「ドジを踏む」とは!意味や使い方!言い換えと解釈
日常会話や映画・ドラマまどで「ドジを踏む」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「ドジを踏む」の意味
- 「ドジを踏む」の表現の使い方
- 「ドジを踏む」を使った例文と意味を解釈
- 「ドジを踏む」の類語
「ドジを踏む」の意味
「ドジを踏む」の意味は以下の2つです。
1つ目は「目的や手段を誤ってしまい、悪い結果に繋がってしまうこと」という意味です。
ものごとを進める時に、正しく判断できずに間違った方向へ進めてしまい、失敗することを言います。
2つ目は「普通はやらない様な大失敗をすること」という意味です。
本来ありえない様なバカなことをついうっかりとやってしまい、元も子もなくなってしまうことを言います。
- 「ドジを踏む」の読み方
- 「ドジ」の語源・由来
「ドジを踏む」の読み方
「ドジを踏む」の読み方は「どじをふむ」になります。
「ドジ」に漢字表記はないので、このまま覚えましょう。
「ドジ」の語源・由来
「ドジ」の語源・由来は以下の3つがあります。
1つ目は「鈍くて遅れる」という意味の「鈍遅(どんち)」が変化したという説です。
因みに「遅鈍(ちどん)」という言葉は「行動などがのろくてにぶいこと」という意味です。
2つ目は「ものごとをやりそこなう」という意味の「とちる」が変化したという説です。
「とち」はトチノキ(栃の木)の実である「栃の実」のことで、この実を入れて麺を作る時には、急いで伸ばさないとすぐに固まってしまうものでした。
そこで麺を作る時の忙しい様子を「とちめく」と言う様になったのです。
そこから「あわえる・うろたえる」→「間違える」という意味になり、「とちる」という言葉に変化しました。
3つ目は「相撲で土俵の外に出て負けることを『土地を踏む』と言った事から」という説です。
「ドジを踏む」の表現の使い方
「ドジを踏む」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- つまらない間違いをした時に使う
文法的な使い方
「ドジを踏む」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「ドジを踏み」「ドジを踏んで」になります。
つまらない間違いをした時に使う
「ドジを踏む」は、本来ならばやらない様なつまらないミスをした時に使います。
つまらないミスなのに、大きな失敗につながってしまった時の表現です。
「ドジを踏む」を使った例文と意味を解釈
「ドジを踏む」を使った例文と意味を解釈します。
- 「ドジを踏む」を使った例文1
- 「ドジを踏む」を使った例文2
「ドジを踏む」を使った例文1
「犯行現場に財布を落とすというドジを踏んで捕まった」
犯人が現場に財布を落とし、中に入っていたカードなどから身元がバレるという間抜けな失敗をしたことを表しています。
「ドジを踏む」を使った例文2
「節電目的で電気を消したら会議室の電源まで落してしまい怒られた」
節電の為に電気を消したら会議室と電源が繋がっていて、プレゼンの最中に電気が落ちてしまい大騒ぎになってしまいました。
「ドジを踏む」の類語
ドジを踏むの類語にはどのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「ヘマをする」【へまをする】
- 「ポカをやらかす」【ぽかをやらかす】
「ヘマをする」【へまをする】
「間が抜けていること」「不注意により失敗すること」という意味です。
「ポカをやらかす」【ぽかをやらかす】
「するはずのない間抜けな失敗をすること」という意味で、「ポカ」とは「囲碁や将棋で、考えられない様な悪い手を打つこと」という意味からきています。
「ドジを踏む」は「目的や手段を誤ってしまい、悪い結果に繋がってしまうこと」「普通はやらない様な大失敗をすること」とという意味です。
間抜けなミスをした時に使いましょう。