「築き上げる」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「築き上げる」は、2つの使い方ができる言葉です。
目次
- 「築き上げる」の意味とは?
- 「築き上げる」の表現の使い方
- 「築き上げる」を使った例文と意味を解釈
- 「築き上げる」の類語と解釈
「築き上げる」の意味とは?
「築き上げる」の1つ目の使い方は、誰かしらの人物、またはどこかの組織との関係をこの「築き上げる」と用います。
そのように使った場合、意味は「友好な関係になる」こととなり、「絆」が作られることだと言い換えることができます。
もう1つは、建築物を立派に作ることで、こちらの場合はそれなりの規模のものが対象になります。
大きなビルや川を渡る為の橋などがその例で、一般的な2階建ての家やちょっとした小屋というレベルではあまり使わない表現です。
- 「築き上げる」の読み方
「築き上げる」の読み方
「築き上げる」は、「きずきあげる」と読んでください。
口語では問題なく読めると思いますが、この読みを記述する際には「きづきあげる」としないように注意が必要です。
この読み方の記述が漢字検定4級の問題として出題されたことがあります。
「築き上げる」の表現の使い方
「築き上げる」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は先のように、誰かや組織と良好な関係を結ぶ際、または建築物に対して使われます。
どちらも最後までそれを完成させるという解釈になり、そこまで行うことの表現になりますが、まだその途中だという使い方をすることもできます。
「築き上げる」を使った例文と意味を解釈
「築き上げる」を使った例文と、その意味の解釈になります。
人や組織との関係、建築物の両方に使っている例を挙げていきます。
- 「築き上げる」を使った例文1
- 「築き上げる」を使った例文2
「築き上げる」を使った例文1
「ようやくあの会社とのいい関係を築き上げることができた」
その会社とビジネスでいい関係になることができたと使っています。
ビジネスは1社だけで行える訳ではないので、このような会社を作っていくことが大切になるでしょう。
「築き上げる」を使った例文2
「さすがに大手ゼネコンだけあって、これだけのビルを僅か1年で築き上げた」
大手ゼネコンと言えど、実際に作業をするのはその下請けや孫請けの会社が多いのは周知の事実ですが、工期の管理などについてはさすがだと言えるのかも知れません。
「築き上げる」の類語と解釈
「築き上げる」と同様の意味で使える言葉になります。
これらに置き換えて使っても意味はほとんど変わりません。
- 「作り上げる」【つくりあげる】
- 「構築する」【こうちくする】
「作り上げる」【つくりあげる】
「築き上げる」と同様に、関係、建築物ともに用いることができる表現です。
意味もほぼ一緒ですが、「築き上げる」の方が若干それが強調できると考えてください。
「構築する」【こうちくする】
そのまま「築き上げる」と置き換えられる言葉で、意味合いも同じだと考えて構いません。
「築き上げてきた」は「構築してきた」、「築き上げることができた」も「構築することができた」と言い換えることができます。
「築き上げる」という表現は、いい関係やその対象を立派に完成させることだと解釈すれば問題ありません。