶ際の情報を多角的に提供することができる。)

“The diplomacy must be done with the multifaceted perspectives from each other.”(外交に関しては、お互いに多角的な視点を持って行われなければならない。)

“more diversified”“multifaceted”などの言葉も「多角的」という意味を持ちます。

状況に応じて様々なタイプの言葉を使い分けることで、最も伝えたい意味を持つ言葉を見つけることができます。

新しい言葉であるがゆえに表現は難しいですが、だいたいは簡単な既存の言葉が組み合わされているものが多いので、分解して考えてみると意外にわかりやすいかもしれません。

icon まとめ

「多角的」と言う言葉について様々な角度から「多角的」に検証してまいりました。

「多面的」と言う言葉とにている意味合いもありますが、この言葉だけが持つ特有のニュアンスを理解することが、「多角的」と言う言葉をうまく使いこなすコツです。