「ドン勝」の意味、「PUBG・荒野行動」で使う?類語や英語を紹介!
電車に乗ると、性別、年齢に関係なく、みんな見つめているスマホ。
スマホを見ながら「ドン勝」したなどの言葉聞いたことないですか?
今回は「ドン勝」について書いていきます。
目次
- 「ドン勝」の意味とは?
- 「ドン勝」の類語
- 「ドン勝」の使い方
- 「ドン勝」は英語版の場合は“WINNER WINNER CHICKEN WINNER!”
「ドン勝」の意味とは?
「ドン勝」するというからには、何か勝負をするスポーツなり、ゲームなりが、そこに存在していることになります。
ここでは、略称「PUBG」と呼ばれるゲームの一種である「バトルロワイヤルゲーム」が、それにあたります。
「PUBG」とは、(Player Unknown’s Battle Grounds)の略で、最高で100人までのプレイヤーが、ある無人島での生き残りをかけた戦いの結果、最後に残るたった一人、ないしは一グループの人物、ある意味では、勇者になるように、参加者全員が対戦相手となる壮大なバトルゲームです。
それに勝利し、一人だけ残れたことを「ドン勝」といいますが、正しくは、勝利した時に出される「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」というメッセージの言葉から「ドン勝を食べた」「ドン勝いただきました」などといって、「ドン勝」つまり、一番になりましたという意味を表しています。
- 「ドン勝」の読み方
「ドン勝」の読み方
「ドンカチ」と読んで間違いではありませんが、正式には「ドン勝」と書いて「ドンカツ」と読みます。
「トンカツ」としなかったところがミソなのですが、一説によると、これを開発した韓国では、日本風のトンカツと韓国風のトンカツとを区別するために、韓国風の方を「DonKatsu」と表記する場合があるので、そこから派生した表記かもしれないということです。
「ドン勝」の類語
「ドン勝」が、ある一つのゲームから生まれた言葉だけに、それに類する言葉があるとすれば、今後のこのゲームの浸透性と普及の深さ、広さによると思われます。
が、しかし、すでに2000万本のセールスを突破したとも言われていますので、類語が生まれるのも時間の問題でしょう。
ただし、「ドン勝」とは、まさに一人だけの勝者ですから、「独り勝ち」「ダントツ」「ぶっちぎり」「ぼろ勝ち」など、ずば抜けて強い一位であることを賞賛するような言葉を冠した類語も考えられます。
- 「優勝」【ゆうしょう】
- 「一位」【いちい】
「優勝」【ゆうしょう】
「バトルロワイヤル」の優勝は、自分独り、もしくは、自分たちのグループだけが生き残ることができた瞬間です。
何も持たない同一条件の中で、架空の無人島に降り立った100人のプレイヤーとの間で、武器を探し、様々なアイテムも手に入れながら、確実に、戦況をとらえて、戦略的に攻め、守り、確実に最後の独りとして生き残ることを目指します。
高見広春の小説や映画を彷彿とさせる、壮大なサバイバルゲームです。
そこには、正確なシューティングゲームのテクニックも必要とされます。
そして、見事に生き残った瞬間が、優勝です。
「一位」【いちい】
「ドン勝食べました」も「優勝」も、全て「一位」と同じです。
特に、違いはなく、同じ意味合いで使われています。
逆に、「一位」「優勝」と呼んでいたものが、英語版の“WINNER WINNER CHICKEN WINNER!”に刺激されて、「ドン勝」という新たなメニューを生み出したほうです。
これが、「トン勝」では、当たり前すぎて話題にもならなかったでしょうが、「ドン勝」というどことなくメニュー表にありそうな名前であるところに、話題性があって、同じゲーム仲間の間に、静かに浸透していったものと思われます。
WINNERをWINで訳して「勝った」としたのも、過酷なサバイバルゲームを制したゲーマーの素直な気持ちにヒットしたのかもしれません。
「ドン勝」の使い方
ゲームをする際ややる予定の時に、「絶対クリアーするぞ」という意気込みをこ表す意味で「今日こそ絶対に、ドン勝喰うぞお」「今日は、ドン勝、食べてやる」などと使います。
同様に「今日は、何としてもドン勝食べたいなあ」と、少々弱気なクリアー宣言にも使えます。
また、「今晩、一緒に、ドン勝、食べない?」と、デートに誘うときにも使えます。
それほどまでに、ゲイマーの間では、普通に使う言葉として、その使用範囲を広げています。
「ドン勝」は英語版の場合は“WINNER WINNER CHICKEN WINNER!”
昔、カジノで勝つとディラーが、当時、一番安かった一食2ドルのチキン定食が食べられるよと勝利を賞賛する意と同時に、揶揄したことによる、ある種の決まり文句です。
なお、2ドルというのは、ブラックジャックの最低掛け金が2ドルであったことに由来しています。
また、声に出して言うとき、調子がよいように「〜ER ~ER ~EN ~ER」と、語尾に韻が押さえられています。
「英語版の場合は〜」というと、日本語版の方が早いようなイメージですが、英語版のこのエンディングを見て、「勝った!勝った!〜」のフレーズはうまれています。
見ず知らずの100人が、同じフィールドに、同じ条件で集まり、生き残りをかけて、攻撃したり、隠れたり、ひそんだりする、かってないスケールのゲームに、驚かされます。
何よりあつまった100人は、男女も、年齢もばらばらな上に、住まいも、国さえもばらばらという、世界中の人を巻き込んだゲームです。
そんな晴れやかなところに「ドン勝」という警察ドラマの必須アイテムが出てくるアンバランスが、一層、この言葉を印象深くさせています。