「手も足も出ない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「手も足も出ない」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「手も足も出ない」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「手も足も出ない」とは?意味
- 「手も足も出ない」の表現の使い方
- 「手も足も出ない」を使った例文と意味を解釈
- 「手も足も出ない」の類語や類義語
「手も足も出ない」とは?意味
「手も足も出ない」というのは「力が及ばずどうしようもない」、「施す手段がない」という意味です。
自分の力をはるかに超えていてどうしようもできない、徹底的に叩きのめされる様子、などという意味であり、「完膚無きまで」「ぐうの音も出ない」などと言われることもあります。
例えば、受験をするときにどう考えても解けないような難しい問題が出たら、「この受験問題はても足も出なかった」などと感じることがあるかもしれません。
- 「手も足も出ない」の読み方
「手も足も出ない」の読み方
「手も足も出ない」の読み方は、「てもあしもでない」になります。
日常的にも使える表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「手も足も出ない」の表現の使い方
「手も足も出ない」の表現の使い方を紹介します。
赤ちゃんが生まれると、お母さんやお父さんは赤ちゃんのお世話で忙しくなります。
今までキャリアを積み、仕事で成功してきた人であっても、赤ちゃんが生まれてすぐはどのように赤ちゃんを泣きやませたら良いのか分からないということもあるのではないでしょうか。
むしろ、仕事においては不可能な事は無いのに、赤ちゃんに関してはわからないことが多すぎる、しかも誰も教えてくれるわけでは無いから自分たちで考えていかなければならない、と思った時、「赤ちゃんには手も足も出ない」と感じてしまうのではないでしょうか。
「手も足も出ない」を使った例文と意味を解釈
「手も足も出ない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「手も足も出ない」を使った例文1
- 「手も足も出ない」を使った例文2
「手も足も出ない」を使った例文1
「彼との剣道の試合は手も足も出なかったよ」
試合をする時など、相手が強すぎて全く勝負にならなかった、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
勝ち目がない、どれだけ頑張っても勝てるわけがない、と持った試合の場合、「手も足も出ない試合だった」と表現することが可能です。
「手も足も出ない」を使った例文2
「どれだけキャリアがある人でも、赤ちゃん相手では手も足も出ないね」
先ほども少し触れましたが、どれだけキャリアがあったとしても、赤ちゃんが相手となると理屈が通じないと感じる人も多いのではないでしょうか。
たとえ今まで幼稚園教諭や保育士として仕事をしていたとしても、いざ自分の子供が生まれたらどうしたら良いのかわからないことがあるとも言われています。
理由がなく赤ちゃんが泣いたら、赤ちゃんを泣き止ませるために何時間も抱っこしなければいけないこともあります。
そのため、どのような知識があったとしても赤ちゃん相手では「手も足も出ない」、と感じるのではないでしょうか。
「手も足も出ない」の類語や類義語
「手も足も出ない」の類語や類義語を紹介します。
- 「完膚無きまで」【かんぷなきまで】
- 「ぐうの音も出ない」【ぐうのねもでない】
「完膚無きまで」【かんぷなきまで】
「完膚無きまで」というのは100%、徹底的に打ちのめす、という意味になります。
「完膚」というのは傷のない完全な肌を指しており、無傷なところがないほど徹底的にやり込めるという意味になります。
「ぐうの音も出ない」【ぐうのねもでない】
「ぐうの音も出ない」というのは全く反論や弁解などが不可能であるという状態を指しています。
一言も弁解や反論できない時に使われます。
「手も足も出ない」という表現は日常会話でも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
もしもそのような状態に陥ったら、次の機会までに力をつけておきたいものです。