「種々雑多」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「種々雑多」は、英語で言い換えた表現の方が有名かも知れません。
目次
- 「種々雑多」の意味とは?
- 「種々雑多」の表現の使い方
- 「種々雑多」を使った例文と意味を解釈
- 「種々雑多」の類語と解釈
「種々雑多」の意味とは?
「種々雑多」とは、色々なものが入り混じっている様の表現です。
基本的には種類も全く違うものが入り乱れているという場合に使う言葉ですが、カテゴリーが同じで雑にあれこれと混じっている場合にも使うことができます。
例えば、文房具が雑に詰まっている箱を見て、「こんなに種々雑多になっていたら見付からないよ」といったような使い方がそれで、文房具という同じカテゴリーではありますが、はさみやテープ、定規といった種類が違うものが入り乱れているので問題のない使い方になります。
- 「種々雑多」の読み方
「種々雑多」の読み方
「種々雑多」は、「しゅじゅざった」と読んでください。
この読み方で多い間違えが、「しゅしゅざった」と読んでしまうことです。
「種々」は「しゅしゅ」と読めなくもありませんが、日本語としてそのような読み方はなく、それだけで使われる場合にも「しゅじゅ」と読むので注意してください。
「種々雑多」の表現の使い方
「種々雑多」の表現の使い方を紹介します。
先のように、ある程度色々なものが混じっているという状態に対して使う言葉で、一種類のものだけという場合には使いません。
そちらの例としては、色々なゲームカードが入り混じっていて必要なものが見付からないという場合で、一種類のゲームのカードだけであれば、この「種々雑多」とは言わず、色々なゲームカードが混在している状態なら使えるといった具合になります。
「種々雑多」を使った例文と意味を解釈
「種々雑多」を使った例文と、その意味の解釈になります。
このような時に使う言葉だとよく分かるでしょう。
- 「種々雑多」を使った例文1
- 「種々雑多」を使った例文2
「種々雑多」を使った例文1
「種々雑多な業種から、どんなアルバイトをしようか悩んでいる」
「業種」が対象であれば、この言葉を使っても問題ありません。
それこそいくつもの色々な仕事があるので、「種々雑多」と呼ぶに相応しい対象です。
「種々雑多」を使った例文2
「五輪には種々雑多な外国からの観客が訪れる」
人間に対しても、色々な国籍の人という意味でこのような使い方ができます。
日本人だけで、その中の色々な人というような場合にはあまり適した表現ではありません。
「種々雑多」の類語と解釈
「種々雑多」と似た意味で使える言葉です。
2つ目の英語表現はとても有名です。
- 「多種多様」【たしゅたよう】
- 「バラエティ」【ばらえてぃ】
「多種多様」【たしゅたよう】
「種々雑多」とほとんど同じ意味で使うことができます。
こちらの言葉の方が見聞きする機会が多く、これを少し難しくした表現が「種々雑多」だと考えていいでしょう。
「バラエティ」【ばらえてぃ】
お店で色々なものが置かれている場所に「バラエティコーナー」と名前が付いているような場合も多く見られ、「種々雑多」なものが置かれているという意味になります。
その「種々雑多なものが~」は、「バラエティに富んだものが~」と言い換えることができ、英語表現ながら、こちらの方が有名な言葉だと言っていいでしょう。
「種々雑多」は、類語として紹介した2つの言葉より見聞きする機会が少ないかも知れませんが、同様の意味があると覚えておきましょう。