「ご高説を賜る」とは!意味や使い方!言い換えを解釈
「ご高説を賜る」という表現は「本日は学会の著名な先生からご高説を賜りました」などの文章で使われますが、「ご高説を賜る」にはどのような意味があるのでしょうか?
「ご高説を賜る」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・言い換え」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「ご高説を賜る」の意味
- 「ご高説を賜る」の表現の使い方
- 「ご高説を賜る」を使った例文と意味を解釈
- 「ご高説を賜る」の言い換え
「ご高説を賜る」の意味
「ご高説を賜る」という表現は、「優れた意見や素晴らしい話をお聞きすること」を意味している敬語の表現です。
自分より目上の人(上司・先輩)や権威がある識者に対する尊敬の意味を示しています。
「賜る」は、「目上の人から何かを頂戴すること・いただくこと」という謙譲語の意味合いを持っています。
ただし「ご高説を賜る」という言葉は、状況や場面によっては「(本当は尊敬などしていない)相手に対する皮肉・嫌味」を示唆する場合もあるので注意が必要です。
- 「ご高説を賜る」の読み方
「ご高説を賜る」の読み方
「ご高説を賜る」の読み方は、「ごこうせつをたまわる」になります。
「ご高説を賜る」の表現の使い方
「ご高説を賜る」の表現の使い方を紹介します。
「ご高説を賜る」の表現の使い方は、「優れた意見やありがたい話を聞かせてもらった場合」に使うという使い方になります。
ただし一般的な会話で使うには「過剰に丁寧な表現」なので、逆に「本当は尊敬していない相手に対する嫌味のニュアンス」で使われる場合も多くあります。
「ご高説を賜る」を使った例文と意味を解釈
「ご高説を賜る」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「ご高説を賜る」を使った例文1
- 「ご高説を賜る」を使った例文2
「ご高説を賜る」を使った例文1
「先生の見識に裏打ちされたご高説を賜ることができて、今日は本当に勉強になりました」
この「ご高説を賜る」を使った例文は、「先生の見識に裏打ちされたありがたい話をお聞きすることができて」という意味を持つ文脈で、「ご高説を賜る」という表現を使っています。
「ご高説を賜る」を使った例文2
「先輩から長々とご高説を賜ったが、貴重な時間を無駄にしてしまっただけのようにも思います」
この「ご高説を賜る」を使った例文は、「ご高説を賜る」という表現を、「先輩から長々と優れたご意見(本当は取るに足らないとしか思えない話)を聞くことになったが」の意味合いで使用しています。
「ご高説を賜る」の言い換え
「ご高説を賜る」の言い換えを紹介して、その意味を説明していきます。
- 「ご高説を拝聴する」【ごこうせつをはいちょうする】
- 「卓説を拝聴する」【たくせつをはいちょうする】
「ご高説を拝聴する」【ごこうせつをはいちょうする】
「ご高説を賜る」という表現は、「ありがたい素晴らしい話を拝聴すること」を意味しています。
謙譲語の「拝聴」には、「話をお聞きする」の意味合いがあります。
その意味から、「ご高説を賜る」はほぼ同じような意味を持つ「ご高説を拝聴する」という表現に言い換えられます。
「卓説を拝聴する」【たくせつをはいちょうする】
「卓説を拝聴する」という表現は、「卓越した素晴らしいご意見をお聞きすること」を意味しています。
この意味合いから、「素晴らしい意見を拝聴する」を示す「ご高説を賜る」の言い換えとして、「卓説を拝聴する」という表現が上げられます。
この記事で紹介した「ご高説を賜る」の表現には、「優れた素晴らしい意見(話)をお聞きすること」などの意味があります。
「ご高説を賜る」の類語・類義語として、「ご高説を拝聴する」「卓説を拝聴する」などがあります。
「ご高説を賜る」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。