「ギブアップ寸前」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「ギブアップ寸前」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「ギブアップ寸前」の意味
- 「ギブアップ寸前」の表現の使い方
- 「ギブアップ寸前」を使った例文と意味を解釈
- 「ギブアップ寸前」の類語や類義語
「ギブアップ寸前」の意味
「ギブアップ寸前」の意味は、以下の2つです。
1つ目は「試合でこれ以上耐え切れずに降参する直前の状態」という意味で、格闘技などのスポーツで、「これ以上戦えない」と思って審判に負けを認めようと思っている状態を言います。
2つ目は「ものごとに対して今にも諦めてしまいそうな頃合いのこと」で、目的を達成する為に行動していた時に、トラブルが起きたり、精神的・肉体的に辛いあまりに「これ以上進められない」と思い、諦めようと思うことを言います。
- 「ギブアップ寸前」の読み方
- 「ギブアップ寸前」を分解して解釈
「ギブアップ寸前」の読み方
「ギブアップ寸前」の読み方は、「ぎぶあっぷすんぜん」になります。
「ギブアップ」は日本語にもなっているので覚えておきましょう。
「ギブアップ寸前」を分解して解釈
「ギブアップ寸前」は「ギブアップ+寸前」で成り立っています。
「ギブアップ」は英語の「give up」が日本語化した言葉で、「諦めてやめる」「降参する」という意味です。
プロレスではもうそれ以上耐えられない時に「ギブアップ」と言えば、負けが認められて試合は終わります。
他のスポーツにおいても負けを認める表現として使われ、最近ではスポーツ以外のあらゆるシーンで使われる様になっています。
「寸前」は「あることが起こる直前」「ある物に達する直前」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「諦めてやめる直前」という意味で使われています。
「ギブアップ寸前」の表現の使い方
「ギブアップ寸前」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- まだやめてはいない状態
文法的な使い方
「ギブアップ寸前」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「ギブアップ寸前だ・である」になります。
特定の状態を表す言葉で使い方が限られているので、変化形はありません。
まだやめてはいない状態
「ギブアップ寸前」は「寸前」が付いているので、ほぼ諦めている状態でもまだ完全にやめた訳ではありません。
「もうダメだ」と思った瞬間に使われますが、中には大どんでん返しが起きる可能性もあるのです。
「ギブアップ寸前」を使った例文と意味を解釈
「ギブアップ寸前」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「ギブアップ寸前」を使った例文1
- 「ギブアップ寸前」を使った例文2
「ギブアップ寸前」を使った例文1
「彼がギブアップ寸前なので、手が空いている人は手伝ってあげて欲しい」
締め切りに間に合わず諦めかけている人がいるので、皆で手伝ってあげようと、上司や先輩が呼びかけています。
「ギブアップ寸前」を使った例文2
「プロレスでギブアップ寸前だと思ったら起き上がって技をかけた」
プロレスで、もう降参するだろうと思っていたレスラーが起き上がり、敵に技をかけたことを表しています。
「ギブアップ寸前」の類語や類義語
「ギブアップ寸前」の類語や類義語を紹介します。
- 「手も足も出ない」【てもあしもでない】
- 「歯が立たたない」【はがたたない】
「手も足も出ない」【てもあしもでない】
「力が及ばずもはや施す手段が全くない状態」という意味です。
「歯が立たたない」【はがたたない】
「相手が自分よりも遥かに能力が高く、どうにも対応できないこと」という意味です。
「ギブアップ寸前」は「試合でこれ以上耐え切れずに降参する直前の状態」「ものごとに対して今にも諦めてしまいそうな頃合いのこと」という意味があります」
「もうダメだ」と思った時に使いましょう。