「ばっちい」の意味とは?方言?標準語に変換すると?使い方や例文を紹介!
日本語には、色々な言葉がありますね。
昔から伝わってきたことわざや、比喩的た表現で例える言葉。
どれを取っても、その意味や語源知ると、とても面白く興味を深くなってきます。
中には、1つの言葉でも方言で全く発音が変わってくるものもあります。

目次
- 「ばっちい」の意味とは?
- 「ばっちい」の標準語
- 「ばっちい」の使い方
- 「ばっちいは幼児語?」
- 「ばばっちい」との違い
- 「ばっちい」は大人にはあんまり使わない?
「ばっちい」の意味とは?

普段の会話の中では、あまり聞かない言葉かもしれない「ばっちい」。
地方にいると、「ばっちい」という言葉はよく使われており、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?
この「ばっちい」は、方言の言葉ですが、「ばっちい」を使わない地域の人ならば、その意味が全く理解できない、分からないことがあります。
日本語には、地域によって、様々な方言があるので、同じ日本人でも、言葉の意味が分からず、まるで外国語に聞こえるかもしれません。
この「ばっちい」は、関西方面ではよく使われているポピュラーな言葉でしょう。
誰もが使っている「ばっちい」は、おなじみの言葉で多くの人が首を傾げることはないでしょう。
関西圏の人なら幼い子供の頃から、「ばっちい、ばっちい」という言葉をよく耳にいるはずです。
その意味は、「汚い」という意味で使われます。
今では「嫌な感じのもの」や「キモイ」、「うざったい」というニュアンスもあり、普通に使われるケースがあります。
ただ、元々は、「ばっちい」は幼い子供達が使うことが多くて、聖人してからは、日常会話の中で、使う場面やケースは段々と少なくなっでいます。
しかし、ご年配のおじいさんやおばあさんの方々は、もし昭和前半の時代の人であれば、「ばっちい」を普通に今でも使っていることがあります。
若い世代の人でも、関西圏であれば言葉の意味を理解しているので、お年寄りの人が、会話の中で、「ばっちい」を使っていても、全く意味不明ということはないでしょう。
おそらく大きな問題はありません。
「ばっちい」の標準語

「ばっちい」を全国区で通用する標準語は、どんな言葉なのでしょうか?
- 「汚い」
「汚い」
「ばっちい」の標準語は、「汚い」。
ただそれだけのことです。
「汚い」と言えば、誰でも理解できる当たり前の言葉ですが、何故か「ばっちい」の方が親しみを感じやすい言葉のような気がするのですが。
「ばっちい」の使い方

「汚い」という意味も持つ「ばっちい」。
とんなシチュエーションで使われるでしょうか?
- 「ばっちい」の例文1
- 「ばっちい」の例文2
「ばっちい」の例文1
「ばっちいのでやめなさい。」
小さな子供にお母さんが叱る時に使います。
「汚いから触ってはダメ!」という意味になるでしょう。
「ばっちい」の例文2
「あの子、いつもはっちい格好してる。」
これは、「あの子は、いつも汚い格好をしている。」
という意味になります。
しかし、差別的な意味あるので、あまり使いたくない例です。
「ばっちいは幼児語?」

「ばっちい」は、子供に対して使う幼児語の部類に入ります。
幼児語と言えば、
- ニャンニャン(ネコ)
- モーモー (牛)
- ワンワン(犬)
- ブーブ(車)
- ポッポ(鳩)
- コッコ(鶏)
- チッチ、シー(おしっこ)
- ちゃちゃ(お茶)
- まんま(ご飯)
- おつむ(頭)
- じいじ(おじいちゃん)
- ばあば(おばあちゃん)
- ママ(おかあさん)
- パパ(おとうさん)
- ああん(口を開ける)
- あんよ(足、歩く)
などがありますが、「ばっちい」もこれと同じ部類の幼児語です。
子どもは、生まれてきた時は、始めからもって言葉を知っているわけではありません。
大人が子供に語りかける言葉を次第に自分の言葉として覚えていきます。
しかし、大人が難しく聞き取りづらい言葉を子供に対して使っていると、子どもは理解するどころか、何を言っているのかさえ聞き取ることができないのです。
その時は、幼児に対して言葉を使う代わりに、ジェスチャーや動作を使いコミュニケーションを取ろうとしますね。
子どもが、話始める言葉のきっかけは、や大人である親が語りかける言葉となるのですが、その中でも、「聞き取りやすい」、「しゃべりやすい言葉」になるのです。
それが「幼児語」の効果なのです。
少し話題が反れますが、言葉が遅い、という悩みを抱えている親御さんがいます。
その時、親は子どもに対して、幼児語で話しかけていないケースがあるのです。
しかし幼児語や効果音を言うことをするだけでも、言葉がどんどんと出てくるようにな子どもが少なくありません。
それだけに幼児語、赤ちゃん言葉は大事なのです。
幼児語が昔から子育てに使われるのは、このような理由がありました、
今では、幼児語を使うことが時代遅れとか、格好か悪いと考える大人もいるのですが、決して正しいことではありません。
幼い子どもから見れば、自分が全く分からないやすいややこしそうな言葉だけを投げかけられて、理解できずにこまっているのです。
子供も、自分でもすぐに使える言葉で声をかけてもらった方が嬉しいですし、親子のコミュニケーションがスムーズにいきます。
幼児語は、子ども目線で話す言葉なのです。
「ばばっちい」との違い

「ばっちい」の他に、「ばばっちい」という言葉があります。
「ばば(糞)しい」がら変容してきた言葉とされていますが、意味は、やはり「汚い」ことです。
「部屋がばばっちい」というと、部屋が全く整理整されておらず、かなり雑然としている状態になります。
きちんと掃除をしてないと汚れっぱなしの状態になっていることを意味しています。
何となく、食べかす等が片付けられていなくて、放置されっぱなしでに嫌な臭いを放っている汚いイメージを連想させてしまいます。
ちなみに、「ちい」は「〜っぽい」という意味も含まれており、「汚ない」の意味合いを強調するがのがのごとく、「ばばい」レベルの表現では、やんわりとした伝わり方になってしまうので、「ちい」が語尾に付くとさらにインパクトのある意味になるかもしれません。
また、「ばっちい」は、方言でもあるのですが、比較的広い関西圏で使われます。
「ばばっちい」も幼児の言葉で「汚い」という同じ言葉ですが、使われる地域がかなり限られてくる印象があります。
「ばっちい」は大人にはあんまり使わない?

「ばっちい」は、幼い子供が理解できるために使われる幼児語です。
そうなると、大人が使うことは、とても恥ずかしいことになるでしょうが、最近では、「ばっちい」を汚いことを言うのに、大人同士の会話で使うことも珍しくはありません。
むしろ、親しい間柄では、「はっちいからやめろ!」と、気軽に使っていることがあります。
パパ、ママも幼児語ですが、成人しても、お父さんやお母さんと呼ばない子供もいるくらいですから。
実は、「ばっちい」は、北海道でも使われているのです。
かなり驚きのことですが、北海道と関西では日本の中でも、こんなに場所が遠く離れているところで、同じような方言が使われているのです。
とても不思議なことですが、北海道でも関西と同じく「ばっちい」は、「汚い」という意味で使われています。
このように不思議なことではありますが、「ばっちい」は、地元では昔から親しみのある言葉なのかもしれませんね。
このように考えると、「ばっちい」の他の幼児語にも段々と関心が、沸いて来そうな感じがします。
他にもいくつかの幼児語を使いながら、幼い子供とのコミュニケーションを充実させることも、親の楽しみの1つかもしれません。
そうするとことで、子供が言葉を少しずつ覚えてきて、とても楽しい時間を過ごせることでしょう。