「言葉を漏らす」とは!意味や使い方!類語も解釈
日常会話や小説などで「言葉を漏らす」という表現が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「言葉を漏らす」の意味
- 「言葉を漏らす」の表現の使い方
- 「言葉を漏らす」の類語や言い換え
- 「言葉を漏らす」を使った例文と意味を解釈
「言葉を漏らす」の意味
「言葉を漏らす」の意味は、「ついうっかりと思っていたことを口に出してしまうこと」です。
本音と建前を使い分けていて、「これは言わない方がいい」と思っていることがあるのですが、何かの拍子に思わず独り言の様に言ってしまうことを表します。
「声を漏らす」のではなく「言葉を漏らす」ですので、内容が分るレベルで何か言ってしまったことになります。
非常に心の中で葛藤があったり、喜怒哀楽の感情が刺激されている時に起こり易い言動です。
- 「言葉を漏らす」の読み方
- 「言葉を漏らす」を分解して解釈
「言葉を漏らす」の読み方
「言葉を漏らす」の読み方は「ことばをもらす」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「言葉を漏らす」を分解して解釈
「言葉を漏らす」は「言葉+を(助詞)+漏らす」で成り立っています。
「言葉」とは、ただの音声ではなく「文字や口頭により伝える意味のある表現」という意味です。
「漏らす」とは、「液体をこぼすこと」「秘密や隠し事を人に知らせてしまうこと」「心の中で思っていることを口に出すこと」「思わず声に出して言うこと」「必要な事柄を抜かすこと」「取り逃がすこと」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「心の中で思っていることを思わず声に出して言うこと」という意味で使われています。
「言葉を漏らす」の表現の使い方
「言葉を漏らす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「言葉を漏らす」と「言い漏らす」の使い分け
文法的な使い方
「言葉を漏らす」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「言葉を漏らし」になります。
「言葉を漏らす」と「言い漏らす」の使い分け
「言葉を漏らす」と似た言葉に「言い漏らす」があります。
「言葉を漏らす」は、「思わず声に出して言ってしまうこと」という意味です。
「言い漏らす」は、「言うべきことを抜かして言いそびれてしまうこと」という意味です。
2つは全く違う意味なので覚えておきましょう。
「言葉を漏らす」の類語や言い換え
「言葉を漏らす」の類語を紹介します。
- 「ポロッと言う」【ぽろっという】
- 「呟く」【つぶやく】
「ポロッと言う」【ぽろっという】
「思わず口に出して言ってしまうこと」という意味です。
「呟く」【つぶやく】
「小さい声で独り言を言う」という意味ですが、最近では「ネット上でツイートする」という意味でも使われます。
「言葉を漏らす」を使った例文と意味を解釈
「言葉を漏らす」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「言葉を漏らす」を使った例文1
- 「言葉を漏らす」を使った例文2
「言葉を漏らす」を使った例文1
「相手の説明に矛盾を感じてついツッコミの言葉を漏らした」
相手の説明に食い違っている点があったので、「何それ」など、ついツッコミを入れてしまったことを表しています。
「言葉を漏らす」を使った例文2
「コンサートに感動して溜息と共に言葉を漏らした」
クラシックなどのコンサートに行き、感動のあまりに溜息まじりに「素晴らしい」などと言ったことを表しています。
「言葉を漏らす」は「ついうっかりと思っていたことを口に出してしまうこと」です。
思わずひとこと呟いてしまった時などに使いましょう。