「親のエゴ」の意味とは!類語や例文!
日常会話やネット記事などで「親のエゴ」という言葉が使われることがあります。
一帯どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「親のエゴ」とは?意味
- 「親のエゴ」の表現の使い方
- 「親のエゴ」を使った例文と意味を解釈
- 「親のエゴ」の類語や類義語
「親のエゴ」とは?意味
「親のエゴ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「親は子供にとって絶対的な存在であると思い込むこと」という意味です。
子供は親の命令には全て従わなければならないと考えて、主従の様な関係を作ることを言います。
この関係が崩れると子供に対し虐待をしたり、育児放棄をする様になってしまうのです。
2つ目は「子供の為に良かれと思い、子どもの意見を無視して習い事をさせたり、進路を決めること」という意味です。
「こうすればあなたは幸せになれる」を口癖に、嫌がる子供に無理矢理習い事をさせたり、進学先を決めたりします。
子供は親に従っているうちに、自立心がなくなってしまい、人に依存なければ生きられなくなってしまうのです。
「エゴ」とは
「エゴ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「自我」で、「自分の意識として持っているもの」という意味です。
2つ目は「利己主義」で、「自分の利益や快楽だけを考えて行動すること」という意味です。
「利己主義」は「エゴイズム」、「利己主義者」は「エゴイスト」と呼ばれます。
「親のエゴ」の表現の使い方
「親のエゴ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味ばかりではない
文法的な使い方
「親のエゴ」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「親のエゴだ・である」になります。
「親のエゴで~させる」という表現で使われることも多くあります。
悪い意味ばかりではない
「親のエゴ」は、親という権力により子供を支配するという意味の言葉ですが、悪い意味ばかりではありません。
スポーツ選手などは、小さい頃から親が一生懸命サポートすることにより夢を持ち、叶えられるのです。
「親のエゴ」を使った例文と意味を解釈
「親のエゴ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「親のエゴ」を使った例文1
- 「親のエゴ」を使った例文2
「親のエゴ」を使った例文1
「習い事を色々させたが親のエゴだった」
子どもに期待して色々と習い事をたけれども、本人にやる気がなく親が自分の勝手な思い込みだったことを表しています。
「親のエゴ」を使った例文2
「親のエゴで厳しく育てられた」
親が「子供は小さいうちからしっかりしつけるべきだ」と考えて、暴力を振るうなどして育てられたことを表しています。
「親のエゴ」の類語や類義語
「親のエゴ」の類語や類義語を紹介します。
- 「教育ママ」【きょういくまま】
- 「過保護」【かほご】
「教育ママ」【きょういくまま】
「子供を一流大学に入れて一流企業に勤めさせる為に、小さい頃から勉強をさせる母親」という意味で、70年代頃に流行った言葉です。
「過保護」【かほご】
「子供が可愛いあまりに何にでも口出し・手出しをしてしまい、自立できない子供に育ててしまうこと」という意味です。
「親のエゴ」は「親は子供にとって絶対的な存在であると思い込むこと」「子供の為に良かれと思い色々と決めること」という意味があります。
親としてこうするべきだと思い込んでいる人に使いましょう。