「信憑性に欠ける」とは!意味や使い方!類語と解釈
ビジネスや日常会話で「信憑性に欠ける」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「信憑性に欠ける」の意味
- 「信憑性に欠ける」の表現の使い方
- 「信憑性に欠ける」を使った例文と意味を解釈
- 「信憑性に欠ける」の類語
「信憑性に欠ける」の意味
「信憑性に欠ける」意味は以下の2つです。
1つ目は「そのものごとに対して本当であるという決め手がないこと」という意味です。
真実だろうと思う気持ちはあるものの、100%そうであると思うには決定的な理由が足りないことを言います。
2つ目は「そのものごとに対して信頼できないと思うこと」という意味です。
信じたい気持ちはあるものの、どこか怪しい部分がある、胡散臭いと思うことを言います。
- 「信憑性に欠ける」の読み方
- 「信憑性に欠ける」を分解して解釈
「信憑性に欠ける」の読み方
「信憑性に欠ける」は「しんぴょうせいにかける」と読みます。
「信憑性」という読み方が難しいので「信ぴょう性」と平仮名表記されることもありますが、これを機に覚えてしまいましょう。
「信憑性に欠ける」を分解して解釈
「信憑性に欠ける」は「信憑性+に(助詞)+欠ける」で成り立っています。
「信憑性」は、「間違いないと思える度合いや程度のこと」という意味です。
「欠ける」は、「硬いものの一部が壊れて取れる」「揃っているべきものの一部が抜けている」「有って当然なものが不足している」「するべきことがおろそかになる」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「間違いないと思える程度が不足している」「信じて当然という程度ではない」という意味で使われています。
「信憑性に欠ける」の表現の使い方
「信憑性に欠ける」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「信憑性」と「信頼性」の使い分け
文法的な使い方
「信憑性に欠ける」は、動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
「信憑性に欠けた〇〇」と名詞を修飾する言葉としても使われます。
「信憑性」と「信頼性」の使い分け
「信憑性」と似た意味の言葉に「信頼性」があります。
「信憑性」は、「そのものごとを信じる根拠や判断する度合い」という意味があります。
「信頼性」は、「そのものごとを信用して任せられる度合い」という意味です。
同じ「度合い」でも、自分の内面的なものか、相手と関係に影響するものか、という違いがあります。
「信憑性に欠ける」を使った例文と意味を解釈
「信憑性に欠ける」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「信憑性に欠ける」を使った例文1
- 「信憑性に欠ける」を使った例文2
「信憑性に欠ける」を使った例文1
「人の話だけでは信憑性に欠ける」
人の話を聞いただけでは、そのものごとを信じる根拠にならないと言っています。
「信憑性に欠ける」を使った例文2
「あまりに上手い話で信憑性に欠ける」
「相手の言うことがあまりにもよく出来過ぎていて、信用できないことを表しています。
「信憑性に欠ける」の類語
「信憑性に欠ける」の類語を紹介します。
- 「当てにならない」【あてにならない】
- 「不確か」【ふたしか】
「当てにならない」【あてにならない】
「期待できないこと」という意味です。
「不確か」【ふたしか】
「あやふやで信じられないこと」という意味です。
「信憑性に欠ける」は「そのものごとに対して本当であるという決め手がないこと」「そのものごとに対して信頼できないと思うこと」という意味です。
イマイチ信用できない、と思った時に使いましょう。