「重箱の隅をつつく」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「重箱の隅をつつく」という表現は「あの人は重箱の隅をつつくようにして、相手の短所を指摘してきます」などの文章で使われますが、「重箱の隅をつつく」にはどのような意味があるのでしょうか?
「重箱の隅をつつく」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「重箱の隅をつつく」の意味
- 「重箱の隅をつつく」の表現の使い方
- 「重箱の隅をつつく」を使った例文と意味を解釈
- 「重箱の隅をつつく」の類語や類義語
「重箱の隅をつつく」の意味
「重箱の隅をつつく」という慣用句の表現は、「物事のどうでもいいような些細な部分ばかりにわざと注目して、批判したり注意したりすること」や「非常に細かい部分にまで注意・神経が行き届いているさま」を意味しています。
「重箱」とは「料理を詰める箱型の容器」であり、その箱の四隅を爪楊枝でつつくように注意・神経が細かいことに由来しています。
「重箱の隅をつつく」というのは、「物事・人物の取るに足らない細かいことばかりを取り上げて、あれこれ難癖をつけること」を意味している慣用句なのです。
- 「重箱の隅をつつく」の読み方
「重箱の隅をつつく」の読み方
「重箱の隅をつつく」の読み方は、「じゅうばこのすみをつつく」になります。
「重箱の隅をつつく」の表現の使い方
「重箱の隅をつつく」の表現の使い方を紹介します。
「重箱の隅をつつく」の表現は、「人物や物事のどうでもいいような細かい部分を指摘して批判したり文句を言ったりする場合」に使うという使い方になります。
例えば、「彼女は重箱の隅をつつくようなことばかり言っていたので、周囲の友人から煙たがられていました」などの文章で使うことができます。
「重箱の隅をつつく」を使った例文と意味を解釈
「重箱の隅をつつく」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「重箱の隅をつつく」を使った例文1
- 「重箱の隅をつつく」を使った例文2
「重箱の隅をつつく」を使った例文1
「学級委員長は重箱の隅をつつくようにして、教室の掃除の不十分な点を指摘しました」
この「重箱の隅をつつく」を使った例文は、「学級委員長はどうでもいいような細かい所を取り上げて、教室の掃除の不十分な点を指摘した」ということを意味しています。
「重箱の隅をつつく」を使った例文2
「揚げ足取りで重箱の隅をつつくような注意をしてくる部長は、みんなから嫌われていました」
この「重箱の隅をつつく」を使った例文は、「揚げ足取りで取るに足らない些細なことまで口うるさく注意をしてくる部長は」という意味で、「重箱の隅をつつく」の表現を使っています。
「重箱の隅をつつく」の類語や類義語
「重箱の隅をつつく」の類語や類義語を紹介します。
- 「粗探しをする」【あらさがしをする】
- 「神経が細かい」【しんけいがこまかい】
「粗探しをする」【あらさがしをする】
「重箱の隅をつつく」という表現は、「あえて細かい部分を指摘して、人の粗探しをすること」を意味しています。
「粗探しをする」というのは、「相手の短所・欠点を敢えて意識して探すこと」を意味する表現です。
その意味から、「重箱の隅をつつく」と良く似た類義語として、「粗探しをする」の表現を指摘できます。
「神経が細かい」【しんけいがこまかい】
「重箱の隅をつつく」という言葉は、「取るに足らない些細なところにまで、神経が細かく行き届くさま」を意味しています。
「神経が細かい」とは、「物事に対して非常に繊細な感受性や注意力を持っていること」を意味する表現です。
これらの意味から、「神経が細かい」の表現を、「重箱の隅をつつく」と近い意味を持つ類語として解釈できます。
この記事で紹介した「重箱の隅をつつく」の表現には、「物事のどうでもいいような些細な部分ばかりにわざと注目して口うるさく言うこと」などの意味があります。
「重箱の隅をつつく」の類語・類義語として、「粗探しをする」「神経が細かい」などがあります。
「重箱の隅をつつく」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。