「迷惑千万」の意味とは!使い方や由来まで詳しく解釈
日常会話やドラマ・映画などで「迷惑千万」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「迷惑千万」の意味
- 「迷惑千万」の表現の使い方
- 「迷惑千万」を使った言葉と解釈
- 「迷惑千万」の類語と解釈
- 「迷惑千万」の由来
「迷惑千万」の意味
「迷惑千万」の意味は、「この上なく迷惑であること、またはその様子」です。
相手がした行為の結果として、自分が著しく不利益になったり、困った状態になることを言います。
非常に迷惑を受けたことで相手を非難したり、第三者に愚痴を言う時の表現です。
- 「迷惑千万」の読み方
「迷惑千万」の読み方
「迷惑千万」の読み方は「めいわくせんばん」になります。
「千万」を「せんまん」と読み間違わない様にしましょう。
「迷惑千万」の表現の使い方
「迷惑千万」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 相手を非難する時に使う
文法的な使い方
「迷惑千万」は、名詞又は形容動詞であり、文末に使う時には「迷惑千万だ・である」になります。
この言葉だけでも意味が通じるので、単独で使われることも多くあります。
相手を非難する時に使う
「迷惑千万」は、「この上なく迷惑だ」と相手を非難する時に使う言葉です。
ビジネスなどでうっかり使ってしまうと相手との関係が悪くなるので注意しましょう。
「迷惑千万」を使った言葉と解釈
「迷惑千万」を使った言葉と解釈を紹介しhます。
- 「迷惑千万を許さない」
- 「迷惑千万この上ない」
「迷惑千万を許さない」
「甚だしく迷惑をかけられて困り果ててしまい、とても相手を許せない心理状態」になっている時の言葉です。
こちらは人気TVアニメの主題歌のワンフレーズであることから使われる様になりました。
「迷惑千万この上ない」
「迷惑千万」という言葉自体が「この上なく迷惑である」という意味ですので、「迷惑千万この上ない」は意味が重複している文になります。
あまりにも迷惑で憤慨している時につい誤用してまう人が多いのですが、正しくは「迷惑この上ない」です。
「迷惑千万」の類語と解釈
「迷惑千万」の類語と解釈を紹介します。
- 「大顰蹙」【だいひんしゅく】
- 「迷惑至極」【めいわくしごく】
「大顰蹙」【だいひんしゅく】
「非常に不快であり、眉をひそめる程であること」という意味です。
「迷惑至極」【めいわくしごく】
「人のせいで面倒な目にあい、この上なく困ること」という意味です。
「迷惑千万」の由来
「迷惑千万」は「迷惑」と「千万」が組み合わさってできた言葉です。
「迷惑」は仏教用語で、「人の心が迷い戸惑う」という意味で、ものごとが原因なこともあれば、自分が原因である時も表していました。
次第に他人が原因である時に使われる様になり、意味も「不快にされる」「面倒をこうむる」に変わっていきました。
「千万」は「とにかく数が多い」という意味で、転じて「色々」「様々」という意味や、接尾語として前の言葉を強調する意味で使われるなりました。
これらの由来から、「迷惑千万」という言葉ができたのです。
「迷惑千万」は「この上なく迷惑であること、またはその様子」という意味です。
人に対して非難する言葉ですので、慎重に使いましょう。