「弱きを助け強きを挫く」とは!意味や使い方!言い換えと解釈
映画やドラマなどで「弱きを助け強きを挫く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や使い方などについて紹介します。
目次
- 「弱きを助け強きを挫く」の意味
- 「弱きを助け強きを挫く」の表現の使い方
- 「弱きを助け強きを挫く」を使った例文と意味を解釈
- 「弱きを助け強きを挫く」の類語
「弱きを助け強きを挫く」の意味
「弱きを助け強きを挫く」の意味は、「弱い者を救い、横暴なものを成敗すること」です。
弱い者がしいたげられている時に現われて、痛めつけている強いものをやっつけることを言います。
その行為をする人は腕力が強かったり、誰もが言うことを聞く様な肩書を持っているのが特徴です。
- 「弱きを助け強きを挫く」の読み方
- 「弱きを助け強きを挫く」の由来
「弱きを助け強きを挫く」の読み方
「弱きを助け強きを挫く」野読み方は、「よわきをたすけつよきをくじく」になります。
「挫く」という読み方が難しいので平仮名表記されることも多くあります。
「弱きを助け強きを挫く」の由来
「弱きを助け強きを挫く」は、ことわざではなく任侠の世界での風潮を表した言葉です。
「任侠」というと、「やくざ」「暴力団」と同じと思われますが、「仁義を重んじて、困っている人や苦しんでいる人を助ける為に、自己犠牲を惜しまずに行動する気風のことを言います。
集団を表す言葉ではなく、その様な精神を表す言葉で、法の及ばない世界において弱い者にとっては必要な存在になっています。
「弱きを助け強きを挫く」の表現の使い方
「弱きを助け強きを挫く」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 善悪は関係ない
文法的な使い方
「弱きを助け強きを挫く」は格言であり、独立した使い方をします。
「弱きを助け強きを挫くの精神」など使われることもありますが、単独で使われることが多くなります。
善悪は関係ない
「弱きを助け強きを挫く」は、弱い者が善、悪いものは悪という訳ではありません。
善悪は関係なく弱くて困っている者を助けること自体を表します。
従って、「弱きを助け強きを挫く」という行為が正しいとも限りません。
「弱きを助け強きを挫く」を使った例文と意味を解釈
「弱きを助け強きを挫く」の意味を解釈します。
- 「弱きを助け強きを挫く」を使った例文1
- 「弱きを助け強きを挫く」を使った例文2
「弱きを助け強きを挫く」を使った例文1
「弱きを助け強きを挫くの精神でケンカに加勢してボコボコにされた」
ケンカで負けている人を助けようとして中に入り、返ってボコボコにされてしまったことを表しています。
「弱きを助け強きを挫く」を使った例文2
「会社にも弱きを助け強きを挫くという人が現れて欲しい」
会社に、威張っている上司を懲らしめてくれる人がいればいいのにと言っています。
「弱きを助け強きを挫く」の類語
「弱きを助け強きを挫く」の類語を紹介します。
- 「勧善懲悪」【かんぜんちょうあく】
- 「正義の味方」【せいぎのみかた】
「勧善懲悪」【かんぜんちょうあく】
「善良な人や良い行いを奨励して、悪い人や悪い行いをこらしめること」という意味です。
「正義の味方」【せいぎのみかた】
「正しいことや正しい行いをする人に味方をする強い人のこと」という意味です。
「弱きを助け強きを挫く」は、「弱い者を救い、横暴なものを成敗すること」という意味です。
正義心が強い人に対して使いましょう。