「背を向ける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「背を向ける」という表現は「彼は急に仲間に対して背を向けるようになりました」などの文章で使われますが、「背を向ける」にはどのような意味があるのでしょうか?
「背を向ける」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「背を向ける」の意味
- 「背を向ける」の表現の使い方
- 「背を向ける」を使った例文と意味を解釈
- 「背を向ける」の類語や類義語
「背を向ける」の意味
「背を向ける」という表現は、「物理的に後ろ側を向くこと」を意味しています。
その「後ろを向く」という意味が転じて、「背を向ける」という言葉には、「物事・相手に対して興味関心がないというような態度を取ること」や「今まで親しかった相手から離れたりそむいたりすること」という意味合いも生まれました。
- 「背を向ける」の読み方
「背を向ける」の読み方
「背を向ける」の読み方は、「せをむける」になります。
「背を向ける」の表現の使い方
「背を向ける」の表現の使い方を紹介します。
「背を向ける」の表現の使い方は、「相手に対して何の興味関心もないといった態度・反応を示す場合」や「今まで一定の関係があった相手にそむく場合(相手から離れる場合)」に使うという使い方になります。
例えば、「彼女は人生の重要な課題に対して背を向けていたのです」といった文章で、「背を向ける」の表現を使うことができます。
また「背を向ける」という表現は、「物理的に相手に対して背中側を見せる時・後ろを向く時」にも使用することができます。
「背を向ける」を使った例文と意味を解釈
「背を向ける」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「背を向ける」を使った例文1
- 「背を向ける」を使った例文2
「背を向ける」を使った例文1
「彼は長期間にわたって世の中に背を向けて生きてきたので、社会人として再就職するまでには相当な困難がありました」
この「背を向ける」を使った例文は、「背を向ける」という表現を、「彼は長期間にわたって世の中に興味関心のない態度を取って生きてきたので」という意味を持つ文脈で使っています。
「背を向ける」を使った例文2
「その事件が起こった時、私は事件現場に背を向けていたので、犯人の顔をしっかり確認することができませんでした」
この「背を向ける」を使った例文は、「私は事件現場に対して背中を見せて後ろ向きになっていたので」という意味合いで、「背を向ける」の表現を使用しています。
「背を向ける」の類語や類義語
「背を向ける」の類語や類義語を紹介します。
- 「無関心になる」【むかんしんになる】
- 「鼻にもかけない」【はなにもかけない】
「無関心になる」【むかんしんになる】
「背を向ける」という表現は、「物事・相手に対して無関心な冷たい態度を取ること」や「一定の関係がある相手から離れてそむくこと」を意味しています。
その意味合いから、「背を向ける」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「無関心になる」の表現を指摘できます。
「鼻にもかけない」【はなにもかけない】
「鼻にもかけない」という慣用句の表現は、「その相手に対してまともに取り合わないこと」や「その相手のことをまったく気にかけない態度を取ること」を意味しています。
これらの意味から、「鼻にもかけない」という慣用句の表現を、「相手に対して興味のない態度を取る・相手から離れてそむく」を意味する「背を向ける」の類義語として解釈できます。
この記事で紹介した「背を向ける」の表現には、「相手・物事に対して興味のない態度を示す」や「物理的に後ろ向きになる」、「一定の関係がある相手にそむく」などの意味があります。
「背を向ける」の類語・類義語として、「無関心になる」「鼻にもかけない」などがあります。
「背を向ける」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。